【プロトレーナー解説】三角筋は前部・中部・後部と大きな筋肉で、それぞれ構造の性質が違うため、鍛え方にコツがあります。三角筋の構造と筋トレメニューを徹底解説します!
三角筋とは?どんな筋肉?
筋トレでベンチプレスなどを頑張っているのですが、なかなか逞しい上半身になりません…
佐々木大地監修トレーナーからのアドバイス
NSPAパーソナルトレーナー
もしかしたら三角筋の鍛え方が足りないからかもしれませんね。
三角筋ですか?
佐々木大地監修トレーナーからのアドバイス
NSPAパーソナルトレーナー
はい。ベンチプレスでも三角筋に刺激を入れることはできますが、やはりピンポイントで鍛えることは大切です。
また、肩関節の複雑な動きに多くの役割を果たします。
・筋肉が大きい
・様々な役割をする
しかし、大きい筋肉だから力が強いかというとそうでもないです。
三角筋を鍛える上でのコツ
また、三角筋の前部・中部・後部それぞれで鍛え方の特徴が変わります。
・三角筋中部
ある程度重さがないと刺激が入らない
・三角筋前部、後部
重さは重くなくても刺激が入るが、大きな可動域を使わないと刺激が入りにくい
佐々木大地監修トレーナーからのアドバイス
NSPAパーソナルトレーナー
三角筋は少し特殊な部位ですね。各種目ごとにおすすめの回数やセットの組み方に関して次から紹介します。
【プロトレーナー解説】筋トレをすると必ず起こるのが「筋肉痛」です。筋肉痛でも筋トレをしていいのでしょうか?それとも休むべきなのでしょうか?ここでは、筋肉痛のメカニズムや、筋トレと超回復の関係、筋トレ後の筋肉痛を抑える方法などについて解説します。
三角筋全体のボリュームを作るおすすめの筋トレ3種目
一般的にショルダープレスと呼ばれる筋トレ種目のバリエーションになります。三角筋だけでなく、上腕三頭筋や僧帽筋など様々な筋肉が関与して行われる為、肩の筋トレの中では高重量を扱いやすい種目です。
シーテッドバーベルショルダープレス
<やり方>
1.75度程度のアジャストベンチをセットする
2.腹筋に力を入れて体をまっすぐに固定し、胸元までゆっくりとバーを下ろし、そのまま頭の上まで押し上げる
<注意点>
・両手の幅は肩幅より少し広くして、動作中に前腕が内側に折れて腕に刺激が逃げてしまわないようにしましょう。
スタンディングバーベルショルダープレス
しかし肩だけでなく背面のインナーマッスルや僧帽筋中部・下部、前鋸筋などを刺激できる為、肩のケガ予防や肩関節の可動域向上に役立つ非常にメリットの大きい種目です。
<やり方>
1.両手の幅を肩幅よりも少し広くし、爪先に重心をかけて腹筋に力を入れた状態でバーを持つ
2.腹筋に力を入れて身体をまっすぐにする
3.脇を閉じた状態を維持してそのままバーを上に押し上げる
4.しっかり伸びきった所からゆっくりと元の位置に戻す
<注意点>
・肘を開いてしまうとこの種目のメリットになる首・肩まわりのインナーマッスルの強化に繋がりませんので注意してください。
アーノルドプレス
<やり方>
1.リバースグリップでダンベルを肩の前に持つ
2.手首を回転させて肘を開きながらダンベルを持ち上げる
3.戻るときは逆の動きで重りを下ろしながら肘を閉じ、リバースグリップで肩の前に戻す
高重量を扱う前提の種目ではなく、肩全体を万遍無く鍛える意味で行ってください。10回~20回程度と少し多めに反復出来るように重量を設定してください。
三角筋前部の筋トレメニューのおすすめ3種目
インクラインダンベルフロントレイズ
<やり方>
1.アジャストベンチを45~60度程度にセットする
2.シートに座ってダンベルを持ち、軽く胸を張る
3.肘を軽く曲げて前方にダンベルを振り上げる
・ダンベルを振り上げるときに手幅が広いまま真っすぐにダンベルを挙上してしまうと、三角筋前部から中部に刺激が移行してしまいます。
少し内側に絞り込むような形で行うと前部に刺激を集中できます。
佐々木大地監修トレーナーからのアドバイス
NSPAパーソナルトレーナー
アジャストベンチがあれば自宅でもできるのでぜひチャレンジしてみてください!
