ダイエットの方法のひとつとして有名なものが「糖質制限ダイエット」 よく糖質制限は危険だ、という言葉を耳にしますが、やり方を間違えなければ決して危険ではありません。それどころか、ダイエットの有効な手段になります。正しい知識を身につけ、糖質制限ダイエットで効率よく理想のカラダを手に入れましょう。
糖質制限ダイエットの定義
『必要量の糖質は摂取しつつ、理想のカラダを手に入れた後、糖質制限をやめてもリバウンドしない状態』
よく糖質制限は危険だ、という意見もありますが、それは1年以上の長期間行うことを前提としています。長期間にわたって糖質制限ダイエットを行うと体重は落ちるかもしれませんが、筋肉が落ちるなど、不健康な体つきになりやすいのです。
完全な糖質カットはストレスの元!
糖質は体内で脳の活動エネルギーであるブドウ糖に分解されます。つまり、糖質を完全にカットするということは脳にエネルギーを与えないということになり、脳の栄養不足に繋がります。結果、身体がだるい、疲れやすい、頭がボーッとして集中できないといった状況に陥りやすくなります。
1日の糖質必要摂取量とは
それは、『体重1kg当たり糖質1g』です。
体重が60kgの人は、1日の糖質摂取量は60gとなります。個人差はありますが、これ以上糖質を摂取すると脂肪が蓄積されてしまいます。
ダイエットに逆効果
筋肉が減少すると、新陳代謝も低下し痩せにくくなる、という負のスパイラルに陥ります。糖質完全カットは控えましょう。
週に2日以上筋トレをしよう!
糖質制限だけで痩せようとすると、筋肉が減少してしまい、新陳代謝が低下し、痩せにくく、かつリバウンドしやすい身体になってしまうからです。
よく、筋トレと聞くと女性は筋肉がムキムキになって太くなってしまうのでは、と嫌がる方がいますが、そんなことはありません。女性は女性ホルモンにより、よほど高負荷な筋トレをしない限り、ムキムキにはなりません。
以下に自宅で出来る簡単な筋トレを詳しくご紹介します。
①プッシュアップ
たくましいカラダを持つ男性が輝くのは、なにも真夏のビーチだけではありません。とくに胸板が厚い男性は、Tシャツやスーツを着てもよく似合います。そこで、今回は胸筋を大きく見せるために、大胸筋を鍛える『プッシュアップ(腕立て伏せ)』について解説します。
②クランチ
そして自分のへそを見るように上体を起こします。肩甲骨が持ち上がるくらいで十分です。
一見地味に見えますが、やってみるとかなりキツく、その効果を体感できるでしょう。
【プロトレーナー解説】腹筋の筋トレ種目の代表「クランチ」の正しいやり方、効果について紹介します。また、シットアップとの違いやクランチには他にも数多くの種類があるので、それらのバリエーションについても紹介します。クランチで美しい腹筋を手に入れましょう!
③バックエクステンション
ゆっくり、無理のない程度に上体を起こしておこないましょう。
背中を集中的に鍛えるバックエクステンションを効果的に行うと、美しい姿勢が手に入ると共に、腰痛や内臓の不調を直りやすくなるという効果があります。トレーニングにバックエクステンションを取り入れて身体を内側から元気にしましょう。
④スクワット
人体の中で大きな筋肉である足のハムストリングスや、大腿四頭筋が鍛えられます。大きな筋肉を鍛えるとその分消費されるエネルギーが大きいため、ダイエットに効果的なのです。
筋トレと聞くと上半身ばかりを想像する人が多いですが、それは間違いです。上半身と下半身のバランスが取れていないと、いくら筋肉を大きくしてもモテる体は手に入りません。そこで今回は、下半身を重点的に鍛えるのに効果的な『スクワット』について詳しく解説していきます。
タンパク質の摂取も忘れずに
一般的に1日のタンパク質摂取量は『体重1kg当たりタンパク質1g』です。体重が60kgの人は、1日のタンパク質摂取量は60gとなります。
トレーニングや筋トレを継続して行っている人はこの2倍を上限としましょう。つまり、筋トレをしている人は、体重60kgの場合はタンパク質120gまで摂りましょう。糖質制限と合わせ、効率良く筋肉をつけて新陳代謝もアップすると、ダイエットに相乗効果が生まれます。
みなさんは普段の食事でタンパク質を意識しているでしょうか?カロリーや糖質、脂質は意識していても、タンパク質は意識していないのではないでしょうか?しかしタンパク質は糖質、脂質に並ぶ身体の三大栄養素の一つで、実は筋肉など体づくりに非常に大切な役割を担っています。そんなタンパク質の特徴をおさえ、身体作りに活かしましょう。
タンパク質の過剰摂取には注意
先ほど筋トレをしている人のタンパク質摂取は通常の人の2倍量”まで”と述べました。筋トレをしている人はタンパク質を過剰に摂取してしまうことが多いです。
タンパク質には窒素が含まれており、窒素は体内では毒であり、尿素窒素として、腎臓で排泄されます。適量であれば腎臓は快調に働いてくれますが、多量となると腎臓がオーバーワークになり、機能低下を起こしてしまいます。最悪、腎不全に陥いる可能性もあります。
筋肉を作る元となるタンパク質ですが、必要以上に摂っても、余った分は腎臓に負荷がかかる上に排泄されるだけのため、摂取量には気をつけましょう。
正しい糖質制限ダイエットを心がけよう
●1日の糖質摂取量は、体重1kgあたり1g
●週に2日以上筋トレをする
●タンパク質の過剰摂取に気をつけ、適量(体重1kgあたり1g)を摂取する
糖質制限ダイエットは、短期的なダイエットに有効な手段です。しかし、やり方を間違えてしまうとかえって逆効果だったり、健康を害してしまう可能性もあります。正しい知識を持った上で行いましょう。