マヨネーズは太る?太らない?その理由を解説!

監修者

高山 菜緒

日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200

【プロトレーナー解説】ダイエット中の気になる調味料、マヨネーズ。マヨネーズは本当に太りやすいのか?なぜ太りやすいと言われるのか?その理由を詳しく解説していきます。

マヨネーズって太るもの?

ダイエット中なんですが、マヨネーズって使っても大丈夫でしょうか?

高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス

日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200

気になるところですよね。マヨネーズの成分、カロリーハーフマヨネーズについても解説します。

万能な調味料の1つマヨネーズ。野菜につけても料理に使っても美味しいですよね。そんなマヨネーズは何からできているか皆さんご存知ですか?まずはマヨネーズについて詳しく見ていきましょう。

マヨネーズの原材料

マヨネーズの材料は卵・油・酢でできています。意外と単純なもので作られていますよね。家でも簡単に作ることもできます。
市販で売られているマヨネーズには色々な種類があり、卵でも卵黄のみを使って作られるとコクのあるものになります。卵黄のみのものは手間がかかるのでその分値段も高くなります。なので一般的に市販で売られているものは全卵を使ったマヨネーズが多いです。

また、油はオリーブオイルなどの植物性油が使われていたり、酢もワインビネガーや穀物酢など様々なものが使われています。その中でも油はリノール酸・オレイン酸・αリノール酸が含まれており、注目するのはオレイン酸。オレイン酸は善玉コレステロールは下げずに、悪玉コレステロールだけを減らす効果があるのです。

マヨネーズのカロリー|ハーフカロリーでも太る理由とは?

ダイエット中でも気になるのはマヨネーズのカロリー。商品によって多少数値は違いますが、大さじ1でカロリー約100kcal、たんぱく質0.2〜0.4g、脂質10〜11g、炭水化物0.1〜0.5g、ナトリウム100〜105mgです。

まずカロリーですが大さじ1で100kcal前後あります。少量なら特に問題ありませんが1食にたくさん摂ってしまうのはNGです。脂質も割と多いのでダイエット中の方は摂りすぎに注意しましょう。

カロリーが気になる方にカロリーハーフのマヨネーズも売られています。その名の通りカロリーが半分のマヨネーズです。カロリーハーフなら安心、と思いがちですが、実はそうではありません。主にカロリーの元となるのは油になりますが、カロリーを抑えるためにはその分油を減らさなければいけません。油の代わりに使われるのは、砂糖や水あめ、増粘多糖類などの原料になります。砂糖や水あめによって糖質が増えてしまうので、カロリーが低いからと言っても安心して食べるのはおすすめできません。

高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス

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1gあたりのカロリーは糖質より油(脂質)の方が高いので、油を糖分に変えればカロリーは減ります。しかし糖質はみなさんご存知の通り太る原因になります。

マヨネーズのGI値

インシュリンダイエットといって、血糖値を上げにくい食品を摂取するダイエットではGI値を見ていきます。60以下の数値であればGI値の低い食品です。気になるマヨネーズのGI値は15なので、意外にも低GI値食品に含まれます。なので空腹時にマヨネーズを摂取したとしても血糖値は上がりにくい食品なのです。

ちなみに白米のGI値は84、同じ油でもバターやマーガリンのGI値は30ほどなのでマヨネーズと比べると一目瞭然ですね。

マヨネーズって意外と低GIなんですね!

