【プロトレーナー解説】そのままにしていると身体の様々な所に、不調をきたすストレートネックの改善方法を簡単に解説。本当にストレートネックは首だけの問題なのか?これから増えるかも⁇いつのまにかストレートネック‼︎誰にでも今すぐ出来るチェック方法とケア方法を解説!
ストレートネックとはどういった症状なのか?
ストレートネックって一体何??
最近のパソコンやスマホを使っていると、直ぐに首の痛みや肩こりの症状が出るのはどうしてなんでしょうか??
西浦 祥仁監修トレーナーからのアドバイス
柔道整復師 NSCA-認定パーソナルトレーナー TRXサスペンショントレーナー 赤十字救急法救急員
もしかしていつの間にか自分でも知らない内に首がストレートネックになっているかも知れませんね!!簡単に説明します。
<ストレートネックになると起こる症状>
・頭痛
・緊張型頭痛
・肩こり
・頚椎ヘルニア
・めまい
・吐き気
・首を動かす時の筋肉の痛み
ここで重要なのはストレートネックは首周辺の症状だけでなく、全身の不調を起こす症状にも関連しています。
ストレートネックになってしまう原因とは?
そういった姿勢でいると猫背にもなりやすく、首だけの症状ではなく脊柱全体の問題になってきます。
余談ですが猫背でいる時間が増えればストレートネックになるリスクを増やすだけでなく、首から鎖骨や肩甲骨についている筋肉の動きが悪くなり呼吸が浅くなり疲れやすくなったりもしていきます。
【プロトレーナー解説】悪い姿勢は肩こり、腰痛、頭痛、吐き気など、身体に様々な悪影響を及ぼします。悪い姿勢には猫背や反り腰、左右の肩の高さの違いなど崩れ方は様々です。今回は、その姿勢を改善していくためのストレッチとエクササイズ、そのポイントをご紹介します。
あなたはストレートネック?チェック方法
そんなストレートネックを自分で簡単にチェック出来る方法ってありますか?
西浦 祥仁監修トレーナーからのアドバイス
柔道整復師 NSCA-認定パーソナルトレーナー TRXサスペンショントレーナー 赤十字救急法救急員
ありますよ!!ストレートネックのチェック方法ですが、姿勢など自分の今の身体の症状のチェックにもなるのでやってみて下さい!!
チェック方法①|壁に後頭部・肩甲骨・臀部・踵をつけるか?
壁を背にして気をつけの姿勢を取り、後頭部・肩甲骨・臀部・踵を壁に付くようにします。
●正常の場合
正常であれば4つのポイントが壁に付いた状態になります。
●ストレートネックの場合
ストレートネックの方は後頭部が壁から離れた状態になったり、背中が丸まり肩甲骨がつかない状態になってしまいます。
チェック方法②|枕の高さが高くないか?
寝る時の首の位置だったり、姿勢でどうしても枕の高さが高くなってしまう方は、脊柱のS字のカーブが崩れて首が前に出た状態になってしまい、枕を高くして頭の位置が高い状態でないとリラックス出来なくなっていることが多いです。
ストレートネックは首だけでなく、体全体の問題でもあるんですね
西浦 祥仁監修トレーナーからのアドバイス
柔道整復師 NSCA-認定パーソナルトレーナー TRXサスペンショントレーナー 赤十字救急法救急員
まず自分の体全体の状態を把握することが一番大切です。首だけに問題があるとは限りませんからね
S字カーブがしっかりとしていれば、首にかける負担も軽減します。それに首の筋肉が多く付着している鎖骨や肩甲骨も重要になってきます。ストレートネックの症状改善には脊柱の動きと鎖骨や肩甲骨の動きを正しく戻していく必要があります。
ストレークネックの治し方:ストレッチ&体操 テニスボール編
①テニスボールを使って胸の前をリリースしよう
また小胸筋や鎖骨下筋は肋骨にも付き、動きが悪くなると呼吸が浅くなり呼吸補助筋が働きより首周辺の筋肉が緊張します。そんな胸の前の筋肉をリリースしていきます!!
