赤坂のパーソナルトレーニングジム『Kenz』を取材しました!

OLIVAの監修トレーナーでもある野島賢さんのパーソナルトレーニングジム『Kenz』を取材させてもらいました。野島さんのトレーニングに関する熱い想いを伺うことができました。

本物のパーソナルトレーニングジムを求めて

近年多くのパーソナルトレーニングジムが存在する中で、「本物」を見分ける力は必須です。

自分の身体を変えるということは簡単なことではありませんが、ボディーメイクに成功した先には素晴らしい世界が待っていると言っても過言ではありません。

いわば「自分の世界を変えてくれる」1つのツールがトレーニングなのです。
そんな自分を変えてくれる最高のパートナーを見つけることが出来るように、OLIVAではどこよりも「正しい情報」を発信しています。

今回は、赤坂にあるパーソナルトレーニングジム『Kenz』を取材しました。

赤坂のパーソナルトレーニングジム『Kenz』の概要

料金

〜無料カウンセリング〜
お客様の希望・要望を丁寧にお伺いさせて頂き、最適なトレーニングプランをご案内させて頂きます。

〜トレーニング体験〜
お一人様1回のみ 9,800円

〜ボディメイクコース〜
憧れていたボディを手に入れるためのおすすめコース

入会金 50,000円
コース料金 99,000円/月(税抜)

上記料金には以下のものが含まれます。
・初回カウンセリング
・2ヶ月間 16回のパーソナルトレーニング (1セッション60分)
・コンディショニング
・食事指導&アドバイス

〜集中ダイエットコース〜
憧れていたボディへ向けて集中的にダイエットしていくコースです。とにかく体重を落としたいという方へおすすめ!

入会金 50,000円
コース料金 99,000円/月(税抜)

上記料金には以下のものが含まれます。
・初回カウンセリング
・2ヶ月間 16回のパーソナルトレーニング (1セッション60分)
・コンディショニング
・食事指導&アドバイス

〜Ken’zボディトリートメント〜
ストレッチ・整体法・マッサージを用いて身体の不調を取り除き自然治癒力を高めていきます。肩こり・腰痛の改善、日々の疲労を抜きたい方へおすすめです。

60分 9,800円

〜代表野島パーソナルトレーニング〜
入会金 50,000円
コース料金 600,000円(税抜)

上記料金には以下のものが含まれます。
・2ヶ月間 16回のパーソナルトレーニング (1セッション90分)
・コンディショニング
・食事指導&アドバイス

代表の野島賢さんの経歴

OLIVA編集部(以下、編集部) まずは野島さんがパーソナルトレーナーになった背景を教えていただけますか?もともとトレーナーになろうと思っていたのでしょうか?

野島賢(以下、野島) もともとはホストクラブで10年間、ナンバー1ホストをしてました。今思うとホストの時代は不健康の極みでしたね。お酒で肝臓がボロボロになり、身体も太っていました。

編集部 今のスタイルからは想像もできないですね。

野島 はい。(笑)自分でもあまりにもだらしないと思い、独学でダイエットを始め、43キロの減量に成功しました。自分の身体が痩せていくとだんだんと腹筋が見えてきて、「かっこいいな」と自分で思うようになったんです。そのときに学生の頃、「北斗の拳」という漫画に憧れていたことを思い出したんです。

北斗の拳という漫画には肉体的にかっこいい登場人物が多く、あんな肉体になりたい、と強く憧れていました。スポーツはいろいろやりましたが、空手やキックボクシングなどの格闘技もその影響でやっていました。

編集部 なるほど。それでトレーナーへの道を目指したのですか?

野島 実は独学でダイエットをしていた頃はパーソナルトレーナーという職業自体知らなかったんです。知ったきっかけは、一人でゴールドジムでトレーニングをしているときに、隣でマンツーマンですごく楽しそうにトレーニングをしていた人たちが気になり、知り合いに「あの人誰?」と聞いたことです。

それからパーソナルトレーナーのことを詳しく調べていくと、本質はホストと同じではないかと考えるようになり、「これはもしかしたら自分の天職かもしれない」と思い始めたのです。

編集部 ホストとパーソナルトレーナーの本質が同じ、というのはどういう意味ですか?

野島 ホストもパーソナルトレーナーもお客様としっかりコミュニケーションを取り、その人が求めるものを提供することです。痒い場所を見つけて掻いてあげるんです。形として見えてるのは、ホストの場合はお酒で、パーソナルトレーナーはトレーニングですが、本質はそこじゃないんですよね。相手が幸せを感じることができる手助けをするのです。

編集部 なるほど。確かに本質は同じサービス業ですね。

野島 そこからトレーナーへの道をスタートしました。やるからには本気でやろうと思い、ボディービルディングの大会で優勝を目指して本気で自分の身体を鍛え始めました。

初めて出場した大会は予選落ちでしたが、そこから5年間トレーニング漬けの生活を送り、多くの大会で入賞することは出来ましたが、結果的に優勝は出来ませんでした。

本来なら優勝してタイトルを取り、その段階で自分のジムを開きたかったのですが、そうも言っていられないな、と焦りジムをオープンすることにしました。

(編集部コメント)
今の野島さんの知名度を考えると順風満帆にトレーナー人生を送ってきたように思えますが、そんなわけではなかったのですね。こんなことも話してくださるところに野島さんの懐の広さを感じます。

野島さんのトレーニングに対する考え方〜癌患者だったHさんとの出会い〜

編集部 野島さんのパーソナルトレーニングに対する考え方や信念を教えていただけますか?

