早朝のランニングはダイエット効果だけでなく、様々なメリットが多いです。例えば、早朝ランニングを行うと体温が上がるとともに代謝率も高まり、日中のちょっとした動きにも“脂肪燃焼効果”が期待できます。また、夜に走るより、短い時間で多くの脂肪を燃焼させることができます。そんな早朝ランニングのメリットについて解説します。
早朝ランニングで会社に行きたくない気持ちが変わる
なんだか、毎朝起きてから会社に行くまでに気持ちが前向きにならないんです・・・
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
毎朝起きてからが辛いのですね。。普段は身体を動かす習慣はありますか?
いや、それが社会人になってから、全く身体を動かす習慣が無くなってね・・・精神的にも落ち込みやすくなったし、身体も学生時代のように自信が持てなくて。。。
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
それでは、毎朝少しの時間を使ってランニングを実践されてみてはどうでしょう?早朝ランニングで、身体的にも精神的にも、メリットはたくさんありますから!ぜひ、紹介していきますね^^
ビジネスマンは普段多くの人たちとコミュニケーションを取る中で、ちょっとしたすれ違いなどから、多くのストレスを抱えがちです。
しかし、早朝ランニングを日常に習慣化していると、あまり人間関係のストレスについて深く考えないようになります。これはランニングが身体だけではなく、精神面においても効果があるからです。早朝ランニングによって、ストレスを発散できると同時に、1日のはじめに心をリセットする効果があるのです。
このように、精神面のところで言うと、“気持ちが前向き”になれます。
例えば、朝起きて「なんだか会社に行きたくない・・・」と言う気持ちも会社に行く前にランニングを挟むことによって、朝一番最初の選択が「会社に行こう」から「ランニングをしよう」に変化します。そのランニングを終えたあとは不思議と会社に行くことが苦にならなくなっているはずです。
ランニングが終わった後シャワーを浴びると、前日の疲れやストレスも気分がサッパリして身体から消えていく感覚があります。
ですので、運動習慣がないビジネスマンで、毎朝前向きな気持ちになれないと言う方は、朝起きて会社に行くまでにランニングをするお時間を取ってみてはいかがでしょうか?
北村 こうき監修トレーナーからのアドバイス
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー
ランニングは“ストレス解消”の効果とても高いのです!
そうなれば、その日の『仕事の効率化』も高められることが期待できますね!
決して、早く走る必要はなく、心地よく軽く息が弾むくらいのスピードで走ることでも“脳の活性化”に役立ちます。
身体を動かすことは、実は脳にも良い影響を与え、“仕事”や“勉強”などの能率アップを期待できるのです。
日光を浴びることで『セロトニン』が分泌される
それは、日光を浴びることで幸せホルモンとも呼ばれる『セロトニン』が分泌され、ストレス解消の効果が期待できるためです。早朝のランニングは忙しくストレスを抱えがちな現代人のメンタル維持にとても効果的です。
ちなみに、早朝ランニングはダイエット効果もとても高いです。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
ここ数年で朝や夜(夕方)にランニングをしている人をよく見かけるようになりました。趣味で走る方や健康目的、ダイエットで走る方など様々ですが、実際はどんな効果があるのでしょうか。朝型と夜型での効果の違いを紹介します。
早朝ランニングの注意点
もし朝起きて走ってみたけれど気持ちの良い汗ではなく、気分が悪くなってしまった場合はすぐに止めてください。朝は低血糖症になってしまう危険があります。
低血糖症を予防するためにはしっかりと準備運動をしてから走るなどの対策をしてください。
また、睡眠時間中はずっと水分を補給できていないため、朝起きた後は、身体の水分が不足しています。その状態でいきなり走るのは、脱水症状を起こす可能性もあるため、注意が必要です。しっかり水分を補給してから行ってください。
朝にランニングをする場合には、しっかり水分を取り、走っている途中もこまめに水分補給を忘れずに摂りましょう!
