クリームチーズの糖質は?糖質制限ダイエット向きか?カロリー・栄養素を解説

クロームチーズの糖質はどのくらい?糖質制限ダイエットには向いてるの?クリームチーズはダイエットに向いている食品なのか、カロリー・栄養素を分析して徹底解説します。

クリームチーズのカロリーはどのくらい?ダイエットには向いているのか?

クリームチーズとは?

クリームチーズとは、生クリームまたはクリームと牛乳の混合物を原材料にしたチーズの一種です。
乳酸発酵させた後に、ホエイを除いて製造した非熟成のナチュラルチーズです。
チーズの中ではタンパク質が少なく、乳酸菌由来の酸味と乳脂肪の豊かな味わいでなめらかな舌ざわりが特徴です。
食べ方としては、パンやベーグル、クラッカーなどにフルーツやジャムと一緒に添えられます。料理の材料にも使われ、チーズケーキの材料として使用するチーズで有名です。

今回はクリームチーズをカロリー・糖質・栄養素から分析して、ダイエットに向いている食品かどうか徹底解説いたします。

クリームチーズのカロリー・糖質・脂質・タンパク質

食品 カロリー 糖質 脂質 タンパク質
クリームチーズ(100g) 346 2.3g 33g 8.2g
クリームチーズ100gあたりの成分を分析しました。
カロリー346kcal 糖質2.3g 脂質33g タンパク質8.2g
クリームチーズはカロリーは346kcalと非常にカロリーが高い食品ですね。
糖質は2.3gと非常に低い数値です。脂質は33gこれも高めです。タンパク質は8.2gで低くも高くもありません。

クリームチーズの成分を分析すると、カロリー・脂質が非常に多く、糖質は少ない食品と言えます。

クリームチーズのカロリーはどのくらい?ダイエットには向いている?

クリームチーズのカロリーは100gあたり346kcalで非常にカロリーが高い食品です。
カロリーの観点から考えると、ダイエットに向いている食品とは言えません。

クリームチーズの糖質はどのくらい?糖質制限ダイエットには向いてる?

クリームチーズの糖質は100gあたり2.3gです。この数値はかなり低く、糖質制限には有効な数値です。

糖質制限ダイエットとは、食事から接取する糖質を制限して、脂肪を減らすダイエット方法です。
糖質を控える理由は、糖質を摂取して血糖値の上昇を抑えるためです。
血糖値が上昇すると、「インスリン」というホルモンが、膵臓から分泌されます。インスリンはエネルギー源として消費できなかった糖を脂肪に蓄える働きがあります。なので、甘いお菓子のように糖分を大量に含んだ食品を摂取すると肥満の原因となります。

糖質の摂取量を減らすことでインスリンの分泌量を抑えて脂肪の蓄積を抑制する、これが糖質制限ダイエットのメカニズムです。
先ほども説明しましたが、クリームチーズの糖質は2.3gなので、糖質を抑えている人は食べても良い食品です。しかし、カロリーと脂質が非常に高いので食べ過ぎは注意すべき食品です。

カロリーをちゃんと管理している糖質制限ダイエット中の人が、少量のクリームチーズをおやつとして接取するには問題ありません。しかしチーズケーキのような糖分を大量に含んだスイーツに加工されているものは、糖質が高くなってしまうので注意が必要です。

クリームチーズの糖質量・脂質量・タンパク質量を他の食材と比較

クリームチーズは他のチーズ・乳製品とくらべて、カロリー・糖質はどうか?