ベントオーバーフロントレイズ
<やり方>
1.30~45度程度にベンチをセットして、背もたれにうつ伏せになる
2.肩幅でダンベルを持ち、少し外側に開く様に意識しながらダンベルと肩が平行になるところ、あるいは腕と体が一直線になるところまでダンベルを挙上する
3.ゆっくりとダンベルを下ろし切る手前まで下ろす
・ダンベルを下ろしきってしまうと三角筋前部から刺激が抜けてしまいます。下ろし切らないで次の動作に移るようにしてください。
この種目は三角筋前部の最大収縮を狙った種目ですので、出来るだけ高く持ち上げるようにしましょう。
シーテッドプレートフロントレイズ
<やり方>
1.アジャストベンチを75~90度にセットする
2.バーベルに付けるプレートあるいはダンベルの重り部分を持って体の前に持つ
体幹部が固定されるように背もたれにしっかりと両肩を付けておきましょう
3.両手が自分の額の上にくるまでプレートをを持ち上げる
フロントレイズ系の種目は基本的に高回数を狙って行います。15~20回程度を目安に重量を選択してください。
三角筋中部を様々な角度から刺激する筋トレメニュー3種目
つまり、三角筋中部を鍛えるには
・高重量種目
・低重量で高回数
の2パターンが必要になります。
サイドレイズ
佐々木大地監修トレーナーからのアドバイス
NSPAパーソナルトレーナー
ダンベルがあれば自宅でも行うことが出来る種目です。
<やり方>
1.少し前傾姿勢になり、手首を若干背屈させてダンベルを両手に持つ
2.ダンベルを身体から離れさせるように開いていく意識で持ち上げる
親指側を下に向けて小指が上を向くようにするとよいでしょう。
・ただダンベルをまっすぐ横に広げる動きにしてしまうと、三角筋前部の方に若干刺激が逃げます。少し前傾した姿勢で行うことで三角筋中部のみにしっかり刺激を集中させることが出来ます。
バーベルアップライトロウ
<やり方>
1.両手を肩幅程度に開いてバーを握る
2.軽く胸を張るようにして上半身を少し前傾させる
3.指を引っ掛けるようなイメージで、必ず肘が先行して持ち上がるようにバーを持ち上げる
ワンアームサイドレイズ
<やり方>
1.片腕にダンベルを保持してアジャストベンチのシートを立て、身体を支える
2.通常サイドレイズと同じように、若干前傾して小指を上に向けるように意識してダンベルを体から離すように動かす
どの種目においてもピラミッド式に重量をどんどん重くさせながら行うようにすると複雑な構造をしている三角筋にもしっかり刺激を入れられるでしょう。
佐々木大地監修トレーナーからのアドバイス
NSPAパーソナルトレーナー
ちなみに自分の場合はアセンディングピラミッドをよく行います。最初のウォームアップは100レップ出来る重量を選択し、そのあとは重りを2倍にして50レップ。更に2.5kgアップして40レップという流れで20レップになるまで重りを増やします。肩のような部位は極端なハイレップスで効果が出やすい方も多いはずですので、試してみる価値はあると思います。
三角筋後部も盛り上げる筋トレメニュー2つ
ベントオーバーリアレイズ
<やり方>
1.ダンベルを持って身体を床と平行あるいは15度程度の角度になるよう身体を前傾させる
アジャストベンチがあれば30度程度にセットしてうつぶせに寄りかかると上体を固定しやすくなります。
2.肘を少し曲げた状態でダンベルを持ち、横方向に両腕を広げる
回数は15~20回程度行えれば良いでしょう。
リアデルトマシン ショルダースクイーズ
<やり方>
1.ハンドルをリアデルトの2番にセットする
2.シートの横で外側を向くように立ち、腰を低くし、背骨をシートの側面に合わせるようにして体を固定する
3.ハンドルを持った時に肩とハンドルが平行になる位置に構える
4.腹筋に力を入れて体幹を固定した状態でハンドルを腕が体と一直線になるところまで開く
5.開ききった所で一瞬動きを止め、ゆっくり戻す
【あわせて読みたい】
三角筋は、肩関節における重要な筋肉であり、上肢でもっとも体積の大きな筋肉です。三角筋の働きを知るために、まずは肩関節について説明していきます。そして、三角筋について詳しい解説とストレッチ・トレーニング方法を説明していきます。