そして、身体がまだ目覚めていないので、運動習慣が今までなかった方は、“人と話せる程度のゆっくりしたスピード”を目安に走りましょう。
くれぐれも、起きて着替えて水分も補給せずにすぐ走る、というようなことないようにしていきましょう。
簡単で構わないので準備運動をしてから走ることで、思わぬケガや体調不良につながるリスクを軽減させることができます。
もし、体調不良になってしまった場合、決して無理をせず、10分くらいのウォーキングだけにとどめたり、朝カーテンを開けて太陽光を浴びるだけにしましょう。
早朝ランニングに最適な時間帯&頻度
早朝ランニングをする前には、朝食は摂らずに多少のエネルギーを蓄える程度の食事で構いません。走る直前はすぐに身体を動かす源となるエネルギーに変わるものを少量胃に入れておきましょう。その際、固形物は避けて、消化の良いものが良いです。ただ、固形物でもフルーツは摂っても良いです。
例えば、バナナやサラダ、ヨーグルトなどの軽食を取るのはオススメです。空腹状態や満腹状態で走るのは身体に負担が掛かるので気をつけましょう。面倒な場合は野菜ジュースやゼリータイプのドリンクなどがオススメです。
そして、ランニング後は、筋肉疲労を回復させるために、たんぱく質を中心として、軽く炭水化物(おにぎりなど)も摂って良いです。さらに、プロテイン飲料やアミノ酸飲料などを摂取すると疲労回復も早くなります。
【プロトレーナー監修】「筋肉痛の解消にストレッチが効果的である」。これは長年信じられてきた迷信です。筋肉痛にストレッチを行っても痛みの軽減を促進してはくれません。正しい向き合い方を知るために筋肉痛のメカニズム、そして対処方法を解説します。
頻度はどのくらいがベストか?
走る時間帯や、走る前の食事内容をここまでお伝えしてきましたが、次は走る頻度です。
早朝ランニングの頻度ですが、毎日やらなくても大丈夫です。
まずは、毎日の日課にする前に、週3回くらいからスタートすれば、プレッシャーも少なく続けられやすいのではないでしょうか?
ランニングは体重を体力面・精神面でも様々なメリットがあります!
もし、あなたが「短期間で体重を落としたい!」というような場合は、ランニング(運動)以外にも、食事の管理も取り入れていくとダイエットは成功しやすいでしょう。
慣れないうちは、仕事がお休みの日から始めて、少しずつ自分の習慣にしていけると理想ですね!
『筋トレ』+『早朝ランニング』で脂肪燃焼効果!
走る前に、ストレッチをして筋温上げてから走ることで、ケガ予防にもなります。
そこから、軽くでいいので、プッシュアップ(胸)・クランチ(腹)・スクワット(脚)などの筋トレをしてから走ると、代謝活動も高まり、ダイエット効果が期待できます。
筋トレをして代謝が高まった状態は、約6時間ほど続きますから、朝のランニング前に筋トレをしておくことで、お昼過ぎくらいまで、身体の中で脂肪燃焼している状態が続いているということになります。
なぜこのお話をしているかと言いますと、運動をしていない状態で年齢を重ねるほど代謝が悪くなり、痩せにくくなります。
健康を意識した生活をしないと、体の衰えは徐々に進行していくので怖いですよね。
ここで、10代~20代・学生時代を思い出してみましょう。
若いころは基礎代謝が高かったので、特に運動を意識することもなかったですよね。ただ、30代を過ぎると筋肉が弱くなり、体がたるみ、代謝機能が衰えてきます。
加えて、血流が悪くなると、冷え性も進行していきます。体重を増やさず、体形を維持するにはランニングは良いですし、代謝効果を促進させるので、ダイエット効果があります。ぜひ早朝ランニングを生活のリズムに入れてみてください!
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「体型を改善するためにランニングをしたい」と思う人は多くいます。もしアナタが今からランニングを始めるなら、ぜひ筋トレも並行して行う事がオススメです! なぜならどちらか一方だけを行うよりも遥かに運動効果が高まるから。 この記事では筋トレとランニングの相乗効果を徹底解説します!