「丹田呼吸法」というのはお腹にある丹田という場所を意識して行う呼吸法です。この丹田呼吸法を活用すると、体全体のリラックス効果だけでなく、ホルモンバランスの調整やストレス軽減など数々の効果があると言われています。そんな丹田呼吸法の驚くべき秘密とその方法を解説します!
丹田ってそもそもどこにあるの?
丹田というのは「気の田んぼ」という意味合いがあり、簡単に言えば体を走るエネルギーが集中している場所でもあります。そのためこの丹田を鍛えることで気が充実して、ストレス耐性のアップや集中力のアップなど、体に嬉しい効果が数多く生まれるのです。
丹田呼吸法の基本的動作
①座った状態で肩の力を抜いてリラックスをし、背筋を伸ばす
②呼吸は基本的に鼻で行う
③鼻呼吸のとき、「息を吸っている時にお腹を膨らませ、息を吐く時にお腹がへこませる」ことを意識して行う。
④両手を合わせて丹田(下腹部あたり)に添える
⑤息を吐く時、丹田がしっかりへこんでいることを意識する
こうした一連の呼吸を、まずは5分程度おこなってください。慣れてくれば30分以上行うことで、体への効果は飛躍的に高まります。
丹田呼吸法を行う時のコツ
・息を吸う動作は10秒ほどかけてゆっくり行う
・息を吐く時は「3拍子(ハー・ハー・ハーの要領)」
・息を吐く動作(丹田をへこませる動作)は、息を吸う動作の「倍」の時間をかけて行う(10秒で吸ったら20秒で吐く)
・吐く動作で丹田の動きを意識するため、上半身を30度ほど前に傾ける
・息は全て吐き切らない
丹田呼吸法はいろんな場所で行える
こうした移動時に実施するのも良いですし、オフィスでデスクワーク中に行うのも効果的です。お昼休憩やちょっとイライラしてしまったタイミングに丹田呼吸法を活用して、心をリラックスさせてください。
行う時の注意点
それは、「立ったままで丹田呼吸法を行わない」というものです。丹田呼吸法には初期の練習時に、立った状態で呼吸を行うというものがあります。体全体の使い方や丹田に力が入るイメージがしやすくなるのでオススメなのですが、立ったまま長時間でこの呼吸法をしているうちに、立ちくらみなどめまいを起こしてしまう人もいます。基本的な動作がわかったら、座った状態で呼吸を行うようにしましょう。