【プロトレーナー解説】「ダイエット中はお酒をやめる必要があるのでしょうか?」よく、このような質問をされることがあります。実はダイエット中に呑んでも良いお酒と控えるべきお酒があります。お酒を我慢してダイエットが苦行にならないように、今日は記事にまとめていきます。
ダイエット・ボディメイクに飲んでも良いお酒とは!?
普段仕事をしているのですが、付き合いでお酒を飲む機会が多くて、体重は毎年増える一方です・・・。
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
ビジネスマンは特にお酒の付き合いは多いかもしれませんね・・・!お酒というと、ビールや焼酎、ワイン、ウイスキー、ウォッカなどなど色々ありますが、どうやって選んでいますか?
特に意識して飲んだことはないです。その場に応じて飲みたいものを飲みますね。
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
おそらく、ご自身の好みや、その時の料理に合わせてお酒を選ぶことが多いでしょう。実はお酒には2種類あって、ダイエット・ボディメイクに飲んでも良いお酒についてお伝えしていきますね
そもそもハイボールとはウイスキーをソーダ水で割ったものです。結論からいうとハイボールは太らないではなく、太りにくいです。その理由は割る物が無糖であれば太らないです。なぜハイボールが太りにくいのか?その他お酒やおつまみで太りにくくするコツを解説します。
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
「ダイエット=お酒をやめる」というわけではないのです!
まずは、普段飲んでいるお酒の種類が『蒸留酒』なのか『醸造酒』なのかを“知る”ところから初めてみましょう!
お酒をやめる必要はない!『蒸留酒』がダイエットに適した理由とは?
なぜ、『蒸留酒』がダイエット・ボディメイクに良いのでしょうか?
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
それでは、その理由についてお伝えしていきますね!
例えば、お酒を飲むと、顔が赤くなって、身体もポカポカして温かくなることがありますよね?経験されたことがある方も多いのではないでしょうか。これは、アルコールに含まれるカロリーから優先的に代謝している証拠です。また、アルコールは決して太らないという訳ではなく、1g=7kcalあることも覚えておきましょう!
ちなみに、代表的な栄養素の1g当たりのカロリーは以下のとおりです。
・糖質 4kcal/g
・脂質 4kcal/g
・タンパク質 9kcal/g
また、“生ビール中ジョッキ1杯(醸造酒)”と“焼酎コップ1杯(蒸留酒)”は同じくらいのカロリーですが、焼酎は蒸留酒のため、純粋にアルコールが全てなのですが、ビールはアルコールが70%、残りの30%は糖分などで、これらはアルコールが消費されなければ、そのまま脂肪として蓄えられてしまうので、やはり“醸造酒は注意が必要”なのです!
なるほど。お酒も飲み方に気をつけないといけないですね。
体を鍛えている人が知っておきたい!『お酒』の影響
お酒の種類を『蒸留酒』に変えることが大事な理由は分かりました!ちなみに、筋トレをしていても普段からお酒を飲んで体に影響はありませんか?
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
体を鍛えている人は興味のある内容ですね!一緒に考えていきましょう!
筋肉を増やして体脂肪を燃焼させるために効果があるのですが、アルコールを摂取すると、このテストステロンの分泌を阻害してしまうことも知っておきましょう。
テストステロンについては以下の記事で詳しく解説してあります。ぜひ参考にしてください。
テストステロンは筋肉を成長させる効果など、男性に分泌されるイメージが強いでしょう。テストステロンとは何なのか?筋トレとどう関係があるのか?分泌されすぎるとハゲるというのは本当なのか?詳しく解説します。
やはり、一番はアルコールではなくプロテインの補給が良いわけですね・・・!アルコールを摂取することで、テストステロンの分泌を阻害することに加え、『コルチゾル』というホルモンの分泌が増え始めます。
コルチゾルという言葉を初めて聞いたという方のために簡単にお伝えすると、“筋肉を分解して体脂肪を蓄える働き”があります。このように、コルチゾルというホルモンはテストステロンの減少と合わせて筋トレの効果を打ち消してしまいます。
ですので、筋トレをした日は休肝日として、筋肉の合成に欠かせない『たんぱく質』の補給や、積極的に休養を取ることをおすすめします!
お酒のお供!おつまみなど居酒屋メニューを攻略!
ここまでダイエット・ボディメイクに良いお酒の種類や、お酒が身体に与える影響も理解ができました!
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
ありがとうございます!
あと、居酒屋さんに行くとお酒といっしょに“おつまみ”なども食べてしまうのですが、何を食べたら良いかがわからなくて・・・
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
なるほど!では、こちらも一緒に考えていきましょう!
それでは、『おすすめメニュー』と『控えるメニュー』をまとめていきます!
オススメのおつまみ・居酒屋メニュー
・焼き鳥
・お刺身
・焼き魚
・ステーキ
・冷奴
・卵焼き
・鍋物
・唐揚げ
控えるべきおつまみ・居酒屋メニュー
・ポテトサラダやポテトなどの芋類
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
もしかすると、『控えるメニュー』を見て、ドキッとされた方もいるかもしれませんね・・・!
ポイントは、動物性たんぱく質をしっかり摂る事にあります。動物性たんぱく質とは、お肉、お魚、卵などを指します。動物性たんぱく質を多く摂る理由としては、筋肉がつきやすくなるからです!
また、動物性たんぱく質を含むお肉についてですが、お肉の種類は牛・豚・鶏はなんでもOKです。特に脂肪燃焼を助けてくれるのはカルニチンが豊富な『ラム肉』ということは知っておくと良いでしょう。
一方、『控えるメニュー』を見ていただくとお分かりの通り、糖質を含むものはダイエット・ボディメイクには向かないということです。
私たち人間が太る原因というのは、食事の観点で言うと“糖質を多く取りすぎているから”です。私たちの唯一の太る栄養素は『糖質』ということです。過剰に摂取してしまった糖質は体内で脂肪に変換されて行くため、注意が必要です。
なので、痩せる体質になるためには『糖質』を控えること、糖質を制限することがポイントとなります。
そして、最後に、食事は『食べ順』にも気をつけて頂けると良いです!
居酒屋でメニューを注文する際に、一番最初に糖質の吸収を緩やかにしてくれる『食物繊維』が豊富なものを食べることを意識していきましょう。
例えば、葉物の野菜が入ったサラダ、酢の物、枝豆はとても良いです。血糖値の急上昇を防ぐだけではなく、お酒の前に摂ることで悪酔い防止にもなります。そのあとは、積極的に動物性たんぱく質を摂取して頂ければと思います。
お魚は血液をサラサラにしてくれて、脳にも良いDHA、EPAが豊富です。お刺身には糖質がほぼ含まれていないため、糖質制限にはとてもおすすめの食材です。
お肉もステーキや、焼き鳥など種類問わずに色々な種類をカロリーを気にせずに食べていきましょう。
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
ダイエットをしているからお酒はやめるべき!なんていうことは決してありません。蒸留酒にするなど飲み方や、おつまみや食べるものの選び方を工夫して、ストレスを小さくダイエットを成功させましょう!
ダイエット中は摂取カロリーをなるべく抑えたい、という気持ちが先行しすぎて日中に「食べなさ過ぎる」という失敗をしてしまう場合があります。そのツケは夜中の空腹になって返ってきますが、太りやすい夜は摂取を控えたいところ。そんな夜中でも食べても大丈夫な夜食を紹介します。