ダイエットといえば運動や食事制限など数多くの方法がありますが、運動であれば有酸素運動に取り組む人が多いでしょう。ただし、毎日何kmも走ったりプールで泳ぐのは大変だという人もいます。そんな方におすすめなのが「散歩」です。散歩ダイエットに秘められた驚きの効果や、効果的に行う方法をまとめました。
散歩ダイエットだけで-10kgに成功する人も
確かにランニングは消費カロリーが高く、継続すれば体力アップなど様々な嬉しい効果を得られます。しかし、その中で散歩をダイエットの一環として取り入れて、中には-10kgという驚きの結果を手にした人もいるのです。
それだけの効果を得るには、ちょっとした秘訣があります。それは主に「歩く時間」「歩く速度」「歩き方」の3つで分けることができます。詳しいコツを少しずつ見ていきましょう。
散歩ダイエットはまず「20分以上歩く」を目安にしよう
その際、目安として考えるといいのが「20分以上歩く」です。人は日常生活でエネルギーを消費していますが、そのエネルギーは主に糖質と脂質からまかなわれています。
ところが運動などを20分以上継続して行っていると、この2つのうち脂質をエネルギーとする割合が高くなってきます。そのため、脂肪燃焼効果を高めるのなら20分を1つの目安にするといいでしょう。
距離についてはあまり気にせず、自宅から1つ先の駅や団地の中の公園など、20分以上の目標にしやすいものを決めると計算が楽でおすすめです。
散歩の速度は「ちょっぴり早歩き」がおすすめ
そこで、普段の歩く速度よりもやや早歩きくらいの速度を普段のペースとしてみてください。早歩きくらいの速度というのは、体が効率的に脂肪を燃焼してくれるのにちょうどいい心拍数に達することができます。
体感としては、汗ばんで、会話ができる程度に息が切れ、程よい疲労感を覚えるくらいです。実は脂肪燃焼を考えるなら、歩く距離や時間よりも、この体感を大事にしたほうが良いのです。
少し専門的に言い換えると「最大心拍数の50%〜65%くらいを維持する」という風になるのですが、普段の生活で常に心拍数を気にしながら行動するということはないと思います。あくまで上に紹介した体感をベースにしてみると良いでしょう。
腕を大きく振り、歩幅は広くして歩く
たとえば足についてですが、なるべく歩幅を広くとって歩くようにしましょう。また、普段よりも親指で地面を蹴り上げるような動きを意識することで、よりふくらはぎへの刺激を高めることができます。
そして上半身ですが、なるべく肘を90度に曲げ、前後に大きく振りながら歩きましょう。こうすることで、本来は動きの少ない上半身にも刺激を与えられるようになります。
周りの風景や季節を楽しみながら散歩ダイエットをしよう
普段よりも多くの酸素を取り込むことで、脳から快楽物質が分泌されやすくなるのがその理由です。また単に歩くことを目的にせず、周りの街並みや公園の風景、そして季節の変化などを肌で感じることで、気持ちをリフレッシュさせることもできます。
こうしたダイエット以外の面でも散歩を楽しめるようになると、より長い期間続けることができるでしょう。
その他にも「歩く」ということには身体に嬉しい様々な効果があります。詳しくは『ウォーキングの消費カロリーは?ダイエットだけじゃない!ウォーキングの驚くべき効果』で紹介していますのでぜひご覧ください。