太もも内側の筋肉、「内転筋」は鍛えるのを怠りがちです。しかし、内転筋の筋トレをすることで太ももの引き締めなど嬉しい効果がたくさんあります!太ももの内側を鍛えるからこそ得られる効果もあります。内転筋とは何か?から鍛え方まで解説します。
内転筋とは?どんな筋肉なのか?
その5つの筋肉とは、「恥骨筋」「大内転筋」「長内転筋」「短内転筋」「薄筋」です。いずれも股関節の内側に位置した場所にあります。
<内転筋の役割>
内転筋は、主に股関節の内転(膝を内側に向ける動き)に重要な筋肉です。
このように内転筋は脚を閉じる動きで強く働きますが、この力が衰えると骨盤が外側に開きやすくなってしまいます。すると内側が弱っているのを外側がカバーしようとするため、結果として外ももの筋肉ばかり発達してしまい、外ももが張る、そして太もものサイズが大きくなってしまいます。
また、O脚の原因になります。
宮城島大樹監修トレーナーからのアドバイス
NESTA PFT
食コンディショニングアドバイザー
内転筋は日常生活やスポーツ時においては、動作の安定性やケガの防止には欠かせない部位でもあります。
内転筋を鍛える効果とは?
内転筋を鍛えるメリットは以下になります。
・骨盤の安定、姿勢改善(肩こりや腰痛など)
・O脚の改善
・太もも全体の引き締め
女性には嬉しい効果ばかりですね!
宮城島大樹監修トレーナーからのアドバイス
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食コンディショニングアドバイザー
そうなんです!男性であっても太もも内側のたるみを引き締めるのは見た目がたくましくなりますよ!
内転筋の筋トレ4選!
宮城島大樹監修トレーナーからのアドバイス
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では内転筋の鍛え方を紹介します。
① ワイドスタンス・スクワット
<やり方>
1.足幅を肩幅の1.5〜1.8倍開き、直立する
2.お尻を後ろに引くように腰をゆっくり落とす
3.背筋が丸まらない範囲まで腰を落としたら、一気に立ち上がる
また、通常のスクワットより腰が反って腰を痛めるリスクが低いというメリットがありますが、逆に背中が丸まらないように気をつけましょう。
ワイドスタンス・スクワットは太もも内側の引き締め、大腿四頭筋、内転筋群を鍛えることができる筋トレ種目です。足を大きく開いた状態で膝を曲げて上体を下ろしていきます。太ももの内側が刺激されるためO脚の改善、スタイルアップにもよいとされています。
② アダクション
<やり方>
1.地面に横向きになり、足を四の字のように組む
2.両手は床につけて体が動かないよう固定する
3.下側の脚をを上へ持ち上げる
ゴムバンドやチューブがあれば、立った状態で柱と足にチューブを固定して、同様の動きを行うとより強度が高くなります。
アダクションは、内ももの筋肉である内転筋を鍛えることができる筋トレです。ももの筋肉を鍛えているけれど内ももの筋肉の鍛え方がわからない方、内ももを引き締めて綺麗な脚を手に入れたい方におすすめの筋トレです。
③ マシンアダクション
<やり方>
1.マシンのシートに座り、背筋を伸ばす
2.内ももにパットを当て、ゆっくりと脚を閉じる
3.脚をもとに戻す(開く)ときも内転筋に力を入れてゆっくりと戻す
④ バランスボールエクササイズ
例えばクランチやレッグレイズをはじめとした体幹トレーニングを行う時に、両足でバランスボールを挟んで行うことで、内転筋への負荷を付け足すことができるようになります。
足先に近いところでバランスボールを挟むことで体幹・内転筋両方への負荷を上げることができます。イスに座ってボールを挟むだけでも刺激があるので、非常に便利な筋トレグッズです。
内転筋を鍛えて綺麗な太ももを手に入れよう!
今回紹介した筋トレメニューを試しながら、ぜひ理想のレッグラインを手に入れてください。
宮城島大樹監修トレーナーからのアドバイス
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食コンディショニングアドバイザー
女性の方の半数は内転筋群が原因でX脚にもなりえます。姿勢に合わせてトレーニング種目を変えてくださいね!
椅子に座って生活をしている現代人にとって当たり前になりつつあるo脚。これは決してこれが身体にとってよくない状態。これが原因で「変形性膝関節症」やそのほかの股関節、足首などへの障害も起きてしまいます。
今回はO脚の解説から改善するためのストレッチまでしっかりご紹介します。