ラーメンの糖質は?糖質制限ダイエット中にラーメンを食べたい時の方法!

ラーメンの糖質はどれくらいでしょうか?糖質制限ダイエット中にラーメンを食べても大丈夫か調べます。ラーメンをどうしても食べたくなった時の方法もまとめます。

ラーメンと糖質、糖質制限ダイエットについて

ラーメンとは

ラーメンは既に国民食としての地位を確立したと言ってもよいでしょう。
みんなをその多種多様な味わいで楽しませてくれています。
新興のお店による新味や地方独特の味もあります。

ラーメン(拉麺)とは中華麺とスープを主としたものを指します。
中華麺とスープだけでなく、いろいろな具、例えばチャーシューやメンマ、味付け玉子などに加え、刻みネギや海苔、野菜など多様な具を組み合わせることが多いです。

ラーメンは別名「中華そば」「支那そば」などとも呼ばれています。

例えば、タレの分類によるものでは以下のようなラーメンが存在します。

・醤油ラーメン
・塩ラーメン
・味噌ラーメン

他にも出汁の分類によるものでは以下のようなラーメンが存在します。

・豚骨ラーメン
・豚骨醤油ラーメン
・鶏白湯ラーメン

さらに具による分類も存在します。

・チャーシュー麺
・ワンタン麺
・広東麺
・五目麺
・天津麺
・パーコー麺
・チャンポン麺

他にもラーメンには恐ろしいほどの数のインスタント商品も豊富です。
このみんな大好物なラーメンはダイエット中に食べるのに向いているのかを調べます。

糖質とダイエットの関係について

糖質は生体内で働く主要なエネルギー源です。
生きていく上でとても重要な物質になるのは間違いありません。

糖質とはほぼ炭水化物のことです。
実際には炭水化物とは食物繊維と糖質を合わせたものですが、食物繊維にはほぼエネルギーがないため、ここでは糖質イコール炭水化物として考えます。
体を動かす運動や体を作ることにも重要ですが、頭の働きにも唯一のエネルギー源として貢献しています。

ほぼ経口で摂取される糖質ですが、体内に吸収されると血液中でブドウ糖という形に変化します。
これがエネルギーのもととして全身を血液に乗って巡るのです。
しかし、ブドウ糖の量が過剰になってしまうと体にとって不都合が生じます。
いわゆる血糖値が高いという状況です。
それを防ぐために体はインスリンというホルモンを分泌し、ブドウ糖を別の形へと変えます。
いくつかはステップを踏みますが、最終的に過剰なブドウ糖は「中性脂肪」という形で体に蓄えられてしまいます。
ダイエット中には避けたい反応であることは間違いありません。
そのため糖質の量を制限・コントロールするダイエット、「糖質制限ダイエット」というものが存在しています。
ただし重要なエネルギーには違いないため、全ての糖質をゼロにするようではダメです。

ラーメンの糖質はどのぐらい?角砂糖何個分?

ラーメンの糖質量

ラーメンの糖質量は味やトッピングによっても確かに違ってきますが、ラーメンの糖質はほぼ麺類によるものが大きいです。
これは糖質の多い小麦粉を原料としているからです。

ラーメン100gあたりの糖質とカロリー

・糖質:63g
・カロリー:436kcal

さて、ラーメンは1玉あたり150gから180g程とよく言われます。
そこで、ラーメン1食あたりの糖質とカロリーを調べます。

・糖質:およそ95gから113g
・カロリー:およそ650kcalから785kcal

イメージとしては糖質もそれを反映したカロリーも多いように見えます。
しかし、ラーメン単独ではよくわからないでしょう。
今度は他の食べ物とも比べてみます。

ラーメンの糖質を他の食べ物と比較

100gあたりの糖質とカロリーをラーメンと他の食べ物で比較してみます。

100gあたりの糖質

・ラーメン:63g
・米:37.1g
・食パン:46.6g
・ベーグル:54.6g
・コッペパン:49.1g
・フランスパン:57.5g
・そば(茹で):26.0g
・うどん(茹で):21.6g
・みかん:12.0g
・りんご:15.5g
・バナナ:22.5g
・メロン:10.4g
・オレンジ:11.75g
・いちご:7.68g

100gあたりのカロリー

・ラーメン:436kcal
・米:168kcal
・食パン:260kcal
・ベーグル:275kcal
・コッペパン:265kcal
・フランスパン:279kcal
・そば(茹で):132kcal
・うどん(茹で):105kcal
・みかん:46kcal
・りんご:57kcal
・バナナ:86kcal
・メロン:42kcal
・オレンジ:47kcal
・いちご:33kcal

ずばりラーメンは高糖質、高カロリーな食べ物です。
数値には出していませんが、脂質など特定の栄養素も高い傾向であり、過剰摂取が懸念されます。

ラーメン一杯の糖質は角砂糖何個分?

ちなみに今回の計算データで角砂糖と比較すると、1杯分のラーメンに含まれる角砂糖の量は、およそ32個から38個くらいです。

ラーメンは糖質制限ダイエットに食べてもよい?

糖質制限ダイエット中にラーメンを食べることは、ほぼNGであると考えられます。
糖質制限ダイエットに向かない食べ物の中には、ご飯がたくさんの丼物やお寿司などがありますが、それに並ぶダイエットの天敵でしょう。

ラーメンは糖質制限ダイエット中に主食のかわりにすることもできず、ましてや間食することも絶対にお勧めできません。

実際のところラーメンのスープや具の糖質はそう高くないと考えることができます。
しかし、ラーメンという食べ物は大量の麺類ありきなところがあります。
誰も麺類を抜いたラーメンを食べようとは思わないでしょう。
しかし、ラーメンの最もおいしいとも言える麺類部分が最も多く糖質を含んでいる以上、ラーメンで糖質制限をオーバーしてしまうことは避けられないでしょう。

また、ラーメンを食べる時はあわせてビールを頼んだり、チャーハンや餃子をつけてしまう人も多いのが現実です。
糖質制限ダイエットにはそれらも向かないことは明らかです。

ちなみに、自宅でラーメンを食べる場合でも基本的に完成品は高糖質・高カロリーになりがちです。
これはインスタントのカップ麺でも同じことが言えます。

糖質制限ダイエット中はラーメン全般を極力控えるようにしたほうが無難でしょう。

ラーメンを食べたい時

食事制限中のラーメン

食事制限中にラーメンを食べたくなったとしたらどうしたらよいのでしょうか?
「我慢する」という選択肢は確かにあります。
しかし、ダイエット中とはいえ、我慢のしすぎはストレスの元になります。
このストレスは結果としてダイエットを破綻させかねないものですから、どうしても食べたくなった場合には、その欲求を満たした方が長くダイエットを続けることができるでしょう。

幸いなことに、糖質制限ダイエット向けのラーメンという商品が売られています。
最近、いろいろなメーカーから糖質オフの商品が出ているおかげです。
例えば、ファミレスでは「糖質0麺」を用いたラーメンが存在します。
また、カップラーメンにも「低糖質麺カップラーメン」が現われています。

普通のラーメンを食べたい時にはその量を調整してみると良いでしょう。
また、前後の食事で糖質の1日のトータル量をコントロールする方法も考えられます。

何にせよ、どうしてもラーメンを食べたくなってしまった時に「我慢する」という選択肢を続けてしまうと、ストレスが爆発してしまい、一気に大食いに転化してしまいかねません。
ダイエット中のストレスとはうまく付き合っていくべきであり、ずっと我慢するという選択肢はやはり現実的ではないでしょう。