かき揚げのカロリーや糖質は高い?糖質制限ダイエット向き?

かき揚げのカロリーは高い?はなまるうどんのかき揚げのカロリーは?かき揚げはカロリーも糖質量も高く、タンパク質はあまり含まれていませんので、ダイエットには不向きです。それでもダイエット中に食べる際にダイエットの妨げになりにくくするポイントやコツも紹介していきたいと思います。

かき揚げの簡単な基礎知識

かき揚げとは

かき揚げは日本の伝統料理である天ぷらの一種で、小さく切った魚介類や野菜などに小麦粉の衣をつけて揚げる料理です。
天ぷら用のタレである天つゆに付けたり、塩を振り掛けて食べられます。かき揚げ丼ぶりとして、白米の上の載せられたり、そばやうどんの一緒に食べられる事もありますね。

かき揚げのカロリー・糖質・脂質・タンパク質は?

食品 カロリー 糖質 脂質 タンパク質
かき揚げ(1個52.2g) 100 6.11g 6.57g 3.06g
かき揚げ(100g) 192 12.99g 12.59g 5.86g
かき揚げ(はなまるうどん)(1個) 162 18.8g 8.9g 1.5g
こちらが、かき揚げの食品分析です。かき揚げ2個で約100g、はなまるうどんのかき揚げはサイズも大きめでカロリーや各栄養素の数値が高い事も分かります。はなまるうどんのかき揚げは、1個で162kcalですので高カロリーです。3大栄養素の比率も見てみましょう。かき上げは約65%の糖質、約30%の脂質、約5%のタンパク質から成り立っている事も分かりますね。

かき揚げとはなまるうどんのトッピングのカロリー・糖質・脂質・タンパク質比較

はなまるうどんのトッピングのカロリー・糖質・脂質・タンパク質比較

食材:カロリー  糖質量  脂質量  タンパク質量
えび天: 92.0kcal  10.8g 4.3g 2.5g   
ヘルシーかき揚げ:162.0kcal  18.8g 8.9g 1.5g
北海道男爵のコロッケ:289.0kcal  26.0g 18.4g  3.0g
とり天:123.0kcal  11.4g  4.1g 10.1g
さつまいも天:148.0kcal  24.3g 4.8g 1.8g 
鶏の唐揚げ:101.0kcal  2.8g  6.6g 7.7g
ちくわ磯辺揚げ: 137.0kcal  15.0g 6.3g 5.0g  
いか天: 122.0kcal   9.3g 6.9g  5.6g
かき揚げ(はなまるうどん)(1個):162kcal  18.8g 8.9g 1.5g

はなまるうどんのトッピングはどれがおすすめ?かき揚げは?

この上の表がはなまるうどんで、うどんと一緒に注文することが出来る具材、一食当たりの食品分析です。これをかき揚げ(はなまるうどん)(1個)と比較してみましょう。

かき揚げのカロリー量は162kcalで、超高カロリーである北海道男爵のコロッケよりは低く、北海道男爵のコロッケの57%程のカロリー量です。しかし、他の具材と比べるとかき揚げのカロリーが高い事が分かります。かき揚げのカロリーはえび天やいか天の約1.7倍、鶏唐揚げの約1.6倍の高さです。

カロリー程ではありませんが、かき揚げの糖質量も高くなっています。北海道男爵のコロッケとさつまいも天よりは糖質量が少ないのですが、その他のどの具材よりも糖質を多く含んでいますね。
かき揚げの脂質量も、北海道男爵のコロッケを除けば一番高い事が表されていますね。かき揚げの脂質量をとり天とえび天と比べると、2倍以上の脂質が含まれている事が分かります。

カロリー量、糖質量、脂質量とどれも高い数値を示していた、かき揚げですが、なんとかき揚げのタンパク質量は1.5gと、一番低くなっていますね。これは、とり天の約15%、鶏の唐揚げの約20%、ちくわ磯辺揚げの33%のタンパク質量です。
ちなみにここでは、はなまるうどんの具材の食品分析を比較しましたが、丸亀うどんの具材の食品分析にも大きな違いはありません。

