チョコレートは太る?太らない?ダイエットに活用するためのコツを伝授!

監修者

田中哲

加圧トレーニングインストラクター

【プロトレーナー解説】チョコレートダイエットなるものは存在するのか?太る?太らない?仕事が遅くなり、夜食や寝る前についついチョコレートを購入・・・。どうしてもチョコレートを食べたい場合はある条件を満たしたチョコレートであれば食べても良いです。その理由も解説していきます。

チョコレートダイエットとは?やっぱり太るの?

チョコレートがダイエットに良いって本当ですか?

田中哲監修トレーナーからのアドバイス

加圧トレーニングインストラクター

ちゃんとしたチョコレートであれば問題ありませんし、その後の食事バランスも考えて下さいね。

ん?・・・ちゃんとしたチョコレートって何ですか?

田中哲監修トレーナーからのアドバイス

加圧トレーニングインストラクター

それでは説明してきますね。

チョコレートで太る原因|それは本当にチョコレートですか?

デスクワークの方や女性の方なんかはお仕事中や休日に甘い物を食べていませんか?
どうしても甘い物やチョコレートがやめられないって人、結構多い気がします。

大半の方がコンビニ等で売られているチョコレートを購入しているかと思いますが、残念ながらそれはチョコレートではありません。

手にしたチョコレートを裏返して見て下さい。原材料表示がパッケージのどこかに記載されているかと思いますが、これは含有量が多い順から記載される決まりになっています。チョコレートと書かれている製品なのに一番最初に書かれているものは・・・そう砂糖です。
※物によってはココアパウダーの場合もあります。

実は今までチョコレートだと思って食べていた物はチョコレート風の砂糖だったんです。仕事中にチョコレート(砂糖)を食べまくっていては太るのは当たり前です。これがチョコレートで太る理由ですね。

例えば商品の宣伝やPOPにカカオ80%と書かれていたとしても、原材料表示にはカカオマスという文字は最初に記載されてなく、砂糖が一番最初に記載されているケースがあったりします。
本当のチョコレートであれば一番最初にカカオマス、3番目以降もしくは最低でも2番目に砂糖が記載されているものを選ぶようにして下さい。

田中哲監修トレーナーからのアドバイス

加圧トレーニングインストラクター

1番初めに砂糖と記載されているものは選ばないように。
ちゃんとしたチョコレートを食べると甘さをそこまで感じないはずです。

本物のチョコレートダイエットなら太らない(太りにくい)?とは

本題に戻りますが、チョコレートダイエットとは食前にチョコレートを食べ血糖値を上昇させて食事の摂取量を減らしながら満腹感も得られるというダイエット方法とのこと。

そもそもチョコレートとはカカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを原料にしています。ここに先程説明した砂糖が加えられたり、ココアバター・乳製品などを混ぜた食品になります。一般的に売られているチョコレートはカロリーも高く、高脂質であり登山などの非常食として用いられることからダイエットにはあまり向いているとは思えません。

では何故チョコレートがダイエットに良いと言われるようになったのか?
おそらくカカオマスに含まれる成分を安易に喧伝した事が原因になります。

カカオマスにはポリフェノールや食物繊維など含まれています。この上記に含まれている成分を健康や美容面、ダイエットに効果があるんだと思い、コンビニに売られているチョコレート風の砂糖を購入されているのかなと思います。

安易にナッツにもダイエット効果があるし、ナッツチョコレート食べるだけで体脂肪も落ちるかも、なんて考えないように。ちゃんとした本当のチョコレートをダイエットに活用してみて下さい。

そうだったんですね…。知りませんでした…

ただ糖質依存しているだけ

田中哲監修トレーナーからのアドバイス

加圧トレーニングインストラクター

先に言っておくと個人的にはチョコレートダイエットはオススメしません。
チョコレートダイエットの定義が満腹感を得られ食事量を減らすものなので、食前に食べる事で満腹感を得て、ダイエットに必要な栄養素が摂取出来ないようであればダイエットなんて成功しませんし、痩せにくい身体・リバウンドしやすい身体を作り上げてしまいます。

