ファスティングの効果と注意点 健康的に痩せよう!

ファスティングは短期間で体重を減らす効果や、免疫力が上がったり便秘解消の効果もあります。準備期間、ファスティング期間、回復期間の3ステップの正しいやり方や注意点を解説します。

ファスティングとは?

ファスティングの「fast」とは、絶食や断食を指します。断食は元々宗教的な理由から、一定期間食物を取り入れない儀式として行われています。近年ではダイエット目的として、海外セレブや芸能人が取り入れていることでも注目されました。

ファスティングダイエットは、ノンカフェインの飲み物(水がおすすめ)と酵素ドリンクを用いた方法が一般的です。正しい方法で行わないと、体調を崩してしまったり、中断して逆に太ってしまったなど体への負担は大きいので注意しましょう。

ファスティングの効果

ファスティングには様々な効果があります。

・体重が減る
・内臓を休ませることが出来る
・老廃物を排出する
・免疫力が上がる
・五感が鋭くなる

食物を体内に取り入れないので、自然と体重は減少します。目安として1日間で-1kgを目安にしてください。3日間行った場合は-3kgになります。

普段暴飲暴食をしていると、胃が拡張されてしまっている場合があります。ファスティングの効果として、普段休まずに働いている消化器官を休ませる効果があります。胃だけでなく、全器官休ませることが出来るのもファスティングならではのメリットです。

普段便秘にお悩みの方も、ファスティングはとても効果的です。ファスティングをすると消化器官の動きがストップされるので、腸の中に残っている老廃物「宿便」を排出することが出来ます。宿便を排出することによって体もすっきりします。体に溜め込んでいる毒素を排出することにより、肌ツヤがよくなったり、にきびなどの吹き出物などの肌トラブルにも効果的です。

その他にもファスティングをすると腸内環境が整うので免疫細胞が活性化されます。免疫細胞が活性化されることで、免疫力が高まります。免疫力が上がると、がん細胞をはじめとしたウイルスの増加を抑制することが可能なので、がん治療としてファスティングは用いられることもあります。

ファスティングを行うと驚くのが、五感がとても鋭くなるということです。消化器官など内側からリセットしますが、ファスティングには脳内もリセットする効果があるのです。

特に嗅覚が敏感になり、空気の匂いなど普段気にならない所まで意識するようになりました。また回復期間に食べた重湯やおかゆも、味が薄いのにも関わらずとても美味しく感じることでしょう。

ファスティングの3ステップ

ファスティングは、「準備期間」、「ファスティング期間」、「回復期間」の3ステップを行う必要があります。ファスティング期間にフォーカスしがちですが、特に重要なのが準備期間と回復期間になります。

ファスティングには様々な方法がありますが、今回は酵素ドリンクを使用したファスティングをご紹介します。長期間のファスティングは体への負担が大きいため、専門家の元で行う必要があります。自分で行う場合は、最大でも3日以内にして体調が悪くなった場合は直ちに中断してください。

①準備期間

ファスティングはいきなり始めても体に負担がかかってしまいます。スムーズにファスティングを行う為にも、準備期間は必要です。

準備期間はファスティングを始める1〜2日前から、アルコールは避け、バランスの良い食事を心がけましょう。ファスティング中は固形物が食べられないからといって暴飲暴食をすることは間違った方法です。よく噛んで食べ、腹八分目を目安にすることが重要です。食事の他に、睡眠をしっかりとる、など基本的な健康管理を行うのがポイントです。

②ファスティング期間

ファスティング期間中は固形物は一切口にしてはいけません。水と決められた酵素ドリンクのみで過ごします。筋肉肥大を目的とした筋トレなどの激しい運動は、低血糖状態になる危険性があるので避けましょう。

一方で軽いジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は、体温を上昇させ、脂肪を燃焼しやすくなる効果があるので取り入れると良いでしょう。リフレッシュの効果があります。

③回復期間

回復期間は、準備期間と同様でファスティングと同等の期間を要します。

ここでのポイントは、ファスティングダイエットにおいて回復期間が一番重要ということです。ファスティング期間中に食べ物を体内に取り入れなかったことで、栄養が吸収しやすくなっています。せっかくファスティングをしたのに、高カロリーの物を暴飲暴食してしまえば逆効果です。まずは重湯から始め、徐々におかゆ、そして白米へとシフトしましょう。

ファスティングで注意すること

ファスティング期間は体に良いことをしているはずなのに、体調不良と似た症状が出る事があります。

例としては、頭痛や吐き気、肩こり、めまいなどです。一見風邪のような症状がみられますが、こちらの症状はファスティングによる好転反応によるものです。ファスティングによる好転反応とは、体に溜まっている毒素や老廃物が体から剥がれて、血液により体内を巡ることを指します。

この好転反応は毒素が排出されると、症状が治ります。普段コンビニ弁当や外食などで、添加物を摂取していると化学物質が体に残ってしまい好転反応が起こりやすくなります。好転反応が起きてしまった時は、ゆっくりと体をやすめたり、湯船につかってリラックスするのも効果的です。

一方で注意したいのが、無理をしすぎないことです。明らかに体調が悪化したり、普段の生活に支障をきたすような痛みや症状が出た時はファスティングを止めるという決断が一番です。ファスティングは自分の心と体を休める良い期間です。無理をせずにファスティングダイエットを止めるという選択肢もあるということを覚えておきましょう。

ファスティングの効果についてのまとめ

●ファスティングは、準備期間、ファスティング期間、回復期間の3ステップを行う必要がある。
●3ステップの中でも一番重要なのが回復期間。
●自分でファスティングをする時は3日以内にし、体調がすぐれない時は直ちにやめる

この3点を抑えて、ファスティングに取り組んでみましょう。

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