肩甲骨は、腕を上げる、前に出す、後ろに下げるなど、あらゆる動きに関係していて、体の支点とも言えます。肩甲骨が柔軟に動けば、色んな動作がスムーズになります。そのため、肩のストレッチが筋トレの効果を上げるのに非常に重要になってくるのです。
肩甲骨の働きについて
正しく肩甲骨を動かすことができるようになると、このような動きがスムーズにできるようになります。
肩甲骨の柔軟性と筋トレの効果
可動域という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
肩甲骨の可動域が広いと、肩甲骨周りの筋肉が柔らかいので筋肉に弾力があります。
この弾力が、野球の投球で例えると、肩甲骨・肘・手と非常にしなやかに力を伝えることができるようになり、球速を上げることができます。
逆に可動域が狭いと、動きに硬さがあるので力が上手く伝わらないのです。
肩甲骨の可動域が広いと大きく体を動かせるので、その分力が伝わりトレーニングの効果を上げることができるのです。
肩甲挙筋の役割を知ろう
肩甲挙筋の役割は、日常生活だと物を持ち上げるときに肩をすくめる動作をしたり、落ちた物や重いものを拾う動作をします。
スポーツや運動においてはバーベルを低い位置から持ち上げる動作や、ウエイトリフティングにおける前半の動きに関係してます。
肩のストレッチをすることで、肩甲骨や肩甲挙筋も柔軟にすることができて動きがスムーズになるのです。力も伝わりやすくなり、より強い力が発揮できるようになります。
ウェイトリフティングでの部分別トレーニングと肩甲骨の関係
背中を鍛えるとき、スタートは肩甲骨をしっかりと内側に寄せた状態から開始します。
肩も背中も、まずはこの肩甲骨をしっかりと内側によせた状態が作れないと、しっかりと鍛えたい部分に刺激を与えられないのです。
体が硬くて肩甲骨を後ろに寄せられない人は、猫背になっていたりして本当は肩甲挙筋に刺激を与えたいのに、僧帽筋に刺激を与えてしまっていたりします。
トレーニング前に、しっかりとストレッチを行えばトレーニング効果が上がります。
【あわせて読みたい】
男性が筋トレを始めたら「筋肉を大きくして逞しい身体になりたい」と誰もが思うでしょう。しかし、特に今まであまり運動経験がないなどの筋トレ初心者にとって筋肉を大きくするのは簡単ではありません。ここでは筋肥大に効果的な筋トレの種類である、「ウエイトトレーニング」の特徴を説明します。
腹筋のトレーニングと肩甲骨
しっかりと体を丸めるには、肩甲骨の周りの筋肉が硬いと上手く体が丸まりません。
体を丸めず、状態を起こしたままクランチをしてしまうと、腰を痛める原因になってしまいます。
まずはしっかりとストレッチをして、肩甲骨周りの筋肉をほぐしてから、腹筋のトレーニングをするようにしましょう。
【プロトレーナー解説】腹筋の筋トレ種目の代表「クランチ」の正しいやり方、効果について紹介します。また、シットアップとの違いやクランチには他にも数多くの種類があるので、それらのバリエーションについても紹介します。クランチで美しい腹筋を手に入れましょう!
筋トレの効果を上げるには、肩の柔軟性が大事になる
●普段から肩甲骨の動きをしっかり意識してトレーニングをする。
●トレーニング効果を上げるために、運動前に入念な肩のストレッチをする。
肩の柔軟性がないと、少ししか動かせないのでトレーニング効果が半減してしまいます。
しっかりトレーニング前に肩のストレッチをしておけば、可動域が広がり大きく体を動かせるようになります。
日頃から肩甲骨の動きと肩まわりの柔軟性を意識して、トレーニングを効果を上げましょう。
【あわせて読みたい】
PC、スマホを長時間眺めていることが多い方は、肩や背中、そして首回りの筋肉が凝り固まっています。この状態を放置すると重い肩こりなどにもつながるので、普段からストレッチなどでほぐしていきたいところです。そこで、今回は肩こりを解消するためにオススメの簡単ストレッチを8つ解説します!
様々な筋トレ&ダイエット方法が溢れていますが、その中でも筋膜リリースという筋肉ケアに注目が集まっています。筋膜リリースのやり方や効果についてご紹介します。