<やり方>
1.まずテニスボールを1個用意します。
2.うつ伏せになってテニスボールを胸に当てます。この時腕は上げた状態にします。
3.テニスボールを胸に押し付けた状態で、体を床に平行に動かして胸の筋肉をテニスボールで押し潰した状態で動かす。
4.慣れてきたら硬くて痛みのあるポイントで、腕を床に並行に動かしていく。
②テニスボールで肩甲骨の間をリリースしよう
今回は2つのテニスボールをテーピングなどで2つに合わせて使います。
<やり方>
1.仰向けで寝て2つに合わせたテニスボールを肩甲骨の間に置き、両手を頭の上で組みます。
2.肩甲骨の間のテニスボールを押しつぶすようにしながら、背中を伸ばしていきます。この時腰は床に付いた状態で反らずに、肩甲骨周辺の胸椎を伸ばすように伸展させます。
3.慣れてきたらテニスボール一個分づつ移動させながら、同じ動作を3箇所のポイントで行ないます。
4.3箇所のポイントを変えていく中で、一番硬いポイントにテニスボールを置いて腕を交互にバンザイするように動かします。
呼吸を止めないように、無理に動かさずゆっくり行って下さい。
ストレートネックの治し方:ストレッチ&体操 壁編
①壁を使って背中全体を伸ばそう
<やり方>
1.立位で壁に対して少し体を斜めにして両手をつける。
2.両手をつけた状態でお尻を後ろに引いていく。
3.上半身を前に倒していき背中と肩がストレッチされる姿勢まで前に倒しキープする。
②壁を使って肩甲骨を動かそう
<やり方>
1.この体操は首だけを少し前に出た状態の姿勢から始めます。
2.壁を背にして踵、お尻、肩甲骨を壁に付けて首を出来るだけ壁に近づけます。
3.出来るだけ近づけた状態をキープし手をバンザイをして、肩甲骨が浮かないように肘を肩甲骨に引き寄せてきます。
4.その時に手の甲は出来るだけ壁を添わしながら動かします。
ストレートネックの治し方:ストレッチ&体操 タオル編
①タオルで首をストレッチさせよう
<やり方>
1.座位で両手でタオルを持って首の後ろに回します。
2.ゆっくりと首の付け根を斜め上方に引っ張り上げます。この時痛みがない範囲で首を上にあげて伸ばしていきます。
3.ポイントはしっかりと座位の姿勢が伸びた状態ですることです。
※この時に丸まった姿勢で行うと、首がしっかりと伸び上がらないので注意しください。
②寝る前に楽々タオルでストレッチ
<やり方>
1.タオルは少し大きめかバスタオルを用意して下さい。
2.寝る前に枕の代わりにバスタオルなどを丸めて首の付け根に置きます。
3.首を反って伸びるような姿勢をとります。
4.この姿勢をキープさせて首で左右を見るように動かして下さい。
5.余裕があれば手をバンザイした姿勢で同じように行って下さい。
まとめ|最低3ヶ月は続ける
千里の道も一歩から
これをすれば必ずストレートネックが治るという治し方はありません、けど体操やストレッチなどを継続して行っていけば必ず改善はしてきます。初めは中々結果は出ませんが、何事も続ける事が大切です。
身体は変わる
3日続いたものは1週間続けましょう。1週間続いてものは2週間という形で、続ける事がどの体操やストレッチよりも大切です。ストレートネックも1日でなったわけでなく、今までの悪い姿勢や運動不足から起きた症状なのです。ストレートネックを治すというゴールをしっかり決めて、体操やストレッチを継続させてくれれば身体は変わってきますよ。身体を変える前に気持ちを切り替えてしっかりとした意識を持ってゴールを目指しましょう。
【専門家解説】肩と首の痛みの原因と解消するストレッチ方法を徹底解説します。トレーニングをして痛みや痺れの症状がひどくなる方の原因と対処法も解説します。正しい原因を理解することが、最短で効果を出す秘訣です。
【プロトレーナー解説】首と肩こりの原因を解説!首・肩こりのチェック方法と解消方法をお伝えします。
ストレッチや筋膜リリース、そして首・肩こりにならないための姿勢を覚えましょう!