また、血糖値を急激に上げる事で低血糖になりまた何か食べたいという気持ちが強くなり悪循環に陥ります。あくまで嗜好品として楽しむ程度に摂取してみてください。

砂糖(糖質)依存

ではなぜチョコレートなどの甘い物を欲してしまうのか?
タバコを吸われている方は、吸えなくなるとイライラしますよね。砂糖(糖質)も同じです。

依存状態が強いと血糖値の振り幅が大きくなり、血糖値が下がったときにイライラしたり、集中力が欠けてきたり怒りっぽくなったりしてきます。下がった血糖値を上げようとまた糖質を摂取する事で、イライラがおさまったり・集中力が増したりします。時間が経つとまた血糖値が下がり、イライラ・・・この繰り返しです。

こうなってしまうと常に糖質を摂取し、血糖値が急上昇・急降下の繰り返しでインスリンという膵臓から分泌されるホルモンが出すぎて低血糖(空腹だと勘違いした状態)になってしまいます。

これはダイエットだけではなく、高血糖の方は血管に負担がかかり脳梗塞・脳卒中心筋梗塞になる可能性もあります。
砂糖だけに限らず糖質依存という括りにすると、パンや麺類・お酒・お菓子なども精製された糖になりますので食生活の見直しもダイエット成功の鍵となります。

依存状態を抜け出すには

急に砂糖(糖質)を全カットしてしまうと、当然ですが大きなストレスやイライラが表れます。
個人差はありますが、乗り切ったとしても継続できないとリバウンドが待っています。

少しずつストレスがかからない程度に摂取する量を減らして(我慢)みて下さい。これが改善出来るようになってくると血糖値のコントロールも自分で出来るようになり、ストレスやイライラも起こりにくくなります。

ただ糖質の摂取を減らすだけでなく、他の栄養素にカロリーを費やすのも必要になります。
簡単なものでいえば、間食をタンパク質が多く入った物にする、プロテインを飲むなど工夫してみましょう。

ダイエットに向いたチョコレートとは?

先程も言いましたが、満腹感を得たいが為にチョコレートダイエットをするのであればあまりオススメはしません。
どうしてもチョコレートなどの甘い物が食べたい場合は、

カカオの含有量が70%以上のものにする
 特にカカオ70%以上のダークチョコレートには鉄分・マグネシウムなど豊富な栄養素が含まれています。
・原材料表示の最初に砂糖と記載されていないチョコレートを選ぶ
・あくまで嗜好品として、その後の食事からも栄養素をしっかりと摂取する。

チョコレートが無性に食べたくなるサインとして、マグネシウムが不足して起きる場合もあります。

女性の方ですと、月経前の月経前症候群(PMS)が影響するとされています。

ちなみにマグネシウムには糖を代謝させる効果があり、それだけでなく身体的・精神的なストレス緩和にも効果があります。筋痙攣や便秘がちな方も摂取をオススメします。
チョコレートを摂取する前に、マグネシウムが入ったサプリメントや海藻類・アーモンドなどのナッツ類を摂取してみて下さい。チョコレートや甘い物をそんなに欲しなくなる場合もあります。

太らないために|なるべくすぐに手に取れる食品は選ばない

チョコレートに限らず、安価に食べられるお菓子などは大抵、砂糖・トランス脂肪酸・添加物など身体にとって悪い物ばかり入っているものと思って下さい。
せっかく食べるのであれば、使われている素材が良い物を選び添加物の少ないお菓子を食べましょう。

ただ素材が良い・添加物も含まれていなくても食べ過ぎは必ず太ります。くれぐれも食べ過ぎには注意して下さい。

田中哲監修トレーナーからのアドバイス

加圧トレーニングインストラクター

「〇〇だけ食べていれば良い」
そんなダイエットは存在しないと思いますし、私からはオススメも出来ません。
しっかりと長く続けられるダイエット法を選び実践していきましょう。

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