野島 最初は普通に「◯◯の筋肉を大きくしたい」、「◯◯の脂肪を落としたい」、「スポーツパフォーマンスを向上したい」といった希望を叶えることがパーソナルトレーナーの役割だと考えていました。

しかしジムを開いてしばらくたったある日、Hさんから電話がかかってきたんです。Hさんは癌を患い、医師に余命半年宣告をされ、運動は禁止。うつ病にもなり、私に電話をかけてきたときにはペットボトルのキャップを開ける身体能力まで失っていました。

奇跡的に癌を克服したHさんは仕事はおろか、自身の生活さえもできず、自分を何とかしなければいけないと感じ、トレーニングを始めようと思い立ったそうです。

医師からは当然反対されたそうです。「生きているだけで儲けものなんだから余計なことは考えるな」と言われたそうですが、Hさんは「生きる」ということはそんなことではない!と強く感じていました。

私は祖父が同じ病気で亡くなった経験があり、Hさんがトレーニングをすることがリスクの高いことだと十分承知していましたが、自分に助けを求めてくれている方へ何か出来る事はあるハズ!と思い、試行錯誤しながらトレーニングを一緒に始めました。

編集部 すごいご経験ですね。やはりHさんとトレーニングをしていくのは大変でしたか?

野島 プレッシャーは半端じゃなかったです。それ以前までうちのジムに来るお客様の希望は「痩せたい」とか、「かっこよくなりたい」だったんですが、Hさんは「生きたい」なんです。トレーナーとして命と向き合うプレッシャーはとてつもないものです。覚悟が必要でした。この覚悟が僕を大きく変えました。生きるという事を教えてくれたHさんには心から感謝してます。

Hさんはトレーニングを始めていくにつれ、どんどん健康になり、それに伴いHさんの生活も元通りになり、仕事を始めて普通に生きる事が出来るようになりました。最終的には「ベストボディ・ジャパン」という美ボディを競う大会で入賞しました。

Hさんは介護ケアセンターを経営していたのですが、自身の経験からトレーニングの重要性を感じ、その介護ケアセンターにトレーニングマシンを設置しました。そこでおじいさんおばあさんにもトレーニングを始めてもらうようにしたんです。

するとおじいさんおばあさんもどんどん健康になっていったそうです。

この経験から私のトレーニングに対する考え方に、「健康」ということに重きを置くようになりました。

介護ケアセンターのおじいさんやおばあさんがトレーニングによって健康になり、今まで家から送り迎えをしてもらっていたのに、自分で歩いて通えるようになる。そうなるとその方の家族も幸せになるんです。

編集部 自分がトレーニングをすることによってまわりの人も幸せになるんですね。

野島 そうなんです。健康は何よりも大事です。健康な人のまわりには笑顔が絶えません。幸せになっていくんです。だから私がトレーニングを通じて本当に伝えたいことは、「あなたが健康になることは、あなた自身だけではなく、あなたのまわりの人も幸せにできるということなんですよ」、ということです。

Kenzの魅力

編集部 野島さんの経営するジム『Kenz』の魅力はなんでしょうか?

野島 やはり「健康第一」に考えたトレーニングの提供です。

私の考える健康は、身体的・精神的・社会的なものが全てが良好な状態であることです。WHO(世界保健機関)がこのように健康を定義してます。

例えばダイエットに関して言えば、お酒が大好きな人からお酒を取りあげたらストレスになりますよね。精神的に良くない。つまりそれは「健康」ではないのです。

私はお客様に健康になってもらいたいので、何かを制限する、といったことは極力避けます。お酒が大好きな人であれば、お酒ありきでボディメイクをしていく方法を探っていきます。

編集部 パーソナルトレーニングって自分ひとりではダイエットができないから、トレーナーに強制してもらうものであるという印象が強いですが、Kenzでは違うのですね。

野島 たまにKenzに来たお客様から「毎日食べる写真は送る必要があるのか?」と聞かれますが、私は「写真送りたいですか?」と逆に聞き返します。いちいち写真を撮って送るなんて面倒じゃないですか。面倒なことはストレスなんです。

編集部 確かに面倒ですね。しかし強制力を伴わないでボディメイクを成功させることなんて本当に出来るのでしょうか?

野島 出来る、というより出来るようになってもらうという表現が正しいと思います。そして、それが私達の仕事なんです。運動指導者ではないんです。

お客様にはずっと健康でいて欲しいですが、私が一生面倒を見るわけにもいかない。だからKenzでは制限をせずに自分ひとりでも自分の身体をコントロールできるように学習してもらいます。

マシンの使い方ひとつにしても、他のジムに行ったときに使い方を知らないマシンがあるのはいけない。だからKenzでは一通りの設備を揃えています。

野島 あとは徹底的にジムはおしゃれにしています。

編集部 確かにすごくおしゃれですよね。

野島 ありがとうございます。(笑)トレーニングをする理由は「かっこよくなりたい」、「魅力的な人になりたい」といったことが多いと思うんです。かっこよくなりたい人のために提供するジムはかっこよくあるべき、と考えています。

プライベートの野島さん

編集部 野島さんのパーソナルトレーニングに関する想い、そしてその一貫性について理解できました。最後に少し、プライベートな部分も伺いたいのですが、普段ってどんな性格なのでしょうか?

野島 意外に寂しがり屋です。(笑)1人でいるのが寂しいので、お客様同士、みんなでご飯に行ったり、旅行なんかも行きますね。

編集部 多くの人をつなげることが出来るのも、野島さんの人間力の表れでしょう。本日はありがとうございました。