バランスボールは普段自宅で行う筋トレと比べて、体幹や腹筋を鍛えるのに最適なトレーニング器具と言われています。女性なら美しいウェストを、男性なら憧れのシックスパックを手に入れられるというわけです。そんなバランスボールの持つ魅力や、バランスボールを使ったおすすめの腹筋トレーニングについて解説します。
バランスボールの持つ大きな魅力
また、バランスボールをトレーニングに使うと安定性を保つため、普段使われないインナーマッスルや体幹部の筋肉を刺激できます。体幹は胴回りを中心とした筋肉群を指していて、そこには男女どちらも気になる腹筋も含まれるというわけです。
だからこそ、腹筋を中心とした体幹トレーニングをするならバランスボールは最適な器具と言えます。
野島 賢監修トレーナーからのアドバイス
NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
ISA-CSTP(日本ストレッチング協会認定ストレッチングトレーナーパートナー)
JCCAベーシックインストラクター(日本コアコンディショニング協会)
JBBF(ジャパンボディビルフィットネス連盟)公認指導員
日本スタビライゼーション協会スタビライゼーション・アドバンサー
国際救命救急協会 CPR+AED
バランスボールの上に座ってテレビを見たり、スマートフォンなどでSNSを楽しむだけでも体幹や腹筋に刺激を入れる事が可能になります。バランスボールを上手に活用して日常生活の行動をトレーニングに変えてみましょう。
バランスボール・クランチ
腹筋の代表とも呼べる「クランチ」ですが、バランスボールで行うと軽い負荷でかつ通常のクランチよりも安全に行うことができます。
バランスボールの上に仰向けになるように乗り、ひざを90度に曲げて両足を地面につけます。この状態で腹筋運動を行うのですが、ポイントとしては体を起こすというよりも、頭からお腹にかけて徐々に体を丸めるように起こします。視点が天井からおへそに向かうような感覚です。
通常のクランチは腰を痛めてしまう人もいるのですが、バランスボールを使えばその心配もなくおこなえます。
バランスボールを使ったクランチは床で行うものに比べ、小さめの負荷で行うことができます。そのため、トレーニング初心者の方にも最適なトレーニングと言えます。腹筋の上部と下部を鍛えることができるため、シックスパックを目指す方にもオススメです。
バランスボール・プランク
動きがないためやりやすく、それでいて腹筋全体にかなりの負荷をかけることができるのが「プランク」です。
通常のプランクはうつ伏せの状態で、両肘・両足のつま先を使って体を浮かせます。バランスボールで行い際はいくつかバリエーションがあり、「両腕を伸ばして手をバランスボールに置く」「両肘をバランスボールに置く」「両肘をは地面につけ、 両足(または片足)をバランスボールに置く」などの方法で行うようにしましょう。
動きはないですが微妙なバランスの変化に対応する必要があるため、初めての人はまず30秒を目標に頑張ってみてください。
フロントブリッジで鍛えられる筋肉は?お腹は凹ませられるの?体幹トレーニングとして知られるフロントブリッジの効果とやり方について、またフロントブリッジで腰が痛くなる場合の注意点や、改善策もあわせて解説します。
ジャックナイフ
ジャックナイフは腹筋下部、腸腰筋を使う種目です。
まずは両手を伸ばして地面につけ、両足はバランスボールに乗せます。この時 足から背中まで一直線であることに注意して、そしてなるべく地面と平行になるようにしましょう。
この状態からひざを曲げ、体育すわりのように胸に引きつけるように動かしてまたまっすぐに伸ばす動きを繰り返し行いましょう。この時曲げ伸ばしを3秒〜7秒などの感覚でゆっくり行うと、その分腹筋への負荷が高くなります。
また、 上半身を支えている腕はなるべく肘を伸ばしたままになるよう注意してください。
誰もが憧れるスラリとした姿勢、美しいウエストの曲線づくりには欠かせない腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)を鍛える事が出来るエクササイズです。ひざ下をバランスボールに乗せた状態で腕立ての姿勢を取り、そのまま体を丸めてひざを胸の方へ引き寄せます。体を動かす際には直線のラインをイメージし、蛇行したりぐらついたりしないようにしましょう。
バランスボール・サイド・レッグリフト
バランスボールを使い、簡単に腹斜筋(横腹の筋肉)を鍛えることができる『サイド・レッグリフト』です。
下の腕を水平に伸ばし、上の腕はお腹の前に手をつき、状態を安定させ、横向きに寝転びます。背筋は伸ばした状態にします。その体勢のまま、足を真上に上下させます。
やり方は簡単ですが、普段腹斜筋を鍛えていない人にとっては、10回おこなうだけできつい筋トレでしょう。まずは左右各10回×3セットおこなえるようになりましょう。
レッグリフトは腹筋の中でも外側の筋肉にあたる腹直筋を鍛えるのに効果的な筋トレメニューです。レッグリフトの効果、鍛えられる筋肉・腹筋の部位、レッグリフトのやり方・フォーム、レッグリフトに似たその他のトレーニングメニューを解説します。
バランスボール・ローテーション
最後に、サイド・レッグリフトと同様、腹斜筋を鍛えることができる『ローテーション』をご紹介します。
床に仰向けになり、両足でバランスボールを挟みます。足と床が直角になるようにバランスボールを持ち上げます。
そのまま足を左右に倒します。腰をひねりながらおこなうイメージです。自重トレーニングのため、ゆっくりとおこなうことで効果的に鍛えることができます。
自重トレーニングの場合は、ゆっくりおこなった方が良いという理由について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
筋トレとインターバル(休憩)には、実は密接な関係性があります。それは筋肉を大きくしたい、引き締まった筋肉を手に入れたい、といった筋トレをする目的だけでなく、種目によっても変わります。インターバル1つで効果が劇的に変わるので詳しく解説します。
ローテーションはバランスボールを使って行う、わき腹の筋肉である腹斜筋を鍛えるトレーニングです。わき腹の引き締め効果が期待できるため、わき腹の脂肪を燃焼しキレイなくびれやウエストラインを手に入れたい方のトレーニングです。
バランスボールで美しくたくましい腹筋を手に入れよう!
また他のトレーニングよりもインナーマッスルや腹筋など、体型に悩みのある人がきにする箇所の筋肉を鍛えられます。今回ご紹介したトレーニングを中心に、ぜひ実用的でかっこいい、美しい腹筋を手に入れましょう!
【プロトレーナー解説】腹筋が割れるにはどうすればいいのでしょうか?簡単ではないからこそ効率良く腹筋を割るための筋トレメニューが大切になります。どんなトレーニングがいいのか?回数や期間、頻度はどのくらいか?徹底解説します。