岩盤浴に肩こり解消の効果はあるのか?徹底解説!

肩こりとは、首から肩にかけてのこわばりや不快感、痛みなどの総称です。首回りの血行が悪くなることで起き、その原因としては長時間同じ姿勢を続けることやストレス、ビタミン不足などが挙げられます。 今回は、岩盤浴に肩こりの改善が期待できるかどうかを解説していきます。

肩こり対策には血行を良くすることが大切

肩周りの血行が悪くなるのは、疲労などで肩の筋肉が硬くなるためと考えられています。硬くなった筋肉は血管を圧迫するため、血行が悪くなります。

血行が悪いと、本来血液に乗って運ばれて処理されるはずの疲労物質が筋肉内に蓄積され、筋肉はより硬くなります。これにより、さらにこりが悪化するという悪循環に陥ってしまうのです。

このような肩こりを緩和するためには、血行を良くする必要があります。日常的に肩こりに悩んでいる場合、その対策としてもみほぐしたり、不調箇所を温めることがあると思います。マッサージや加温により、一時的に血行が良くなり、肩こりが楽になるからです。

つまり、肩こりを改善する代表的な方法の一つとして、血行を良くすることが挙げられるのです。

岩盤浴の遠赤外線で代謝が活発に

岩盤浴では温めた石の上に横たわり、一定時間ごとに体位を変え、全身を温めます。

その温度は45℃前後で、サウナに比べるとかなり低温ではありますが、石から放出される遠赤外線が効率よく身体を温めてくれるので、かなりの量の発汗があります。

遠赤外線とは波長の長い電磁波の一種で、同様に物質を温める効果がある近赤外線やマイクロ波とは異なり、情緒を不安定にしたり細胞を傷つけたりすることのない、安全性の高いものです。 この遠赤外線は身体を均一に温めることができ、代謝が向上することが期待できます。

代謝を向上させることは肩こりに効果的

代謝というのは大きく、基礎代謝新陳代謝の2つに分類されます。
基礎代謝とは、何もせずにじっとしている状態でも、体温維持や心臓などの内蔵を動かすために身体がエネルギーを消費する働きのことです。
一方、新陳代謝は、細胞が新しく作り替えられ、古くなったものを排出する働きのことを言います。

2つの代謝の中でも、基礎代謝が高いか低いかということは、肩こりに大きく関わってきます。基礎代謝が高い人は、概ね体温が高めで血行が良く、発汗も活発です。肩こりの原因は血行が悪くなることなので、基礎代謝が上がることで肩こりが緩和される可能性が高いのです。

ただ温めるだけじゃない、岩盤浴の効果

岩盤浴で浴びる遠赤外線は、単に身体を温めるだけでなく、放出される遠赤外線の働きによって血行を良くする可能性があることが指摘されています。

遠赤外線には「共鳴振動作用」と呼ばれる作用があります。これは、水の分子が光線を吸収し、振動するというものです。人間の身体は約70%が水分ですので、この作用により体内の血液や水分が振動し、小さな粒になって流れやすくなるそうです。血液やリンパの流れが良くなれば、肩こりも緩和することが期待できます。

岩盤浴の正しい利用法とは?

岩盤浴で肩こりを緩和できるからと言って、長時間続けて入るのは危険です。

長い時間遠赤外線を浴びれば高い効果が得られると思われるかもしれませんが、長時間の温浴は身体に過度の負担がかかったり、脱水症状を起こす可能性があるため注意が必要です。

推奨されているのは、10分~20分ごとに休憩を取り、数セット岩盤浴を行う、という入浴方法です。5分~10分ごとに体位を変え、入浴前と休憩時には水分を補給するようにしましょう。

肩こりにお悩みなら、岩盤浴にトライ

汗をたくさんかくことから美容面で注目されがちな岩盤浴ですが、その効果は単に身体を温めるというだけではありません。

肩こりを緩和するために必要な血行を良くする作用は、遠赤外線が放出される岩盤浴ならではのものです。

お肌やダイエットのためだけでなく、健康面においても効果が期待できる岩盤浴をぜひ利用してみてください。

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