あなたが痩せないのには必ず理由がある。運動をしても食事を制限しても全然痩せないのは、間違った思い込みをしているせい?結局痩せるためには何をすればいいのかを徹底的に解説していきます。
全然痩せない!陥りがちな3つの理由
神尾健太監修トレーナーからのアドバイス
G.tail代表/BLDA代表理事/千葉大学スポーツ科学過程卒/BLDAマスターボディデザイナー,NSCA-CSCS,鍼灸マッサージ師,EBFA,NKT,PS2AD-A,JM7,ファイトライフ協会認定トレーナー,骨格スタイル協会認定ファッションアドバイザーなど
「ダイエットをしても全然痩せない!」という人には必ず理由があります。
陥りやすい3つの原因をまずは紹介します。
① カロリー詐欺
私はこれを「カロリー詐欺」と呼んでいます。
人体とは、現代科学でも未だに解明できないほど複雑な代物です。理論上の数値で食事制限をしても必ずしもそのとおりの体重減少にはならないのです。
② 食事制限の落とし穴
そんな経験一度はあるでしょう。
例えば1日に摂取するカロリーを500キロカロリー減らしてそれを90日続けたとします。
理論上、
500キロカロリー × 90日 = 45,000キロカロリー(体脂肪6kg分)
は減っていると思えるでしょう。
しかし、間違ってもそんなことはなく、もしかするとほとんど変化していない可能性すらあるのです。
ここに食事制限の落とし穴があります。
食事を減らしても
・基礎代謝の低下
・活動量の低下
③ 運動効果の過大評価
例えば、1時間半のウォーキングと30分の半身浴をした場合の努力感(やってやったぞ感)はかなり大きいはずです。しかしその自負とは裏腹に、消費したカロリーは微々たるもの(およそ300~400キロカロリー)。昨日か一昨日、お祝いの席だからと自分を正当化して食べていた苺のショートケーキですぐさま相殺されてしまうでしょう。
問題は、運動に費やした努力感(時間と労力)への期待値があまりにも高すぎるということ。したがってここで重要になってくるのは、運動が無意味と解釈するのではなく(むしろ絶対に必要)、昨日あんなにも運動したのに全然痩せていない!と嘆くことが無意味で無駄なストレスだと知ってもらいたいのです。
さて、考えてみれば当たり前ではないでしょうか?こんなにも痩せないことで悩んでいる人が多い時代に、消費カロリーのマイナス分と、摂取カロリーのプラス分の単純な計算だけで体重の問題を解決できるはずがありませんよね。
体重を減らしたいと望む際、『(消費カロリー)-(摂取カロリー)=体重の増減』という単純なカロリー計算は、私たちの身体には通用しないと理解することがまずは重要なのです。
短期間でダイエットに成功する方法
そうだったんですね。今日から自分の体について単純に考えすぎて、無駄にストレスを感じるのをやめにします!
神尾健太監修トレーナーからのアドバイス
G.tail代表/BLDA代表理事/千葉大学スポーツ科学過程卒/BLDAマスターボディデザイナー,NSCA-CSCS,鍼灸マッサージ師,EBFA,NKT,PS2AD-A,JM7,ファイトライフ協会認定トレーナー,骨格スタイル協会認定ファッションアドバイザーなど
いいことですね。身体の声にしっかり耳を傾け、その反応を素直に受け止めることから身体づくりは始めるべきなのです。
でも、、2ヶ月後の結婚式には何とか痩せたいんです!!
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わかりました。では短期間の結果にコミットする場合に有効なダイエット法をお伝えしていきましょう!
全国的なダイエット実験の結果
おそらくTVコマーシャルで何回も目にしているはずです。そしてある意味では、短期間の結果“のみ”にコミットする場合のダイエット法の答えは、この実験によってすでに証明されているのではないでしょうか?
