ヨガをすると綺麗になる。そんなイメージをお持ちの方も多いと思いますが、ヨガには実際どんな効果があるのでしょうか?ヨガで行う呼吸法、ポーズ、瞑想などは、ランニングや筋トレなどの激しい動きとは違いますが、痩せるのに効果的?身体が硬くても効果はあるの?そんな疑問にお答えいたします。
ヨガで痩せる理由とは?
ヨガって痩せるんですか?
山口 里奈監修トレーナーからのアドバイス
LPY認定ヨガインストラクター 栄養士 食生活アドバイザー
やり方にもよりますが、もちろんです!痩せる理由を解説しますね。
ヨガで脂肪燃焼効果を高め、太りにくい身体づくり
ヨガでは動きと呼吸を連動させて行う、有酸素運動となります。ヨガによる呼吸法をしながら行うことにより、血流が良くなり冷えやむくみが解消、代謝が上がり脂肪燃焼効果が上がります。
ヨガで行うポーズは、インナーマッスルと呼ばれる身体の筋肉を鍛えることが出来るため、筋力アップで代謝が上がり太りにくい身体を手に入れることができ、また関節の可動域を広げることにより疲れにくく血流や代謝アップにつながります。
ヨガで行う「太陽礼拝」は、多くのヨガレッスンで行なわれている代表的なポーズが凝縮されており、前屈と後屈の動きを繰り返すことで背骨が十分に動かされ、全身の筋肉を強く動かすことにより代謝をアップに効果的と言われています。呼吸と動作を合わせて行い、同じ動きを繰り返すことによりその時々の違う感覚も得ることができます。
海外のモデルさんや女優さんなどがよくヨガをやっているイメージがあります。今まで興味はあったのですが、簡単にはじめられるものなのでしょうか?
山口 里奈監修トレーナーからのアドバイス
LPY認定ヨガインストラクター 栄養士 食生活アドバイザー
レッスンに行けなくても、身体が硬くても、ポーズがわからなくても大丈夫!はじめての方でも今すぐ出来るヨガで痩せるために行うポイントや呼吸法、ポーズをご紹介いたします!
ヨガで痩せるために知っておきたい5つのポイント
山口 里奈監修トレーナーからのアドバイス
LPY認定ヨガインストラクター 栄養士 食生活アドバイザー
まずはヨガのポーズを取る前に、ヨガで痩せるために前提となる知識を知りましょう。
呼吸を意識する
忙しくてなかなか時間がとれないという方も、普段のちょっとした時間でも、呼吸に意識を向けてリラックス効果も合わせて高めていきましょう。
ヨガの呼吸法については以下の記事に詳しく解説してあります。
ヨガの効果を左右するのは呼吸法です。ヨガにはたくさんの呼吸法があり、ポーズとうまく組み合わせるとで、非常に高い効果が得られます。ダイエット効果も上がるため、抑えておきましょう。ヨガの呼吸法による効果や代表的な呼吸法をご紹介します。
頻度は最初から無理をしないこと!継続が大事
大人の女性で成果を出すには3カ月〜半年は期間を見ておきましょう。行う頻度によって差はありますが、無理なく行うことが継続するポイントにもなります。無理に最初から毎日行おうとせず、自分のペースで楽しんで行いましょう。
空腹時になるべく行う
夜は1日の凝った体や疲れをほぐし心をリラックスさせたりよく眠れたりするようにあなる効果が期待できます。
どちらの場合も、消化活動を妨げないために食後2時間は空けるようにしましょう。
無理のない範囲で行う
無理をして行うことより無理のない範囲で心地よく行うことがより大切です。
シャヴァーサナ(瞑想)お休みのポーズを行う
身体を緊張させたり圧迫させたりと筋肉を使った後、リラックスすることでポーズの効果を最大限に高めてくれます。
ヨガの呼吸法で代謝アップ
ヨガの呼吸でダイエット効果
深い呼吸をおこなうことで、血中の酸素と二酸化炭素のバランスが整い身体全体の代謝も上がります。また呼吸のリズムが心臓の動きを整え動きを良くするとも言われおり、血液循環が改善されると、老廃物や毒素の輩出を促したり、深い呼吸は内臓への刺激にもなり内臓機能を整える作用があります。
山口 里奈監修トレーナーからのアドバイス
LPY認定ヨガインストラクター 栄養士 食生活アドバイザー
呼吸は自信の体調のバロメータでもあります。忙しい現代人やストレスを抱えている人は呼吸が浅くなりがちです。呼吸が浅くなると血流が悪くなり脳に酸素が十分に行き届かない、など悪循環になってしまいます。
また、呼吸器系の免疫力がアップしたり、鼻からの呼吸はウイルスや菌から身体を守ってくれるという効果もあります。
呼吸を通じて心身のバランスを整え痩せやすい身体づくりをすることが出来ます。
普段行っている呼吸にもこんな効果があるんですね。今すぐにもできるしぜひやってみたいです!
