腹筋を鍛えて割れたかっこいいシックスパックを手に入れたい。キュッと引き締まって縦に線の入った美しいウェストが欲しい。そんな願いを抱いている方のために、腹筋を鍛えるための基本知識や自宅でできる6種類のトレーニングメニューを紹介します。
腹筋のメニューは自宅でも簡単に行える!
つまり、腹筋のトレーニングというのは大げさな器材が無くても、自宅で簡単に鍛えることが可能だということになります。毎日ジムなどに通わなくても、家で空いた時間にトレーニングができるというのは大きなメリットです。
では、実際にどんな腹筋トレーニングがオススメなのかを、お腹にある3種類の腹筋の解説とともに紹介していきましょう!
腹筋のトレーニングメニュー①「腹直筋」とは
その割れている部分を浮き立たせるために、トレーニングや有酸素運動で脂肪の燃焼、あるいは筋肥大を行う必要があるのです。
また、腹直筋は股間の方へと繋がる下腹部も含まれます。そのため、トレーニングでは割れている部分である「腹直筋上部」と下腹部である「腹直筋下部」の2種類を鍛えるのが一般的です。
腹直筋上部の鍛え方「クランチ」
クランチは床に仰向けになって行うのですが、いくつかポイントがあります。まず、腹筋の伸縮だけでトレーニングができるよう、手は胸の前か耳の後ろに添えるという点です。よく後頭部で組む人がいるのですが、これは腕の筋肉を使ってしまうだけでなく、首を痛めてしまいます。
そして、クランチは頭から上半身を徐々に丸めるようにして動かし、肩甲骨が浮くか浮かないかくらいという一見地味な動きをするのがもう1つのポイントです。この動きは腹筋の収縮を最大限効かせるだけでなく、腰のケガ防止にも関わっています。
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腹直筋下部の鍛え方「レッグレイズ」
この時、両足はなるべく膝を曲げず、まっすぐ伸ばした状態を保ってトレーニングすることで、より下腹部への負荷を高めることができます。しかし、この姿勢は腰への負担が大きく、腰痛を覚える人も少なくありません。
そんな腰痛防止のために手はお尻の下に敷きましょう。たったこれだけのコツで、腰への負担がかなり軽減されます。
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腹筋のトレーニングメニュー②「腹斜筋」とは
腹斜筋はこの2つの筋肉によって、体を真横に倒したり左右にひねったりする時に働きます。ウェストの引き締め効果も高いので、お腹に乗ってしまった浮き輪のような脂肪をなくしたい方はぜひこの筋肉を鍛えましょう。
オススメのトレーニングでは、腹斜筋が持つ2つの動きにスポットを当てたメニューをそれぞれ紹介していきます。
腹斜筋の鍛え方① 「ヒールタッチクランチ」
ヒールタッチクランチは床に仰向けになり、膝を曲げて足の裏を床につけます。そして、両手は下に伸ばしたまま、クランチのように体を少しだけ浮かせましょう。
そうしたら、腹斜筋の収縮を意識して体を左右にスライドさせます。この時、両手の指先がかかとをそれぞれタッチするようなイメージで体を動かしていきましょう。
【ヒールタッチクランチについてもっと詳しく知りたい方はこちらから】
ヒールタッチクランチは、腹斜筋、腹直筋、腹横筋を主に鍛えることができるトレーニングです。特に、腹斜筋に効果があります。同時に、体幹を鍛えることもできます。腹筋の力だけを使って、体を動かすため、高い負荷がかかります。その分、しっかりと腹筋に効果が出るため、諦めずに取り組んでみましょう。
腹斜筋の鍛え方② 「バイシクルクランチ」
この状態から、上半身をひねるようにして体を左右に起こすのですが、その時に反対側の足も、膝を曲げて持ち上げます。そして、肘と足がそれぞれつくくらいまで体を動かしましょう。
この動きを、左右それぞれで繰り返します。全体的に動きが多いトレーニングなので、足や手の反動を使った動きをしないような注意が必要です。
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腹筋のトレーニングメニュー③ 「腹横筋」とは
お腹を覆っている腹横筋は、鍛えることで腹部全体の引き締め効果があります。また、前述の通り体の姿勢を支えるのにも大きく関わっているので、美しいプロポーションを作る時や理想のボディメイクを行いたい時には欠かせない筋肉とも言えるでしょう。
腹横筋の鍛え方① 「プランク」
プランクは、うつ伏せの状態から両肘と両足で体を浮かせて、その状態を維持するというトレーニングです。この時背筋が伸びたままで行えるようにすると、動きが少ないにも関わらずかなりの負荷が腹筋にかかります。
強度もそれなりに高いので、今回紹介するトレーニングの中でも特にイチオシの種目です。
【プランクについてもっと詳しく知りたい方はこちらから】
意外と知らないプランクの効果!正しく行うことで腹筋だけをするより効率的に体幹を鍛えて綺麗な腹筋を作ることが可能です。
スポーツをする方はパフォーマンスUPにも!間違えた方法で行って、姿勢が崩れていませんか?
一度、自分のやり方が正しいか見直してみましょう。
腹横筋の鍛え方② 「ドローイン」
やり方は非常に簡単で、仰向けになって膝を少し曲げたら、腹式呼吸を行いだけです。この時ポイントとなるのは、息を吸った時には限界までお腹を膨らませ、吐く時はお腹と背中がくっつくくらいの勢いでお腹を凹ませるという点です。
日常生活では呼吸が浅くなりがちです。このドローインを行うことで、そんな呼吸のバランスを整えることもできるので、夜に行うことでリラックスでき、眠りの質も良くなるという効果もあります。
【ドローインについてもっと詳しく知りたい方はこちらから】
ドローインは、インナーマッスルである腹横筋を鍛える呼吸法エクササイズです。腹横筋が鍛えられることで腹部が安定し腰痛の予防改善やお腹の引き締めに効果があり、腹部の筋肉が弱く、負荷の高い腹筋を鍛える筋トレが難しい方にオススメです。
自宅で行う腹筋メニューで引き締まったウェストを手に入れよう!
腹直筋・腹斜筋・腹横筋のそれぞれをバランスよく鍛えることで、効果的に引き締まったウェストを手に入れることができるようになります。ぜひ理想のボディラインを目指して、今回紹介したトレーニングに取り組んでみてください。
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