【プロトレーナー解説】食事制限ダイエットは多くの人が失敗しがちです。なぜ失敗してしまうのでしょうか?原因を知り、しっかり対策すれば必ずダイエットは成功します!間違えがちなやり方と、正しい食事制限ダイエットのおすすめの方法を紹介します。
間違えがちな食事制限ダイエットのやり方4つ
食事制限ダイエットを過去何回もやったのですが、なかなか成功しません。
小川 雄翔監修トレーナーからのアドバイス
日本トレーニング指導者協会の資格(JATI-ATI)保持者。パーソナルトレーナーとして科学的根拠に基づいた指導が得意。
食事制限は正しくやれば絶大な効果がありますが、間違えるとなかなか成功できません。
① 極端な食事制限をする
問題はモチベーションの維持だけではありません。必要なカロリー(正確には糖質とタンパク質)を摂取しないと、体重だけでなく、筋肉量も減少させてしまいます。
筋肉量が減少すると基礎代謝が低下し、痩せにくい身体になってしまうのです。極端な食事制限は避けましょう。
② 1日3食食べない
食事を摂ると、血糖値が上がります。正確には、血糖値を上げるのは糖質ですが、日本人の食事は平均的に摂取カロリーの約60%を糖質から摂ります。すなわち、日本人は食事を摂ると血糖値が上がるわけです。
食事後、血糖値は上がり、少しずつ血糖値は下がっていきます。そして次の食事を摂るとまた血糖値は上がる…。といったことを繰り返しています。1日3食しっかり摂っている人は、血糖値の上下値にブレが少なくなります。
しかし、1食でも抜くと、次の食事で血糖値が急激に上がり、その反動で身体がインスリンというホルモンを過剰分泌し、血糖値を急激に下げます。するとお腹が空き過ぎて食欲が爆発しやすくなってしまいます。
③ 夜遅くに食べる
寝る直前に食事を摂ってしまうと消化活動が追いつかなくなってしまいます。そして吸収しきれなかった分は、余分な脂肪として体内に蓄積されてしまうのです。
遅くとも睡眠時間の3時間前までには夕食は食べ終えておきましょう。
④ 糖質を全く摂らない
・頭痛がしたり疲れやすくなる
これはストレスにつながります。ストレスは食欲を促進するコルチゾールというホルモンが分泌されるのでダイエットの天敵です。
・筋肉が減る
糖質が体内に枯渇してしまうと、筋肉が分解してしまいます。筋肉が分解されると基礎代謝が落ちて太りやすい身体になってしまいます。
1日に「体重1kgにつき糖質1g」程度摂取するようにしてください。
小川 雄翔監修トレーナーからのアドバイス
日本トレーニング指導者協会の資格(JATI-ATI)保持者。パーソナルトレーナーとして科学的根拠に基づいた指導が得意。
糖質をかなり制限し、代わりに脂質を摂取する「ケトジェニックダイエット」というやり方もありますが、これは専門家に相談しながら行ってください。
さまざまなダイエット方法が存在する中、結果が出ずに悩んでいたり停滞期で数字や身体に変化がない日々が続いている方。一つの新しい刺激としてケトジェニックダイエットというダイエット方法をご紹介します。
正しい食事制限ダイエットのやり方3つ
① 栄養をしっかり摂取する
・糖質
・脂質
・タンパク質
・ビタミン
・ミネラル
小川 雄翔監修トレーナーからのアドバイス
日本トレーニング指導者協会の資格(JATI-ATI)保持者。パーソナルトレーナーとして科学的根拠に基づいた指導が得意。
「体重1kgあたり、1日のタンパク質の摂取量が0.7g未満」だと、筋肉の分解が進みます。
小川 雄翔監修トレーナーからのアドバイス
日本トレーニング指導者協会の資格(JATI-ATI)保持者。パーソナルトレーナーとして科学的根拠に基づいた指導が得意。
どうしても不足する場合は市販のプロテインを活用するのもいいですよ。
② 食物繊維を摂取する
・腸内環境を整え、便通を良くする
便秘は老廃物が体内に溜まりやすくなるので、痩せにくくなってしまいます。
【プロトレーナー解説】便秘になるとお腹がポコっと出たり張ったりして苦しいし太って見えてしまいます。太る原因にもなる便秘ですがなぜ便秘で太るのか、またその解消法をご紹介しながら解説していきます。
血糖値の上昇が抑えられれば、体脂肪がつきにくくなります。
・脂肪の吸収を抑える
食物繊維は糖質、コレステロールの吸収を押さえる働きがあるのです!
・満腹感を与え、食べ過ぎ防止に繋がる
野菜など食物繊維には水分が含まれており、胃の中で膨張します。結果、摂取カロリーは少なくても満腹感を感じることができます。
③ 筋トレで筋肉量を維持する
小川 雄翔監修トレーナーからのアドバイス
日本トレーニング指導者協会の資格(JATI-ATI)保持者。パーソナルトレーナーとして科学的根拠に基づいた指導が得意。
食事と関係ないですが、筋トレはとても大事です!
おすすめはスクワットです。スクワットは全身の大きな筋肉群を一気に鍛えることができるので、全身の筋肉量をアップさせるには最も効果的な筋トレ種目です!
小川 雄翔監修トレーナーからのアドバイス
日本トレーニング指導者協会の資格(JATI-ATI)保持者。パーソナルトレーナーとして科学的根拠に基づいた指導が得意。
スクワットは「キング・オブ・エクササイズ」と呼ばれるほどその効果は高いです。
<スクワットのやり方>
1.両足を肩幅より少し広めに取り、つま先を少し外側へ向ける
2.背中をまっすぐ伸ばしたまま腰を落とす(やや上体は前傾姿勢になります)
3.背中がまっすぐのまま落とせるところまで腰を落とし、一気にもとの高さに戻す
ダイエットに失敗しても自分を責めない
小川 雄翔監修トレーナーからのアドバイス
日本トレーニング指導者協会の資格(JATI-ATI)保持者。パーソナルトレーナーとして科学的根拠に基づいた指導が得意。
最後に最も大切なことをお伝えします。
世の中には美味しそうなスイーツやラーメン店など、誘惑でいっぱいです。ダイエットをするには非常に難しい環境なのです。それなのに一度や二度ダイエットに失敗してしまったからといって自分を責めるのは辞めましょう。
ある意味、「ダイエットに失敗するのは当たり前」というくらい軽い気持ちでいたほうがいいです。これだけダイエットを成功させることが難しい状況では、何度失敗しても諦めないことの方が重要です。決して諦めずに自分に合う方法を探し続けましょう。
一つひとつが三日坊主で終わっても、それを10回繰り返せば1ヶ月間続くことになるのです!
小川 雄翔監修トレーナーからのアドバイス
日本トレーニング指導者協会の資格(JATI-ATI)保持者。パーソナルトレーナーとして科学的根拠に基づいた指導が得意。
正しくダイエットをサポートしてくれるパーソナルトレーナーの力もぜひ頼ってみてください!
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