おにぎりの糖質は太る原因に!糖質制限ダイエットで痩せる!

おにぎりの糖質はどれくらいだろうか?糖質制限ダイエットにおにぎりは向いているだろうか?おにぎりの糖質量や糖質制限ダイエットに触れながらまとめます。

おにぎりと糖質、ダイエットについて

おにぎりについて

おにぎり(御握り)はおむすびや握り飯とも呼ばれることがある食べ物です。
おにぎりは炊いたお米(ご飯)に味付を施したり、具材を入れたりしてつくる料理です。
おにぎりの形状は三角形や球状、または俵形に握り、成型することが特徴です。
多くの人は手のひらサイズで作ることが多いでしょう。

日本国内の特徴的な料理として、特に携帯食や弁当に重宝され、日常シーンでも行事でも良く目にする機会があります。
これは、おにぎりは作り置きが可能であることや、保存性や携帯性に富んでいること、おにぎりそのものを手づかみで食べられることなどが理由でしょう。

おにぎりはもともと残ったごを保存する方法としてや、携帯食として発達しました。
その後、残り飯としてではなく、常食としてのおにぎりがメインとなります。
今では、おにぎりは家庭だけでなく、スーパーマーケット(1970年代~)やコンビニエンスストア(1980年代~)などで大々的に売られています。
最近では、世界各国でもおにぎりが販売されていることがあります。

さらに、おにぎりは形やご飯の種類、具材などでたくさんの種類ができます。

【おにぎりの形】
・三角形
・俵形
・丸型
・円盤形
・球形
・四角形
・梅の花形、星形など

【おにぎりのご飯】
・白飯(うるち米)
・紫米
・おこわ(もち米)
・雑穀入りご飯
・混ぜご飯
・炊き込みご飯(加薬ご飯など)
・チャーハンやドライカレー、チキンライス等

【おにぎりの具の種類】
・乾物 (おかかなど)
・和え物( エビマヨネーズやツナマヨネーズなど)
・揚げ物(えび天やトンカツなど)
・炒め物(肉野菜炒めなど)
・角煮
・魚肉の酢漬け・塩漬け( サケやマス、アジやサバなど)
・魚卵加工品 (イクラの醤油漬や焼きたらこ、明太子など)
・鶏卵 (ゆで卵)
・塩辛
・そぼろ(鶏そぼろや鮭フレークなど)
・佃煮(昆布や海苔の佃煮など)
・漬物(高菜や柴漬けなど)
・発酵食品(ネギ味噌やなめ味噌、納豆など)
・焼き物(焼き鮭や焼肉、ウナギの蒲焼など)

日本の様々な場面に定着しているおにぎりですが、今回は糖質制限ダイエットにおにぎりが向いているのかどうかを調べます。

そもそも糖質は体に必要?

糖質は体の中で働いてくれる主要なエネルギー源です。
この糖質1gあたりで4kcalほどのエネルギーを産み出せます。

糖質は体内へ吸収されると、血液中では「ブドウ糖」と呼ばれる形で全身を巡ることになります。
特に脳にとって唯一のエネルギー源がブドウ糖であると考えられ、ブドウ糖・糖質が足りなければうまく頭が働かなくなる可能性もあります。
もちろん、肉体の構築や運動のエネルギーとしてもブドウ糖は利用されます。

さて、ダイエットの話題において、食べ物中の糖質量 ≒ 炭水化物量と考えてもほぼ間違いありません。
栄養学的な意味で厳密に考えると、炭水化物 = 糖質 + 食物繊維です。
しかし、食物繊維はほぼ消化・吸収されずエネルギーに変わりません。
そのため、ダイエットでは糖質と炭水化物とをほぼイコールとして扱っても問題ありません。

糖質とダイエットの関係について

糖質がブドウ糖として血液中に大量に含まれた状態、つまり、血糖値が高い状態は人体にとって不都合です。
この不都合を解消するため、ホルモンの「インスリン」が働き出します。
このインスリンは最終的にブドウ糖を中性脂肪へと変える働きを持っているホルモンです。
つまりは、体に脂肪を蓄える反応です。
ダイエットにはもちろんありがたくない反応です。

そのため、ダイエット中は血糖値を上げないようにすることが望ましいです。
まずは、糖質を控える事が一つの方法として考えられるでしょう。
これを糖質制限ダイエットと呼びます。

また、血糖値は糖質の量依存ではなく、血糖値を上げやすい糖質や上げにくい糖質というものが存在します。
これはGI値で表され、低いほど血糖値が上がりにくいことを示します。
糖質制限ダイエットでも、この低GI値にこだわることは多いです。

糖質制限ダイエットでは、糖質を制限しすぎてしまうと、日常の生活に支障をきたすおそれがあります。
疲れやすくなったり、注意力散漫になったり、判断力がおちたりといった危険があるでしょう。
糖質制限ダイエットで厳密に糖質を排除すると、支障が出る可能性が極めて高いです。

糖質制限ダイエットは無理のないところから長く続けることが理想です。

本文中ではおにぎりが低糖質ダイエットと相性が良いかを調べていきます。

おにぎりの糖質と他の食べ物の比較

おにぎりの糖質とカロリー

おにぎりは手作りももちろんありますが、コンビニなどで販売されているおにぎりも既に生活に定着しています。
ここでは、いくつかのおにぎりを取り上げて、糖質やカロリーについて調べます。

コンビニで売っているおにぎりについて、量はだいたい80gから100gです。
一方で、手作りおにぎりの量は110gから150gが平均と言われています。
ここでは、手作りおにぎりは150gとして表記します。

