上腕に作られたたくましい力こぶに憧れる男性は、きっと少なくないはず。あのたくましい力こぶを作るには、上腕二頭筋を鍛えるのが必要不可欠です。そこでここでは、上腕二頭筋の鍛え方として自重トレーニング、ウェイトトレーニングからオススメの種目を紹介・解説していきます!
上腕二頭筋の鍛え方①ダンベルカール
ダンベルカールでは両手でダンベルを持ち、肘を体に固定します。そして手の平は上に向けてください。その状態から、ダンベルを上下に動かします。
この時、ダンベルを下ろす時に肘が伸びきる少し手前まで下ろすことで、上腕二頭筋に常に刺激をかけ続けることができます。
基本的には両手を動かすダンベルカールですが、左右交互に上下させる「オルタネイト・ダンベルカール」という種目もあります。後者の方が片腕にフォーカスしてトレーニングできますが、上半身が動きやすく反動をつけやすくなってしまうので注意してください。
<ダンベルカールをさらに詳しく>
【プロトレーナー解説】上腕二頭筋を鍛える代表種目「ダンベルカール」の効果、鍛えられる筋肉、そして、ダンベルカール(アームカール)のバリエーション種目を紹介します。
上腕二頭筋の鍛え方②ハンマーカール
上腕二頭筋は名前の通り、主に長頭・短頭の2つの部位で構成されています。短頭は主に、手の平を上に返す動きで使われ、上腕二頭筋の「厚み」を作ってくれます。それに対して長頭は肘の屈折に関わっていて、上腕二頭筋の「高さ」を作ってくれます。
つまり、ダンベルカールは短頭を、ハンマーカールは長頭をそれぞれ刺激してくれるというわけです。単一の種目を繰り返すよりも、この2つの部位をそれぞれ刺激するという鍛え方で、より効率的に上腕二頭筋を大きくすることができます。
<オルタネイト・ハンマーカールをさらに詳しく>
オルタネイト・ハンマーカールは上腕の前面を鍛えることができる、ダンベルを用いたトレーニングです。主に、上腕筋を鍛えることに効果があります。同時に、上腕二頭筋にも効果があります。前腕筋や手首の強化が期待でき、握力向上にもつながります。
上腕二頭筋の鍛え方③ライイングダンベルカール
このメニューは、トレーニングベンチや幅の狭いベンチに横になって行います。ベンチに仰向けになった状態で、両手にダンベルを持ちます。
そして両手はそのまま体の横に下ろし、その状態からダンベルを持ち上げてください。
ダンベルを下ろす時、肘は伸ばしきってしまうと負荷が逃げるだけでなく、肘の靭帯を痛めてしまう危険性があるので気をつけましょう。
上腕二頭筋がストレッチされることで、普段のダンベルカールよりも筋肉の伸縮を使ったトレーニングができるようになります。
同じ目的で行うメニューとして、背もたれのように角度を変えられるベンチで行う「インクライン・ダンベルカール」があります。
<ライイングダウンカールをさらに詳しく>
ライイングダウンカールは、二の腕の筋肉である上腕二頭筋を鍛えることができる筋トレです。筋肉のついたカッコいい二の腕を手に入れることができ、引き締めることもできます。筋肉の中でも特に目立つ上腕二頭筋を鍛えてカッコよく見られるカラダを手に入れましょう。
上腕二頭筋の鍛え方④アイソメトリックトレーニング
まず、ダンベルカールのような体勢をとり、鍛えたい方の腕を少し曲げておきます。鍛える方の手の上に片方の手を乗せ、お互いの手を押し合うのです。両腕とも全力でお互いを押し合い、10秒程度を交互に行なって行きましょう。
「アイソメトリック」は「静的運動」を意味していて、筋肉の伸縮ではなく拮抗する力を使った鍛え方です。
ケガのリスクも少なく、場所を問わず行えるのが大きなメリットと言えます。
筋トレを始めたての頃は、このメニューから試してみるといいでしょう。
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上腕二頭筋の鍛え方⑤リバースグリップの懸垂
通常の懸垂は、手の平を前方に向けて行います。
しかしこの種目では、手の平は自分の方(後方)に向けて行うのです。また、手の幅は肩幅程度と通常よりやや狭く持つようにしてください。
この状態から上腕二頭筋に力を入れつつ、背中にある広背筋を使って体を持ち上げます。
ウェイトトレーニングとも遜色ない強度が実感できるトレーニングです。このメニューでは、同じく自重トレーニングで鍛えにくい「広背筋」も鍛えることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
上腕二頭筋は器具があることで鍛え方の幅がずっと違う!
これらがあると他の筋肉もより幅広いトレーニングができるようになるので、自宅でトレーニングをする方は是非購入を検討してみてください。
野島 賢監修トレーナーからのアドバイス
NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
ISA-CSTP(日本ストレッチング協会認定ストレッチングトレーナーパートナー)
JCCAベーシックインストラクター(日本コアコンディショニング協会)
JBBF(ジャパンボディビルフィットネス連盟)公認指導員
日本スタビライゼーション協会スタビライゼーション・アドバンサー
国際救命救急協会 CPR+AED
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