ボール・シットアップ

ボール・シットアップは腹横筋、腸腰筋(腹部の深い位置にあるインナーマッスル)を鍛えるトレーニングです。バランスボールを両足の間に挟み、宙に浮かせた状態で行うため、腹直筋下部に強い刺激を与えます。腸腰筋は体幹の安定や、下腹部の血流にも関係している筋肉なので、しっかりと鍛えておきたいですね。

鍛えられる部位

腹筋、腹横筋、腸腰筋が鍛えられ、体幹の強化、下腹部の引き締めにつながります。

意識する点

仰向けになり、90度に曲げた両膝でバランスボールを固定します。
頭の後ろで手を組み、下半身を上半身に対して直角に曲げます。
腹直筋下部に力を込め、肘と太ももが触れるくらいまで、体を持ち上げます。
おへそのあたりを見るようなイメージで体を絞るように丸めます。
ボールが床についてしまわないように、腸腰筋のある太ももの内側に力を入れ、下半身の状態をキープしましょう。

注意する点

ボール・シットアップは腰に負担がかかるトレーニングのため、腰を痛めている方は、無理をしないようにしましょう。勢いをつけて、回数をこなすのではなく、正しいフォームを体に覚えさせることを最初の目標にしましょう。

回数 / セット数

10回、3セット

まとめ

・足やバランスボールが床に触れてしまわないように、腸腰筋に力を入れた状態を保つ
・反動をつけずに、体をゆっくりと丸める。戻すときもブレーキをかけつつ戻す。
・背筋を伸ばし、上体が前に倒れないようにする。

普通のクランチ系のトレーニングに比べ、腰に負荷がかかりやすいトレーニングなので、取り組まれる方は、怪我に十分注意してください。腸腰筋を鍛え、芯の通った体幹を手に入れましょう。