【プロトレーナー解説】背中の筋トレしていますか?背筋を鍛えることはついついおろそかになりがちですが、怪我防止だけでなく、身体全体を美しく見せる効果があるので女性にとっても非常に重要な筋肉です。自宅でダンベルなどを使って行える背中の筋トレメニューを紹介します。
背中の筋肉の重要性
大きな筋肉は、使わないでいると衰えるのが早いところです。背中の筋肉が衰えると猫背になり、脂肪がつき始めると呼吸が浅くなってしまいます。
腹筋とともに背筋を鍛えることで若さを保つことができます。お腹は自分の目で見えるため腹筋は鍛えても、背筋は自分で見えないので鍛えることがおろそかになりがちです。「最近ジャケットがきつくなってきたな」などと感じたら背中に肉がついてきた証拠です。
背中の筋肉の構成|僧帽筋・広背筋・脊柱起立筋
僧帽筋の筋トレメニュー
僧帽筋は首から肩にかけての筋肉です。
肩こりの症状を改善するのにも効果的です。
ダンベルを使用したシュラッグはバーベルでは出来ない動かし方があります。「重量」「動かし方」「軌道」「肩甲骨」などダンベルならではの利点が多くあります。さほど難しくなく単純な種目ですが、そのコツやバリエーション等を紹介していきます!
<デッドリフト>
僧帽筋を全体的に鍛えるには、『デッドリフト』をおこないましょう。
デッドリフトは「筋トレ種目BIG3」の1つであり、その効果は絶大です。僧帽筋だけでなく、大臀筋やハムストリングスといった身体の中でも大きな筋肉を一度に鍛えることが可能です。
やり方は、両足を腰幅に取ってください。ジャンプをして着地するとき(パワーが一番出るとき)の足幅がデッドリフトのスタートポジションです。
両手にダンベルを膝の前辺りで持ち、背中はまっすぐにしたまま、足を地面に強く踏み込み、お尻を突き出すようにして上体を起こしましょう。
デッドリフトは、本来はバーベルを用いた種目ですが今回ご紹介するのはダンベルを用いたデッドリフトです。両手にダンベルを持ち、太ももから腰あたりの筋肉を使い、上半身をリフトさせます。ヒップラインや、背中の筋肉が鍛えられ、後ろ姿を美しくすることができます。特にお尻から太ももにかけての筋肉を鍛えることができます。
千陽 ハーヴェイ監修トレーナーからのアドバイス
NSCA認定パーソナルトレーナー
背筋を鍛えるにはぜひダンベルを1セット買ってみてください。ダンベルがあれば自宅でもしっかり鍛えることができますよ!
広背筋の筋トレメニュー
広背筋は脇の下から腰までの広い筋肉です。
この際、脇が開かないよう、身体の真横につけて行ってください。脇が開くと広背筋に刺激が入りづらくなってしまいます。
上半身を鍛えるうえで忘れてはいけないのが、背筋のトレーニングです。「男は背中で語るもの」なんてよく言われるように、たくましい後ろ姿を手に入れるためには必要不可欠です。そこで今回は、背筋の中でももっとも大きい広背筋を鍛える『ワンハンドローイング』について詳しく解説します。
脊柱起立筋
ハンドニーストレッチは、四つん這いの姿勢から、片足づつ、上部に引き上げる動作によって、背部、臀部を鍛えるトレーニングになります。足を大きく上げるため、お尻の大きな筋肉や第臀筋、背中の中心を走る脊柱起立筋がより刺激を受けます。このトレーニングは、下腹部だけでなく、後ろ姿を美しくすることにも有効です。
腰を反りすぎると腰を痛める危険があるので、腰は地面に常につくようにしてください。
背中を集中的に鍛えるバックエクステンションを効果的に行うと、美しい姿勢が手に入ると共に、腰痛や内臓の不調を直りやすくなるという効果があります。トレーニングにバックエクステンションを取り入れて身体を内側から元気にしましょう。
背中の筋トレは肩こりや腰痛の改善につながる
そんな肩こりや腰痛の改善には背中の筋トレが役立つのです。
背中の筋肉がしっかりついていれば、普段の生活で背筋をまっすぐにした体勢を保持することができます。つまり、猫背の改善効果が期待できます。
背中の筋トレはしっかり行いましょう。
ダンベルがあれば女性でも自宅で簡単に背筋が鍛えられる
懸垂は女性や初心者には難しいですし、バックエクステンションだけでは飽きてしまうでしょう。
ジムに行くことができればラットプルダウンやスミスマシンなど様々な器具を使うことで背中を鍛えることができますが、ジムに通えない方はぜひダンベルを1つ手元においてください。
ダンベルは背筋だけでも今回紹介したように様々なトレーニングが可能となり、飽きることを防いでくれますよ。
背中の筋肉こそ美しい
年齢にかかわらず、人生をあきらめていない人の背中は美しいものです。背筋や体の後ろ側の筋肉が育つと姿勢が良くなり、肩こりや腰痛も改善し、考え方もポジティブになるようです。
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