質問者
帰宅してから、家庭用のエアロバイク・ダンベル・その他自重トレーニングを1時間半~2時間ほどやっています。
それから入浴して寝るのですが、当然、シャワーのみで湯船に浸かる時間はありません。
通勤時間が長いため、朝は6:30には家を出ないと間に合いませんので、5:30には起床します。
そのため、睡眠時間は3時間ほどになってしまいます。
その所為か、最近は疲れがたまり、仕事中は眠くて仕方がありませんし、朝の通勤電車では、吊革につかまったまま、寝てしまうことが度々あります。
デスクワークですので運動不足による弊害が怖く、帰宅が遅くても運動をしていますが、睡眠不足の弊害もあると知り、どちらを優先すべきか迷っています。
萩原智之
JATI-ATI 健康運動実践指導者
こんにちは。
西新宿にて活動を行っている萩原です。
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質問者様のトレーニングを行う目的が分からないので何とも言えませんが、いくつか私の見解をお伝えします。
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①筋トレを行うから筋肉が発達するのではない。
筋トレとは筋肉を破壊する行為です。
つまり、筋肉が発達するには破壊→再生の過程が必要となります。
その再生を促すのが食事と睡眠です。
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現在の身体を100として、今の状態で102まで身体が変わっているとします。
しかし睡眠をしっかりと取ることで110まで成長できるかもしれません。
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それはかなりの損です。
筋トレ・食事・睡眠。
その全てが必要となることを改めて認識してくださいね。
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②筋トレと有酸素を同じ日に行う必要もない。
筋トレのような高負荷運動は血管を太くする。
有酸素運動は毛細血管を増やす。
そのような作用がありますが、同じ日にそれらを行うことでその成長を打ち消しあうことも示唆されています。
エネルギー消費だけ考えれば同じ日に行っても良いとは思いますが、どちらかに絞って運動の時間を短くする工夫も必要かも知れません。
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③睡眠は『質を意識せず、まずは量を増やす』ことが大切。
睡眠の研究をされているお医者様のお言葉を借りると、
『質なんてどうでも良いからとにかく寝ろ』だそうです。
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④運動不足の弊害とは
メタボや心肺機能の低下。筋肉の衰えや骨量の低下などが言われますが、少しの間運動不足になってしまっても問題ありません。
出来る時期に出来る量をやればよいのです。
また、意識的に階段を利用するなど『活動量』を増やすだけでも衰えをある程度防ぐことも可能です。
運動不足により免疫機能も低下すると言われますが、睡眠不足の方がよほど影響があると思います。
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⑤休日に時間はありませんか?
忙しい平日に行うのではなく、休みの日にまとめて運動を行うことは不可能でしょうか。
運動不足による弊害を考えるなら、週に1~2度程度のしっかりした筋トレで『維持』は十分に可能です。
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⑥睡眠・食事・運動の優先順位
上記のことから、私は
1.睡眠
2.食事
3.運動
の順番で重要視すべきと考えます。
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【まとめ】
もっとたくさん寝て下さい。
以上です。
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