筋トレのタイミングで効果がアップする!?正しいタイミングをトレーナーが伝授!

監修者

野島 賢

NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー) ISA-CSTP(日本ストレッチング協会認定ストレッチングトレーナーパートナー) JCCAベーシックインストラクター(日本コアコンディショニング協会) JBBF(ジャパンボディビルフィットネス連盟)公認指導員 日本スタビライゼーション協会スタビライゼーション・アドバンサー 国際救命救急協会 CPR+AED

今度こそ筋トレを始めてかっこいい体を手に入れようと決めたけど、筋トレっていつどんなタイミングでやるのがいいのかな?と思ったあなた。実は筋トレを効果的に行うには、ちょっとしたルールとタイミングというのが存在するのです。より早く成果を出したい、安全に筋トレを楽しみたいという方のために、そのコツをまとめました。

食後の筋トレの適切な時間とは?

筋トレをしていると突如体調不良を起こしてしまう方がいますが、そんな方は筋トレを行う上でちょっとした間違いを犯している場合があります。筋トレを行う際には、次の3つの条件を必ず守るようにしましょう。

まず1つ目は「筋トレは食後すぐにおこなわない」です。

食後は消化のため、各器官に血液が集まっています。その時にスクワットやベンチプレスといった筋トレを行うと、内臓に負担がかかるだけでなく、脳などに血液がうまく循環せずめまいが起こったり気持ち悪くなったりしてしまうのです。

食事をとった後は1度しっかりと休み、時間を置いて筋トレを行いましょう。

筋トレを「空腹状態」で行わない

食後すぐの満腹な状態で筋トレを行うことのデメリットを紹介しましたが、実はその逆の「空腹状態」で筋トレを行うのもあまり良くないのです。

筋トレのような無酸素運動では、主に糖分をエネルギーとして使います。空腹状態ではこの糖分が足りないため、満腹時と同じく体調不良になってしまうことがよくあるのです。

また、体内に十分なエネルギーがない場合、自分の「筋肉」を分解してエネルギーにしようとします。これではせっかく筋トレをしているのに本末転倒ですよね。そのため、筋トレの2時間前にはしっかりとバランスの取れた食事を摂取し終えておきましょう。最低でも筋トレの30分〜1時間くらい前に、バナナやゼリーといった手軽に食べられて消化吸収も早い食べ物を事前に食べておくようにしましょう。

筋トレの時間帯〜夜遅くはNG〜

筋トレ中のトラブルではなく、筋トレ後のトラブルにも注意が必要です。

特に避けたほうがいいのは「夜寝る前」という時間帯の筋トレです。筋トレでハードに体を動かした後は、体は緊張・興奮している状態になります。こんな状態では、なかなか夜寝ることができません。その結果満足な休養が得られず、寝不足になってしまいます。

また、就寝中には筋肉を成長させるのに欠かせない成長ホルモンが分泌されるのですが、それも阻害されてしまいます。筋トレをしようと思ったら、この時間帯に行わないようにしましょう。

夜の筋トレの効果ついては、以下の記事に詳しく解説してあります。ぜひ参考にしてください。

筋トレのベストのタイミングは「夕方」

それでは、筋トレを行う時にはいつの時間帯・タイミングがベストなのでしょうか?

その答えの1つとしてあげられるのが、16〜18時くらいの「夕方」です。この時間帯は昼食からしばらく時間が経っている上に、トレーニング前の栄養補給もしやすいというメリットがあります。

また1日の後半で体もだいぶほぐれているため、筋トレをするコンディションとしても良い状態です。寝る時間ともある程度の間隔をあけられるという、まさに筋トレをするためにあるような時間帯と言えるのです。

「早朝筋トレ」はビジネスマンにオススメ!

とは言うものの、夕方のこの時間帯はほとんどの人が働いているか学校などがあり、忙しくて筋トレが出来ないかもしれません。そんな人におすすめしたいのが「早朝」の出勤前に行う筋トレです。

朝は夕方・夜とは違い、人と会う予定や仕事の用事が入ることがない時間帯です。そのためジムに行くスケジュールを組みやすいという大きなメリットがあります。

また朝一で体を動かすことで、日中の時間帯もシャキッとした頭で過ごせます。朝早くから行動した分夜は自然と眠くなるので、生活リズムを整えることができるのも魅力です。

しかし朝というのは体がまだ覚醒していない時間帯です。筋トレをする前には十分なストレッチやウォーミングアップを行い、ケガをしないよう気を付けましょう。

朝の筋トレのメリットについて、以下の記事にさらに詳しく解説してあります。ぜひ参考にしてください。

適切なタイミングで筋トレをしよう

ジムや自宅で筋トレを行う時、どのタイミングでやればいいか悩んでしまいがちです。

今回ご紹介した知識を参考にしつつ、あくまで無理なく自分のライフスタイルにぴったり合うような時間帯・タイミングで筋トレを楽しんでください。

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