知っておきたい、かき揚げの栄養素

食物繊維やビタミンミネラル

かき揚げは小さく刻まれた海老やシラスなどの魚介類、ねぎ、玉ねぎ、ニンジン、ごぼうなどの様々な材料を混ぜて作られた天ぷらです。大量の油で揚げられているので、あまりヘルシーなイメージのない料理ですが、これらの魚介類や野菜は食物繊維やミネラル、ビタミンなどを有しています。食物繊維、ミネラルやビタミンはダイエット中の食事で欠乏しやすいので、しっかりと摂取する事が大切です。どの魚介類と野菜をどれくらいの量上げるかにもよってこれらの栄養素の量は大きく異なりますので、正確な数値は出せませんが、ビタミンA, パトテン酸などのビタミンB群、ビタミンDやビタミンE、銅、カルシウム、亜鉛、セレンなどのミネラルが含まれています。異なる種類のビタミンとミネラルは、免疫や神経伝達、不要な物質の排除など身体の様々な機能が正しく働くようにサポートしてくれます。また、2つの異なる種類の食物繊維も含まれています。水に溶けない不溶性食物繊維は便秘解消やデトックス効果がありますし、水に溶ける水溶性食物繊維はコレステロール値を下げる事で血圧を正常にしたり、糖質と脂肪の吸収を抑える働きがあります。

かき揚げはダイエットに向いているのか??

かき揚げは糖質制限ダイエットに適していない

かき揚げの糖質量が高いので、かき揚げは糖質制限ダイエットには向いていません。糖質の摂取量を抑える事で、脂肪の燃焼を促すことが糖質制限ダイエットの基本です。かき揚げを食べると、不要な糖質を摂取してしまいますので、糖質制限ダイエット中はかき揚げを我慢して下さいね。 かき揚げには腹持ちが良いメリットがあるので、空腹感を感じにくくして間食を防ぐ効果がありますが、やはり糖質量が高すぎるので糖質制限ダイエットには不向きです。

かき揚げはカロリー制限ダイエットには利用可能?

かき揚げを食べたら必ず太る訳ではありませんが、ダイエット中のかき揚げは避けるべきでしょう。高カロリーで糖質量も多いので、ダイエットの妨げになってしまいます。食事から余分に摂取したカロリーや糖質を、他の食事量を減らすなどして、コントロールする事でダイエットに取り組む方法があります。

しかし、この方法は、かき揚げには適していません。かき揚げのカロリーと糖質量はかなり高く、タンパク質量がとても低いので、他の食事の量を減らすと、食事が物足りなくなりかねません。また、食事量をカットすると、タンパク質やビタミンなどの他の栄養素の摂取量も少なくなりかねず、結果的に摂取する栄養バランスが崩れやすくなってしまうでしょう。摂取する栄養バランスが崩れると、身体作りはもちろん、健康や美容などにも悪影響が表れるかもしれません。

太りにくいかき揚げの食べ方からダイエット効果を高めるかき揚げの食べ方まで紹介 !!

油の種類に目を向けよう!脂肪になりにくい不飽和脂肪酸の油を使おう!!

ダイエット中のかき揚げを食べる際に一番注目したいのが油の種類です。低価格で売られている動物性の油は、飽和脂肪酸の割合が非常に高く、体脂肪として蓄積されやすい特徴があります。
反対に リノール酸などからなる植物性油は不飽和脂肪酸で、体脂肪として蓄積されにくい性質があります。かき揚げの調理に使用する油を、飽和脂肪酸の油から不飽和脂肪酸の油に切り替えましょう。この小さな工夫一つで、同じかき揚げを食べても、体内に脂肪が蓄積されにくいので、ダイエットの妨げになりにくいでしょう。この油の種類に関する工夫は、ダイエットを行う際には覚えておきたい知識です。かき揚げに限らず、油を使って料理をする料理は、リノール酸などの油を使用するだけで太りにくい食事を準備できるようになるはずですよ。 かき揚げは吸油率の高い食品ですので、ダイエットの中に使用する油にはこだわりましょう。

ダイエット向けのかき揚げのレシピ

ダイエット中のかき揚げのポイント

糖質制限ダイエットやカロリー制限ダイエットの最中のかき揚げはNGですが、もしかき揚げを作らないといけない場合のコツを紹介します。とてもシンプルですが、糖質制限ダイエットの邪魔になりにくいかき揚げを調理できるようになるはずです。
まず一つ目のポイントは、野菜などの具は、大きめに切る事です。小さく刻んでしまうと、衣を突けて揚げる際に、表面積が大きくなり、脂分が多くなってしまうからです。同様の理由で、かき揚げの具をしっかりと詰めてから衣に包むことで、かき揚げ1つ当たりの油の量が減るだけでなく、野菜の量を増やす事も可能になるでしょう。より多くの野菜をかき揚げから食べられるようになるので、ビタミンやミネラル、食物繊維の摂取量を引き上げられるでしょう。
そして先ほども触れましたが、良質な油を使って調理するようにしてください。不飽和脂肪酸であり、リノール酸等を含んだサンフラワー油などを使用してくださいね。