【女性におすすめ】ブリッジダイエットのやり方と効果とは?

監修者

高山 菜緒

日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200

【プロトレーナー解説】ブリッジダイエットは文字通り、橋のように身体を反らせるポーズを行うのですが、なぜブリッジをするとダイエット効果があるのか?その効果と方法について解説していきます。

ブリッジダイエットとは?

ブリッジダイエットとは、その名の通りブリッジポーズをするダイエット方法です。ブリッジは、仰向けになった状態から、両手・両足は床につけたまま、その他の身体の部分を床から離し反らせるため、普段は使われない筋肉を刺激することができます。

子供の頃は簡単にできていたポーズでも、大人になるにつれて身体は硬くなるのでできなくなる方も多いと思います。しかしこのブリッジポーズは、ヨガの正式なポーズにもなっているほど、ボディメイク効果が抜群なんです。まずは正しいやり方をご紹介します。

ブリッジポーズのやり方

まずはスタンダードなブリッジのやり方です。ブリッジを行うときは急に行わず、お風呂上がりなど身体が温まっているときに行うようにしましょう。急に行うと怪我をする原因になります。

⑴仰向けになり、両手のひらと両足の裏を床につける
⑵手のひらと両足で床を押し、ゆっくり体幹部分を持ち上げる
⑶身体を弓なりの状態にしたら、ゆっくり呼吸をする
⑷3〜5呼吸繰り返したら、ゆっくり身体を床に戻す

はじめから頭まで持ち上げるブリッジが難しければ、体幹部を持ち上げたときに頭のてっぺんを床につけた状態で行なっても良いです。また、ブリッジの軽減法として以下のやり方もあります。

〜橋のポーズ〜

⑴仰向けになる
⑵膝を立て、両手を身体の横に伸ばす
⑶腹筋とお尻に力を入れ、肩から膝までが一直線になるようにお尻を持ち上げる
⑷10秒キープする。お尻が落ちたり、腰を反らし過ぎないように注意する

ブリッジまで身体を反らすのが難しい場合は、まずこの橋のポーズで少しずつ身体を伸ばしていきましょう。胸からお腹にかけて伸ばされるので、気持ちのいいところで呼吸を続けましょう。

行う時間・期間

1日1分行えば十分です。
1回で30秒ほどのキープを2セット行うのもいいですし、はじめから30秒は苦しい、という方は15秒ずつというように何セットかに分けても構いません。少しずつ身体を柔らかくしていきましょう。

期間は、見た目に出るようになるには早くて2〜3ヶ月ほどです。半年くらい続けることで身体の変化に自分でも分かるようになります。

ブリッジダイエットの効果とは?代謝アップや生理痛にも効果アリ?

1日の中でも短時間でできるブリッジダイエットですが、どのような効果が期待できるのでしょうか?ブリッジを行うことでの嬉しい効果をみていきましょう。

シェイプアップ

ブリッジは腕と脚の力で身体を支えるポーズです。自分の全体重を手足で支えるため、このポーズは普段使われない筋肉が使われるうえに、眠っていた筋肉も目覚め、全身の引き締め効果が期待できます。

さらに身体を支えるのに大事な体幹の筋肉を鍛えることができます。体幹を鍛えることで太りにくい体づくりに貢献します。

内臓の位置が正常に戻し、腸の働きが改善して便秘予防や、老廃物を溜め込みにくくなります。
すると、気になる下っ腹のぽっこりおなかの解消や、おなかまわりをすっきりさせる効果があります。なので、身体の筋肉量を増やし、引き締まった身体を目指すことができるのです。

骨盤矯正効果

ブリッジをすると全身がストレッチされるので、骨盤や背骨などの身体の歪みを矯正する効果も期待できます。

骨盤や背骨などの骨格を矯正できると猫背や反り腰が直理、内臓があるべき位置に戻ります。さらに筋肉にも無理な負担がかからず、しっかり動くようになるので、全身の代謝がアップすることに繋がるのです。

むくみや生理痛の緩和

ブリッジによって身体の歪みが改善されると、新陳代謝がよくなり、それと同時に血流とリンパの流れも良くなります。全身の血流がよくなることで、冷え性の改善や浮腫みの解消、さらにはお腹周りの巡りも良くなり、生理痛の緩和にも効果があらわれます。

生理痛は血流が悪くなる冷えから来ることが多いので、その冷えを解消できることで生理痛も軽くなると言われています。ただ、生理の時にブリッジを行う場合は体調をみて、量が多いときや貧血気味の時は特に、無理に行わないようにしましょう。また、身体の前面を反らして内臓を刺激するため、便秘の改善や消化機能の向上も期待できます。

ブリッジを行うときの注意点

ブリッジポーズは、決して簡単なポーズとは言えません。なのでブリッジを行うときは以下のようなことに注意して行いましょう。

ストレッチを行う

ブリッジは見た目以上に身体が伸ばされるポーズです。準備運動を行わないと腰痛になったり、背中を痛める場合があります。
そのため、ブリッジを行う準備として手首、首、肩をゆっくり回したり、前屈や上体を反らしたりしてしっかりストレッチを行いましょう。

また、身体が冷えているとどうしても筋肉は硬くなっています。身体が温まっているお風呂上がりや、ウォーキングなどの有酸素運動後に行うことをおすすめします。

安全な場所で行う

ブリッジは床に手足をつけて行いますが、床では硬くて、場所によっては滑りやすいところもあると思います。そのようなことを防ぐためにマットを使うことをおすすめします。

マットはクッション性があり、滑りにくいものがいいので、ヨガマットが適切です。布団やカーペットの上でもできますが、滑りやすいので気をつけて行いましょう。

絶対に無理はしない

無理して行うと筋肉を痛めてしまうので絶対に無理はせず、自分のできる範囲から行いましょう。筋肉が柔らかくなるには少し時間がかかります。自分のできる範囲でも続けていくことで少しずつ完成形に近づけていけるので、無理せず呼吸が意識できるところで行なってください。

また、もともと腰痛持ちの方や首や肩を痛めている場合は行わないようにしましょう。

ブリッジを行うときは呼吸も大切

ブリッジは頑張って行うとどうしても呼吸が止まりやすくなります。呼吸が止まると筋肉は伸びにくくなってしまうので、まずは自然な呼吸ができるところで行いましょう。

さらに慣れてきたら腹筋に効果のある『ドローイン』を行いましょう。もともとドローインはお腹を呼吸とともにお腹をへこましたり膨らませたりするインナーマッスルのトレーニングです。ブリッジも体幹部のインナーマッスルを使うので、ドローインを取り入れるとさらに効果が高まります。

ブリッジポーズで引き締まった身体を目指そう

1日1分で引き締まった身体を手に入れることができます。

また、ブリッジで代謝が上がったり血液の巡りがよくなるので、有酸素運動と組み合わせて行うとよりダイエット効果も高まります。肩こりなどがある方にもぜひ行なって欲しいポーズです。

高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス

日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200

最初は綺麗にブリッジができなくても大丈夫ですので、ゆっくり身体を慣らしていくようにしましょう。

色々なメリットがあるので、是非できるようになって毎日少しでもやってみてください。