その方法はこんな感じ。
・専属のパーソナルトレーナーとの社会的契約
・数十万円という金銭的な担保
・24時間体制の徹底した食事管理
・週数回の厳しい筋力トレーニング
その理由は、先ほどお伝えした身体の仕組みをもう一度考えてもらえれば納得できるはずです。
食事管理と筋トレ
この事実は裏を返すと、摂取カロリーを減らしても、基礎代謝と活動量の低下を何かしらの方法によって防ぐことができれば、体重が減ることを意味しています。
そこで、24時間体制の徹底した食事管理と週数回の厳しい筋力トレーニングが有効となるのです。
どんなに甘いモノやジャンクフードが食べたくても我慢して、どんなに身体がだるくて重くても筋トレをする。そうすることで、摂取カロリーをマイナスにとどめながらも、基礎代謝と活動量を強引に維持するというわけです。
でも普通の人がこの状況を一人で継続するのは、強靭なメンタルの持ち主でない限り、絶対に無理だと思ってしまいますよね。
社会的契約と金銭的な担保
人は、高度な社会的な生き物として進化してきました。だから、他人を裏切ったり約束を無視するなど、社会的な評価を落とすような行動はなるべく避けるようにプログラミングされています。
親身に寄り添ってくれる専属のパーソナルトレーナーを裏切りたくはないという心理と、無駄になるとそこそこ痛い金額を担保にしていることが合わさって、2ヶ月間の辛い試練をなんとか乗り切ることができるようになるのです。
もし、そこまでの金額をかけられなくても、社会的な契約を自分に課す工夫はできるはずです。
例えば、友人と一緒にジムに通う約束をすることなどが考えられます。「今日もあの子は私との約束を裏切ってサボったわね!」とは思われたくはないでしょう。
他にも、恋人に3万円を渡しておき、「私がケーキを食べているところを見かけたらその3万円で好きなもの買っていいわよ!」と契約を交わしておくのもオススメです。
もし2ヶ月間やり切ったら、倍の金額のプレゼントをおねだりしておくといいかもしれませんね。
神尾健太監修トレーナーからのアドバイス
G.tail代表/BLDA代表理事/千葉大学スポーツ科学過程卒/BLDAマスターボディデザイナー,NSCA-CSCS,鍼灸マッサージ師,EBFA,NKT,PS2AD-A,JM7,ファイトライフ協会認定トレーナー,骨格スタイル協会認定ファッションアドバイザーなど
ただし、もちろん短期間コミット型ダイエットにはリバウンドのリスクが伴うことは承知しておきましょう。
【プロトレーナー解説】今回のダイエットは絶対にリバウンドをしない!と望む人が必ず押さえておきたいリバウンドの原因とそのメカニズムを徹底解明。過去のダイエットでリバウンドを繰り返してきた人が実践すべき2つの重要なポイントをご紹介します。
痩せやすさの原因は腸内環境にある
遺伝子の影響
また、太った人などほとんどいなかった60年前から、遺伝子が変異しているとも考えにくいので(というか絶対にありえない)、現代人が太りやすく痩せにくくなった原因は、文化的背景による環境の変化にあるとみなすべきなのです。
ではどういった環境の変化が私たちを痩せにくくしているのでしょうか?
痩せる・太ると腸内環境の関係
ここで2013年に発表された研究結果をご紹介。
その後、この双子のそれぞれの腸内細菌を無菌マウスに移植して様子を見ると、太った双子の細菌を移植したマウスの方だけ短期間に16%もの体重が増えたのだ。』
ではどうすれば腸内環境が良好に整い、痩せやすい身体を手に入れられるのでしょうか?
腸内環境を整える食事
1.多種多様な本物の食材
2.食物繊維
3.発酵食品
簡単に言えば、古き良き時代の食事を思い出そう!ということですね。有名な格言にこんなものがあります。
「私たちのおばあちゃんが食べ物だとみなさない物は、食べない方がいい」
【プロトレーナー解説】基本的にリバウンドが避けられない糖質制限ですが、短期的に体重減少は可能で、効果的にダイエットするためのおやつの選び方を紹介します。健康のためには完全にカットしないで少し減らす、そして血糖値の上昇に注目します。
全ての痩せたいと願う人へ~ラストメッセージ~
神尾健太監修トレーナーからのアドバイス
G.tail代表/BLDA代表理事/千葉大学スポーツ科学過程卒/BLDAマスターボディデザイナー,NSCA-CSCS,鍼灸マッサージ師,EBFA,NKT,PS2AD-A,JM7,ファイトライフ協会認定トレーナー,骨格スタイル協会認定ファッションアドバイザーなど
最後になりますが、痩せたいと本気で願う人が知っておくべき重要なことをお伝えします。
「ダイエットの為に、私はこの好きでもない野菜を食べ、大好きなパンケーキを我慢するのだ!」
この決意は非常に立派ですが、残念ながら間違っています。さらに言えば、これを誰かに強制されていたり、誰かに管理してもらっているうちは、おそらくあなたはリバウンドの餌食となるでしょう。
本来食事は楽しいものです(1日の中で食事の時間は最高のひと時だ!)。嫌いなものを無理やり食べさせられ、好きなものを我慢させられて、誰が食事を楽しめるのでしょうか?そんな生活を、一生続けられる人などこの世にいるのでしょうか?人生を損しているのでは?
現在様々な研究によって、人の味覚は変えられることがわかってきました。今のあなたの舌と脳では、決して満足できない新鮮な生野菜のサラダや薄味の料理を好きになることは可能です。甘くて脂っこい加工食品を気持ち悪く感じるように変われるのです。
目指すべきなのは“頑張って”痩せることではなく、好きなものを食べていれば自然と体重と健康を維持できる食習慣ではないでしょうか?そして自分の習慣は、他人には絶対に変えることができません。むしろ、指図されれば反発したくなるのが人の性でしょう。
あなたは変われるし、続けられる。
主体的に自分の身体と向き合ってさえいれば。
神尾健太監修トレーナーからのアドバイス
G.tail代表/BLDA代表理事/千葉大学スポーツ科学過程卒/BLDAマスターボディデザイナー,NSCA-CSCS,鍼灸マッサージ師,EBFA,NKT,PS2AD-A,JM7,ファイトライフ協会認定トレーナー,骨格スタイル協会認定ファッションアドバイザーなど
きちんとした知識を身に着け、自律できれば、それは一生モノですよ。だから“頑張って”!!
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