皆さんは、椅子に1日何時間座っていますか?椅子に座る時に悪い姿勢でいると、猫背、反り腰、肩こり、腰痛など様々な問題を引き起こします。正しい椅子の座り方や、正しい姿勢にするおすすめグッズをご紹介します!
椅子に座る時の悪い姿勢とは?
椅子に座る時の悪い姿勢とは?
数時間程度座るという方もいれば、10時間近く椅子に座って、仕事をするという方もいらっしゃると思います。
そのような時に、どのような姿勢で座っていますか?
・前かがみになって座る
・太ももだけ閉じて座る
・片肘を肘掛について座る
想像して頂くと分かるかと思いますが、上記のものはどれも、あまりいい姿勢とは言えない座り方・・・極端にいってしまえば、悪い姿勢です。
このような座り方というのは見た目もよくないですが、身体にとっても負担がかかってしまいます。
それによって身体に違和感や問題などが出てくることもあります。
一体どんな違和感や変化といった問題が出てくるのでしょうか?
悪い姿勢で椅子に座ることによる問題とは?
以下のような点が身体に対して反応として出てくる可能性があります。
・肩こり
・腰痛
・首こり
・頭痛
・目の疲れ
・ガニ股(O脚)
・X脚
・猫背
・巻き込み肩
・指先や腕の痺れ
・四十肩、五十肩
今、北村さんが挙げて頂いた悪い姿勢の座り方ですが、私はよく背もたれに寄りかかって座っています。
北村 智哉監修トレーナーからのアドバイス
JATI認定トレーニング指導者
確かにこの座り方って楽だったりしますよね。でも長時間この姿勢でいると、今、お伝えしたような身体の変化や問題が出てきてしまうのです。
もし、そのような状態でいると、身体に問題が出てきてしまうかもしれませんから、可能なら早めに座り方や姿勢を改善していくことをおすすめします。
椅子に座る時に正しい姿勢を作るポイント
では、どうしていけば悪い姿勢ならずに座る事ができるのでしょうか?何かポイントなどがあるのでしょうか?
北村 智哉監修トレーナーからのアドバイス
JATI認定トレーニング指導者
もちろん、あります。今からそれをご紹介していきますね。
①坐骨を立てる
②背骨を伸ばす
③お腹を締めるようにしていく
①坐骨を立てる
坐骨というのは、左右のお尻と、もも裏の境目にあるゴツゴツとした骨です。
②背骨を伸ばす
この時に、天井に向かって背骨を引き上げるように意識します。
その時に腰を反らせないように注意してください。
もし、感覚的にうまくできない場合は、坐骨を立てたら、上に向かって背伸びをしていくことで感覚として分かりやすいと思うので、これもぜひ試してみてください。
③お腹を締めるようにしていく
そのお腹に入った力を意識しつつ、姿勢を意識して座ってください。
深呼吸をする際に以下の点に注意してください。
・肩をすくませながら呼吸をしない。
・息を吐き切る時に、背中を丸めない。
確かにこの3つのポイントを最初に意識していくと、身体が上に向かって引き伸ばされて、姿勢がよくりますね。
北村 智哉監修トレーナーからのアドバイス
JATI認定トレーニング指導者
いいですね!その感じで座ることを継続してみてください。
電車移動中、会議中、デスクワーク中など、様々な場面でぜひ意識をしてみてください。
長時間は意識できなくても、椅子に座って最初の5分だけでもいいので、最初は意識していくようになると、それが習慣化していき、徐々に長時間姿勢を意識できますので、諦めずに短い時間でも意識してみてください。
椅子に座る時に正しい姿勢を維持するおすすめグッズ
正しい姿勢を意識していくポイントは分かりました。でも、どうしても普段から意識し続けるって難しいですよね?そんな時に、こんなツールを使うと、意識を長い時間できるというようなツールってありますか?
北村 智哉監修トレーナーからのアドバイス
JATI認定トレーニング指導者
そうですね。確かに長時間意識し続けるのは難しいですよね。私、おすすめのツールをご紹介しますね。
「ヨックッション」
以前、私が新幹線で関西に旅行行く時や、現地で長時間車移動する時に使いました。
普段だと、長時間の電車移動って腰が辛くなったりしますが、これは全然なかったです。
ぜひ機会があれば使ってみてください。
「丸めたタオル」
この丸めたタオルを使う際にどこに入れるかというと、左右の太ももの間です。
太ももの間にタオルを入れて、挟む時に坐骨を立てないとしっかり挟めません。
実際にやってみると体感できますので、ぜひ使ってみてください。
しかし1点だけ注意があります。
あまりにもタオルを挟むことに集中してしまうと、足元を大きく開いたままになってしまうと、X脚になる要因になってしまいます。
座ってタオルを挟む際は、足元は挟んだ時の両膝の間と同じ間ぐらいになるようにしてください。
確かに丸めたタオルを両脚の太ももの間に挟むと、自然と姿勢をよくなりますね。
北村 智哉監修トレーナーからのアドバイス
JATI認定トレーニング指導者
この時に挟む力が強ければいいというものではないので、挟んだタオルを落とさない程度の力をかけて挟むようにしてみてください。
トレーニングもプラスしてみましょう!
今回皆さんにお伝えした座っている時の姿勢を少し意識をしていくことで、姿勢が悪くなることを防ぐことができます。
それによる身体の違和感や問題、更に不調なども改善していくことも可能です。
例えば、座る時に意識する3つのポイントでお伝えした深呼吸を日頃から座る時に行うことで、お腹を締めていくお腹周りの筋肉の力を引き出させ、アップさせることもできますので、ポッコリお腹の改善にも繋がっていきます。
もし更に可能であれば、座り方を意識することと同時に姿勢改善や維持のためのトレーニングを行うことで、更に悪い姿勢を改善したり、正しい姿勢をキープすることも可能です。
その時のトレーニングとしては、腹筋などを鍛えていくことも大事ですが、体幹といわれる身体の胴体の部分を中心にトレーニングしていくことをおすすめします。
毎日は大変かもしれませんが、週2〜3回程度でしたら、出来ると思いますので、余裕があればトレーニングにも挑戦をしてみてください。
座り方1つで身体は良い方にも、悪い方にも変わっていきます。
毎日行う動作だからこそ、意識をして座り方を改善していき、身体をぜひ良い方向に変えてみてください。