ランニングをしている人というと、痩せているイメージがありませんか?プロのマラソン選手だけでなく、ランニングしている老若男女、スリムな体をしている印象を受けることが多いです。もともと痩せている人だけが、ランニングを始めているのでしょうか。そうではなく、ランニングはダイエット向きの痩せ体質にする効果があるのです。
痩せる体質とはなにか
痩せ体質とは、カロリーを消費しやすい体質です。言い換えれば、代謝の良い体です。『代謝がより良い身体=カロリーをより多く消費する身体』です。
つまり、まったく同じように食べて生活していても、代謝の良い人(痩せ体質)は悪い人よりも、より多くのカロリーを消費しているのです。では、代謝しやすい体(やせ体質)にするには、どうなれば良いのでしょうか?
その1つ目は、酸素を取り入れやすい体を作ること。2つ目は、筋肉を増やすことです。
心肺機能を鍛えると、痩せ体質になる
心臓と肺を鍛えることで、『酸素が体の隅々にまでいきわたる身体=代謝の良い身体(痩せ体質)』になるのです。
『筋肉=マッチョ』という単純な図式ではない
マッチョになりたい人は、筋トレを行う際、10回程度がギリギリおこなえる重さを選びます。(筋肉肥大のための筋トレ)
筋肉の量は増やしたくないが、筋力だけを上げたい人は、より少ない回数をもとに、重量を決めます。そういう人は、見た目は細くても、むきむきマッチョよりも重い重量を上げることもあります。(筋パワーアップのための筋トレ)
筋肉の持久力を上げたい人は、多くの回数をおこなえる重さを選びます。筋肉の肥大はなく、それなりに重い重量を、何回も連続で上げられるようになります。(筋持久力アップのための筋トレ)
ランニングは、まさに「筋持久力アップのための筋トレ」ともいえるのです。
これって意外?ランニングによる思わぬ筋肉の強化
筋トレにはBIG3といわれる、もっとも重要な3種目があります。
1つは胸の筋肉を鍛えるベンチプレスです。
2つ目は、背筋を鍛えるデッドリフトです。
3つ目は、脚とおしりを鍛えるスクワットです。
ランニングはこの筋肉トレーニングのビック3のうち、2つもおこなっているのです。
ベンチプレス
男性にとっては、たくましい胸板を手に入れるため、女性にとっては、バストアップを図るために重要な筋肉である大胸筋。大胸筋を鍛えるトレーニングといえば、腕立て伏せが有名ですが、ダンベルベンチプレスは、ベンチに仰向けになって、ダンベルを使って行うトレーニングになります。
デッドリフト
背筋だけでなく、大臀筋(お尻の筋肉)やハムストリングス(太ももの筋肉)も鍛えることができます。
デッドリフトは、本来はバーベルを用いた種目ですが今回ご紹介するのはダンベルを用いたデッドリフトです。両手にダンベルを持ち、太ももから腰あたりの筋肉を使い、上半身をリフトさせます。ヒップラインや、背中の筋肉が鍛えられ、後ろ姿を美しくすることができます。特にお尻から太ももにかけての筋肉を鍛えることができます。
スクワット
筋トレと聞くと上半身ばかりを想像する人が多いですが、それは間違いです。上半身と下半身のバランスが取れていないと、いくら筋肉を大きくしてもモテる体は手に入りません。そこで今回は、下半身を重点的に鍛えるのに効果的な『スクワット』について詳しく解説していきます。
ランニングは理想的なダイエット方法!
ランニングは長期的にわたしたちの体を痩せ体質に変えてくれますが、ランニングそのものが、非常にカロリー消費が高い運動でもあるという、まさに一石二鳥の理想的なダイエット方法なのです。
ダイエットのためには徹底的な食事制限や何時間もの有酸素運動、そんな誤解をしていませんか?極端な食事制限や運動により体重は減りますが、それを継続することは難しいです。決して無理をせず、かつ絶大なダイエット効果をもたらすことのできるものが『糖質制限+軽めの運動』です。そのやり方と効果を説明します。
ランニングのダイエット効果は抜群!
ランニングを行う人たちが、なぜか痩せているイメージなのか、おわかりいただけましたでしょうか?
ランニングそのものがカロリーを消費するだけではなく、ランニングしながら、ダイエット向きの痩せ体質を着々と作ってくれているのです。そして痩せているように見えても、実は隠れ筋肉がついているのです。
ぜひ、ダイエットを考えている人はランニングをおこなってみてください。