痩せる歩き方と痩せない歩き方がある?ダイエットに取り入れたい痩せる歩き方とは

監修者

宮城島大樹

NESTA PFT 食コンディショニングアドバイザー

【プロトレーナー監修】ダイエットといえば、食事制限やトレーニングと思いがちですが、実は歩き方も痩せやすいカラダを作る重要なポイントとなるのです。正しい歩き方を身につけダイエットに活用しましょう。

痩せるためには歩き方も気をつけるべき!猫背は太りやすいの?

背中を屈めた状態の「猫背」は、スタイルが悪く見えてしまうだけでなく、カラダの臓器に負担をかけてしまうことから「太りやすい体質」になってしまうのです。

老廃物が排出されにくくなる

猫背になると、カラダの臓器や筋肉に負担がかかり、血流が悪くなってしまいます。

このことからリンパの流れも悪くなってしまい、老廃物が排出されにくくなり毒素が溜まりやすく代謝が低下してしまうことから燃焼しにくいカラダとなってしまいます。

筋肉が硬くなりやすくなる

猫背の姿勢は褐色脂肪細胞という細胞がある肩のあたりに負担をかけ、筋肉が硬く緊張しやすくなります。この褐色脂肪細胞は脂肪を燃やしてカラダの体温を上昇し、余ったカロリーを排出する働きがあるのですが、肩のあたりが緊張し、硬くなることで、褐色脂肪細胞の働きが悪くなってしまうこともあります。

もちろん、猫背だけが原因となって太りやすくなるとは言えませんし、全ての人が当てはまる訳ではありません。しかし、遠い将来、筋肉や骨を健康に保っておきたいのならば、猫背は改善するに越したことがありません。

正しい歩き方が痩せるキーワードになる理由

正しい姿勢で歩くことで、老廃物が排出されにくくなるリスクが減り、臓器が正常な位置へと戻るため、カラダ全体の代謝アップに繋がります。また肩周辺の余計な緊張がなくなることで、褐色脂肪細胞の活性化にも繋がるのです。

【正しい歩き方とは?】
頭のてっぺんから、つま先まで、ス~っと一本の紐で引っ張られているようなイメージで、姿勢を正しましょう。また普段猫背気味の人は目線をいつもより高めに向けてみましょう。
そして歩くときは正しい姿勢をキープしながら、できるだけ真っ直ぐと歩きましょう。今動かしているカラダの筋肉を意識して、ひざを上げて歩きましょう。

足や手を大きく振って歩くと普段は使われない筋肉を刺激することができますし、早歩きで歩くと有酸素運動と同じ効果を得ることができます。

正しい歩き方でお腹を引き締めよう

お腹を引き締めたい人もカラダの軸である体幹のバランスを整えながら歩くことで、お腹の引き締め効果が期待できます。

正しい姿勢で大股歩きで、普段歩く速度より早く歩くことを心掛けましょう。大股歩き&早歩きは普通に歩くよりも筋肉に刺激を与えるため、引き締め効果が期待できます。

また、歩くときに腸のあたりを意識して腰をツイストさせることで腸の運動が促進され、便秘解消にもつながります。

太ももやふくらはぎの脚痩せにも効果的!

太ももやふくらはぎなど、脚痩せをしたい人にも正しい歩き方は効果的です。

脚痩せをしたいなら、腰の位置を一定に保ち、脚をしっかりと伸ばしながら前に運びましょう。腰はブレずに、脚の運動を大きくするようなイメージで歩きましょう。ウォーキングは脂肪が燃焼しやすい有酸素運動になるので、できれば20分以上歩くことをおすすめします。

有酸素運動は開始して20分が経過すると脂肪の燃焼率が高くなるため、時間をかけて行うとより効果的です。ウォーキング後はしなやかで美しい脚を作るために、マッサージを行うと更に良いです!

正しく歩いて痩せやすい習慣を身に付けよう!

正しい姿勢で美しく歩くことで、見た目も堂々と美しいスタイルに見え、印象がガラリと変わります。

もちろん見た目の変化だけでなくカラダも喜ぶこと間違い無し。普段から「正しい姿勢で美しく歩く」ことを意識して、痩せやすい習慣を身につけましょう。

いつまでも若々しい印象を与えたい、スラッとしたスタイルを手に入れたい!と思っている人は、まずは姿勢と歩き方から変えてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、「少しなら走っても良い」という人はウォーキングと同じスピードでいいので軽いジョギングをしてください。ウォーキングと同じスピードでもその消費カロリーは約1.6倍になるんです!
詳しくは、以下の記事をご覧ください。

宮城島大樹監修トレーナーからのアドバイス

NESTA PFT
食コンディショニングアドバイザー

ウォーキングは筋肉を落とさずに、脂肪だけを燃やせるとても素晴らしい有酸素運動です
ぜひ皆さんもやってみてください!