山口 里奈監修トレーナーからのアドバイス
LPY認定ヨガインストラクター 栄養士 食生活アドバイザー
呼吸を意識して行うことにより、リラックス効果も得られるんですよ!
代謝アップを促すヨガの呼吸方法
私たちは両方の鼻で呼吸しているのではなく無意識のうちに片鼻呼吸法を行っていると言われています。2.5時間で左右変わっていると言われていますが、意識的に行うことで自律神経が整い、血行が良くなり代謝アップにつながります。左右のバランスを整えるポーズを行う前などに、片鼻呼吸を繰り返し行うことによって心身のバランスが整う効果があります。またストレスの軽減にもなりますので1日3セットを週3回からを目安にぜひ行ってみてください。
(片鼻呼吸法)
1)楽な姿勢座りで行います。
2)右手の人差指と中指を軽く曲げて顔の前におきます。
3)一度背骨を伸ばし息を吸って吐き切り深呼吸します。
4)親指で右の小鼻を抑え左の鼻から吸って、薬指で左の小鼻を抑えて親指を話し右の鼻から息を吐きます。
5)そのまま右の鼻から息を吸いこのサイクルを数回繰り返します。
山口 里奈監修トレーナーからのアドバイス
LPY認定ヨガインストラクター 栄養士 食生活アドバイザー
ポイントは、吸うときと吐くときの時間を同じバランスで行うため4カウントを数えて行います。慣れるまでメトロノーム(80テンポ)を使うのもオススメ。携帯のアプリなどでもありますのでぜひ試してみてください。
慣れてきたら8カウントで行ってみましょう。さらに慣れてきたら、吸って吐いて止めて、吸って止めて吸って、吸って止めて吐いて止めてなどバリエーションを入れて行ってみましょう。
おすすめのポーズ
むくみ冷え解消で全身の血流アップ開脚前屈のポーズ
逆転のポーズをすることによって頭部への血流アップや内臓下垂の改善により内臓機能が高められ血行が促される効果があります。
ここでご紹介する逆転のポーズは比較的簡単に行うことが出来、開脚し前屈することによって、太もものストレッチや下半身の血流アップ股関節の可動域を広げる効果もあります。
決して無理をせず、心地よいところで行うことが大切です。
(立位開脚前屈のポーズ)
1)足を大きく開きましょう。つま先を少し内側に向けます。
2)息を吸いながら両手を腰に当て肩の力を抜きましょう。
3)息を吐きながら、腰から前に前屈して、掌を床につけましょう。
4)息を吸いながら少し前の床を見て、背骨をまっすぐに伸ばします。
5)吐きながら頭頂部を床に近づけ、呼吸を繰り返します。辛ければ膝を曲げましょう。
少しつま先側に体重を乗せるようにして、太ももの裏側がじんわりと伸びるのを感じてみましょう。
6)息を吸って少し前の床を見て、一旦吐いて両手を腰に当て吸いながらゆっくりと起き上がります。
山口 里奈監修トレーナーからのアドバイス
LPY認定ヨガインストラクター 栄養士 食生活アドバイザー
頭頂部が床につかなくても良いので、足幅を調節したり頭の下にヨガブロックを置くなどして無理のない範囲で行いましょう。
逆転のポーズは、食後2時間空けてから行うようにしましょう。
お尻の筋肉を刺激し代謝アップのポーズ
お尻の筋肉が弱くなってしまうと、垂れたお尻になってしまうだけでなく、歩くときや立つときなど下半身に負担がかかってしまい姿勢を崩す原因になることがあります。
見た目の雰囲気や後ろ姿のスタイルアップにもつながるポーズです。
(橋のポーズ)
1)あおむけの状態で寝ます。
2)両足の膝を曲げ、足裏全体を床につけましょう。足は腰幅に開きます。
3)両腕は身体の横におろし、掌は床につけましょう。
4)息を吸いながら、両足裏で床を押しお尻を浮かせます。顎を引き目線はおへそを見ます。
5)肩甲骨を寄せたら背中の下で両手の指を組みましょう。
6)膝同士がくっついたり開いていかないように注意しましょう。
7)5呼吸ほど行ったら、両腕を開放しゆっくりお尻を床につけましょう。(目安5回)
山口 里奈監修トレーナーからのアドバイス
LPY認定ヨガインストラクター 栄養士 食生活アドバイザー
繰り返し行こなう回数を増やしたり、太ももやお尻に力を入れて意識しながら行うとより効果的です。
山口 里奈監修トレーナーからのアドバイス
LPY認定ヨガインストラクター 栄養士 食生活アドバイザー
何度も言いますが、ダイエットはヨガに限らず継続こそ命です。今回紹介したポーズをやってみて、難しい場合は他のポーズでもいいので、自分のペースで始めてみてくださいね。
片手・片足で体を支えるダイナミックな立位のバランスポーズである、半月のポーズ(アルダ・チャンドラ・アーサナ)の取り方や、軽減法、効果・効能について解説します。初心者の方にも取り組みやすいよう、ポーズに入る為の練習法や、完成形までをお伝えします!