食品 カロリー 糖質 脂質 タンパク質
クリームチーズ(100g) 346 2.3g 33g 8.2g
プロセスチーズ(100g) 339 1.3g 26g 22.7g
カマンベールチーズ(100g) 310 0.9g 24.7g 19.1g
カッテージチーズ(100g) 105 1.9g 4.5g 13.3g
ブルーチーズ(100g) 349 1g 29g 18.8g
チェダーチーズ(100g) 423 1.4g 33.8g 25.7g
ゴーダチーズ(100g) 380 1.4g 29g 25.8g
牛乳(100g) 67 4.8g 3.8g 3.3g
ヨーグルト(100g) 62 4.9g 3g 3.6g
クリームチーズのカロリー・糖質・脂質・タンパク質を他のチーズ、乳製品と比較してみました。
チーズは総じてカロリーが高い結果となりました、なのでダイエットに適している食品とは言えません。しかし「カッテージチーズ」だけは100gで105kcalとチーズの中ではカロリーが低い数値です。

100gで105kcalのカッテージチーズはチーズの中ではダイエットに適している食品と言えます。カロリーが低いだけでなく、脂質も4.5gとチーズの中では一番低い結果となりました。カッテージチーズはクリームチーズのダイエットに不向きな部分のカロリー・脂質を解消した食品と言えます。

乳製品の牛乳・ヨーグルトとクリームチーズを比較すると、クリームチーズはカロリー・脂質が高い結果となりました。
クリームチーズはダイエットに向いた食品ではありませんが、牛乳・ヨーグルトもダイエット中は食べ過ぎにに注意が必要な食品です。

ヨーグルトはメーカーによって多少差異はありますが、市販されている3つ入りのカップの1つが80~90gです。果糖されているヨーグルトなので糖質が多少上がってしまいますが、1日1個までならダイエット中でも食べて大丈夫です。
ヨーグルトには乳酸菌とカルシウムが含まれており、この2つの成分はダイエットに有効な成分です。沢山食べるとカロリーと糖質が気になりますが、適度に食べるにはダイエットに良い食品です。

牛乳は100gあたり67kcalなので、カロリーが低いとは言えません。しかしクリームチーズのように高カロリー食品とまではいかないので、ダイエット中でも摂取して大丈夫です。目安としては、1日にコップ1杯です。ヨーグルトと同じように、ダイエットに有効な成分のカルシウムを含んでいます。
牛乳は適度に摂取するにはダイエット中でも大丈夫な食品です。

クリームチーズはダイエットに向いていない理由

クリームチーズは100gあたりのカロリーが346kcal・脂質が33gと非常に高いのでダイエットに向いた食品ではありません。

ただし糖質だけは2.3gと低いので、糖質制限の観点でだけで見れば糖質制限ダイエットに適した食品と言えます。だからといって好き放題食べていいわけではありませんが、他の食事でカロリー・脂質をしっかり管理していれば摂取しても良い食品です。

クリームチーズの特筆すべき栄養素

クリームチーズに含まれる特筆すべき栄養素をまとめました。それぞれ詳しく解説いたします。

ビタミンA

クリームチーズに多く含まれるビタミンAは、発育を促進したり、肌の健康を維持したり、暗い所でも目が慣れて見えるようになる機能に関わっています。
他には喉や鼻などの粘膜に働いて、体を守る免疫力を高める働きがあります。ダイエットをしていると、身体に不調を起こし免疫力が低下し、風邪をひきやすい体質になってしまう人がいます。
ビタミンAはからだの免疫力を高めるので健康的なダイエットをするには欠かせない栄養素です。

ビタミンAは脂溶性なので体内から頻繁に排出されるビタミンではありません。なので、サプリメントで補給する必要はなくクリームチーズのようなビタミンAが含まれている食品からの摂取で十分に賄うことができます。

ビタミンK

クリームチーズに多く含まれるビタミンKは血液凝固作用(止血作用)があるビタミンです。ビタミンKは、緑葉野菜、鶏卵や肉類、乳製品に含まれています。幅広い食品に含まれているので、現在の日本では欠乏症になるケースは稀です。

カルシウム

クリームチーズに多く含まれるカルシウムはホルモンバランスを整えて、自律神経を正常に整える作用があります。
カルシウムと言えば骨をつくる成分として有名ですが、実はダイエットに欠かせない成分です。
カルシウムが不足すると、脂肪を蓄えやすくなり、基礎代謝が低下して太りやすいからだになってしまいます。
ダイエット中はカルシウムが不足しないように、積極的に摂取した方がよいです。