マヨネーズが身体に与える効果

カロリーや油でダイエットの敵として見られやすいマヨネーズですが、意外にもいい部分もあります。

マヨネーズにはビタミンが豊富に含まれています。ビタミンA、B2、E、Kなどが含まれていますが、特に脂溶性のビタミンであるビタミンKは油に溶けていないと体内に吸収されない特徴を持っています。マヨネーズはほぼ油でできていますので、ビタミンKをマヨネーズから摂取することもできます。

ダイエットにおいて『油は太るから摂らない方がいい』と思っている方、それは間違いでもあります。もちろん世の中には悪い油はたくさんあるのでそういったものは摂らない方がいいですが、糖質制限をするとしてもダイエットには油は大切です。

油を摂らないと、身体は摂取した炭水化物で脂肪を作ろうとします。油が体を太らせる原因ではなく油を含んだ食べ物をただ単純に食べ過ぎていることが、太る原因だと言われています。逆に油は摂取することで肝臓で脂肪を作ることを防ぐ作用もあります。なので、油を抜くとお腹の脂肪が増えることもあります。もちろん油の大量摂取はよくないですが、マヨネーズなどの調味料程度であれば油の量は特に気にしなくても大丈夫です。

また、ダイエット中についつい手を出してしまうのがノンオイルドレッシングやカロリーハーフ。これらは先述でもご紹介した通り油を減らした代わりに砂糖や人工甘味料を使っているので糖質量が上がります。こういったものは糖質制限をしている方にとっては逆効果になってしまうので気をつけましょう。

マヨネーズのダイエット効果

先述ではマヨネーズのカロリーなどご紹介してきましたが、結局マヨネーズは太る食材なのか?答えは『太りやすい』です。

マヨネーズは糖質やGI値が低くて血糖値は上がりにくい、さらに含まれる油には悪玉コレステロールだけを減らすオレイン酸も含まれています。しかしご紹介した通りマヨネーズはほぼ脂質で大さじ1杯で100Kcalもあるので食べれば食べるほどカロリーは高くなります。ですがマヨネーズが好きなのに”ダイエット中だから食べられない”という考えは間違い。ダイエット中でもマヨネーズを上手に使うことで我慢せずに食べることができるのです。

他の食材と比べて見ましょう。白米やケーキの100Kcal分の栄養素と比べたらマヨネーズの方が体脂肪に変わりにくいと言えます。マヨネーズの方が糖質の量も少ないですし、ダイエット中に大切なタンパク質も含まれています。『マヨネーズを食べれば食べるほど痩せる』というのは間違いですが、『全く食べないように我慢する』必要もありません。ただ、カロリーは高いので食べる量は注意しましょう。

マヨネーズを使ってダイエットする

マヨネーズを我慢せずにダイエットするには上手に使うことが重要です。マヨネーズの使い方をご紹介していきます。

①1度に使う量を決めておく
1度に使う量や1日で食べる量を決めておけば食べ過ぎを防いでくれます。意思が続かなそうであれば小皿などに使う分だけを出しておき、チューブごと食卓に置かないようにしましょう。目の前にあれば足りない分を足してしまいやすくなります。

②食べるときはつけて食べる
おかずなどにマヨネーズをかけてしまうと自然と量も増えやすくなるので食べるときはつけて食べるようにしましょう。そうすれば決めた量だけで上手く食べることができるので食べ過ぎを防げます。つけて食べることによって自分で食べた量を目で確認できるのでカロリーなども分かりやすいです。

③食べる時間は朝か昼に
夜は消費エネルギーが少なくなるのでマヨネーズを食べるのなら朝食や昼食がオススメです。昼間であれば活動時間や消化する時間も多いので脂質多いマヨネーズを食べても消費しやすいと言えます。

④マヨネーズは太るということを忘れない
今までマヨネーズを食べても太らない、食べれば痩せると思っていた方は正しい知識を知っておきましょう。ダイエットを成功させるためにも正しい知識があることは大切です。知っておくだけでモチベーションも上がりやすくなり、食材の食べ方も意識できるようになりますよ。

マヨネーズは太りやすい食材です。これをしっかり把握した上で、上手く使うことによって我慢する必要はなくなります。糖質も少なく、血糖値や善玉コレステロールなどにもダイエットにいい影響がある食材なので食べてもマイナスに捉える必要はありません。

高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス

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我慢はダイエットにとって大敵なのでマヨネーズ好きな人は、上手にマヨネーズを使いながらダイエットするようにしましょう。

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