【手作りおにぎり】
・おにぎり:糖質59.1g、カロリー268.5kcal
・焼きおにぎり:糖質59.3g、カロリー272kcal

【ローソン】
・手巻おにぎり 紀州南高梅:糖質36.4g、カロリー177kcal
・手巻おにぎり おかか:糖質39.9g、カロリー193kcal
・手巻おにぎり 日高昆布:糖質38.2g、カロリー174kcal
・味付海苔手巻 玉子かけ風ごはん:糖質35.5g、カロリー178kcal
・新潟コシヒカリおにぎり 焼さけハラミ:糖質39.4g、カロリー206kcal
・新潟コシヒカリおにぎり 生たらこ:糖質41.0g、カロリー195kcal
・新潟コシヒカリおにぎり 塩にぎり:糖質34.4g、カロリー198kcal
・和風シーチキンマヨネーズおにぎり:糖質38.2g、カロリー239kcal
・もち麦入り 梅しそごはんおにぎり:糖質37g、カロリー172kcal
・赤飯おこわおにぎり:糖質48.4g、カロリー237kcal
・もち麦入りおにぎり 枝豆と塩昆布:糖質35.6g、カロリー188kcal

【ファミマ】
・男飯 厚切りベーコンのガリチー焼:糖質38.2g、カロリー223kcal
・直巻 焼しゃけ:糖質45.6g、カロリー221kcal
・手巻 辛子明太子:糖質36.1g、カロリー172kcal
・手巻 北海道産昆布:糖質39.3g、カロリー183kcal
・手巻 紅しゃけ:糖質34.8g、カロリー177kcal
・魚沼産コシヒカリ 塩おむすび:糖質39g、カロリー176kcal
・直巻 明太子マヨネーズ:糖質45.2g、カロリー237kcal
・直巻 とり五目:糖質42.4g、カロリー205kcal
・赤飯おむすび:糖質43.8g、カロリー199kcal
・手巻 ねぎとろ:糖質35.2g、カロリー165kcal

一部を除き、糖質やカロリーに大きな差はないようです。
おにぎりに含まれるお米の重量にほぼ依存していると言ってもよいでしょう。
しかし、どれくらいの糖質量なのかイメージしにくいかもしれません。
次は、他の食べ物とも比べてみます。

おにぎりと他の食品の比較

手作りおにぎりと他の食べ物の糖質量やカロリーを比較します。
100gあたりの糖質量とします。

・手作りおにぎり:39.4g
・米:37.1g
・ラーメン:63g
・食パン:46.6g
・ベーグル:54.6g
・コッペパン:49.1g
・フランスパン:57.5g
・そば(茹で):26.0g
・うどん(茹で):21.6g
・みかん:12.0g
・りんご:15.5g
・バナナ:22.5g
・メロン:10.4g
・オレンジ:11.75g
・いちご:7.68g

100gあたりのカロリー

・手作りおにぎり:179kcal
・米:168kcal
・ラーメン:436kcal
・食パン:260kcal
・ベーグル:275kcal
・コッペパン:265kcal
・フランスパン:279kcal
・そば(茹で):132kcal
・うどん(茹で):105kcal
・みかん:46kcal
・りんご:57kcal
・バナナ:86kcal
・メロン:42kcal
・オレンジ:47kcal
・いちご:33kcal

おにぎりの糖質やカロリーは主食とほぼ大差ないと考えてよいでしょう。
もとより、おにぎりは主食として食べるものですから、それらと大きな差がつくはずはありません。

おにぎりを食べると太る?

簡単に言えば、おにぎりは太ります。
カロリーも糖質もしっかりあるため、1日に必要以上を食すと太るでしょう。
ただし、あくまでも適量以上を食べた場合の話です。
食べ過ぎると太るのは何でも一緒です。
重要なのは、どれくらい食べるかでしょう。

さらに、脂肪たっぷりの間食をするくらいなら、小さなおにぎりを食べるほうが良いです。
もし、おにぎりを積極的に食べるなら、具材もヘルシーなものを選ぶと良いでしょう。

糖質制限ダイエット中のおにぎりについて

糖質制限中におにぎりはどれくらい食べられる?

糖質制限中におにぎりはどれだけ食べられるのか?
これに対する最も簡単な答えは「食べてはいけない」になるでしょう。
正確には間食としておにぎりは口にできないとなります。

お米は炭水化物すなわち糖質の塊です。
お米はほぼ糖質制限ダイエットの天敵と言えるでしょう。
これをどうやって減らすかを悩み考えるのが、糖質制限ダイエットの命題です。

一方で、主食として食べて行くのなら問題はあまりないと言えます。
そのまま主食と置き換えることが出来るでしょう。
手作りであれば量を調整できますから、自身の糖質制限ダイエットに合う適量に合わせておにぎりを作れば良いでしょう。

最近では糖質制限ダイエットに「ロカボ」という考え方があります。
極端に糖質制限をするのではなく、食事を美味しく食べられる程度の適正な糖質を摂取していこうという考え方です。
ロカボの考え方では一食で摂取する糖質は20g程度となっています。
手作りおにぎりであれば適量を計算して作ることもできるため、お米がなければ食事がはかどらないという人にもお勧めとなる考え方です。

また、最近では「おにぎりダイエット」なるものも提唱されているようです。
糖質制限ダイエットとはまた異なるアプローチですが、自分に合うダイエットを模索する上で試してみるのも良いでしょう。

パスタやパンよりもお米はずっと糖質や脂質が少なくなっています。
要するに、小麦よりもお米の方がダイエットには優しいということです。
実際に、食後の血糖値上昇もお米の方が穏やかになることが分かっています。
糖質制限ダイエットとは違いますが、食事のメインをお米にすることによって、昔ながらの日本型食事に戻し、体質改善が可能と言われています。
ちなみに、おにぎりダイエットでは、おにぎりと野菜が中心になるようです。