ダイエット中のクリームチーズの代用品

ダイエット中でも食べても大丈夫なクリームチーズの代用品をご紹介します。

カッテージチーズ

カッテージチーズはチーズの中で特にカロリー・脂質が低いチーズです。クリームチーズと比較するとカロリーは3分の1。脂質に至っては約7分の1しかありません。
ダイエット中はクリームチーズではなく、カッテージチーズを選ぶようにしましょう。

クリームチーズの代用となる、カッテージチーズについて簡単に解説いたします。
カッテージチーズとは、オランダ原産の軟質なフレッシュチーズです。日本での呼び名はコッテージチーズ、コテージチーズとも言われます。生乳から乳脂肪分を取り除いた脱脂乳などを原材料にしているので脂肪分が少なく、代表的な非熟成タイプのチーズです。
クリームチーズに比べるとあっさりとしたチーズですが、調理法はクリームチーズと同じで大丈夫です。カッテージチーズが料理でよく使われるレシピは、サラダが代表的です。
サラダとカッテージチーズの相性は良く、味が美味しいのはもちろん、ダイエットには欠かせない食物繊維を同時に接取できるのが良いですね。

ダイエット中にクリームチーズを食べたいと思った時は、カッテージチーズを選ぶと、カロリー・脂質を抑えることができます。

水切りヨーグルト

水切りヨーグルトとは、市販されているヨーグルトを水切りすることにより、味を濃厚にする調理法です。ヨーグルトを水切りすると、あっさりとしたクリームチーズのような味わいに変化します。

水切りヨーグルトはヨーグルトから水分を抜いたものなので、栄養素はあまり変わりません。むしろ無糖のヨーグルトを使用して作れば、糖質も抑えることができるので、ダイエットに最適な食品となります。

水切りヨーグルトは簡単に作れるので、レシピをご紹介します。

水切りヨーグルトレシピ

・キッチンペーパーを敷いたざるにヨーグルトを入れます。
・ざるがボウルの底面から浮くように、ひとまわり小さいボウルにセットしラップをかけます。
・ラップをかけた容器ごと冷蔵庫に入れて、一晩置いて水分が抜けたら完成です。

ヨーグルトから水分を抜くだけで簡単にクリームチーズのような濃厚なヨーグルトが完成します。柔らかめの水切りヨーグルトがお好みなら、放置時間を短くすればOKです。ラップの上から重しを乗せるとさらに早く水分を抜けるので時短になります。
ヨーグルトから抜けた水分はホエイと呼ばれ、こちらにも栄養が含まれているので捨てずにスープやドリンクに入れて活用しましょう。ヨーグルトの水分を抜き過ぎてもう少し柔らかくしたい時は、抜けたホエイを入れてかき混ぜれば調節ができます。

水切りヨーグルトはクリームチーズと同様に使えるので、パンやベーグル、クラッカーなどにフルーツやジャムと一緒に食べても美味しいです。チーズケーキの材料として使っても良いですね。クリームチーズをつかったチーズケーキよりも大幅にカロリーと脂質を抑えたチーズケーキを作ることができます。

 クリームチーズでダイエットの注意点、健康上に問題、太ってしまう理由

クリームチーズはカロリー・脂質が大量に含まれているので、ダイエット中は控えた方が良い食品です。
しかし、糖質は低いので、カロリーと脂質をコントロールできている糖質制限ダイエットをしている人は食べても問題ありません。

ダイエット中はどうしても味気の無い食事ばかりでストレスが溜まってしまい、暴飲暴食に走ってしまうケースがあります。暴飲暴食繰り返すとダイエットは成功しませんので、自分の欲求に上手く付き合う必要があります。
もし、クリームチーズを食べたいと思ったら、代用品のカッテージチーズ、もしくは水切りヨーグルトで我慢しましょう。単体で食べるよりも、サラダに乗せて食物繊維と一緒に食べるとダイエットに最適です。