筋トレを始めようと思ったとき、器具は使うべきか?それとも使わなくてもいいのか?そもそも、自分にはどんなトレーニングが必要なのか?自分ではなかなか分からないのが現実です。そこで、今回はさまざまなトレーニングの種類について解説します。
筋トレの種類
みなさんは「腰痛予防のために筋トレをしている」や「腰痛のリハビリのために筋トレをしている」という話を聞いたことはありませんか?その話は本当なのでしょうか?ここでは、筋トレと腰痛の関係について詳しく解説します。
『自重トレーニング』と『ウエイトトレーニング』
筋トレに慣れていない人は、まずは自重トレーニングから始めることをオススメします。
自重トレーニングは、ウエイトトレーニングに比べ負荷が小さい代わりに、怪我のリスクも低いです。まずは自重トレーニングで身体の動きの基礎を学習しましょう。
これによって、「筋肉の柔軟性、可動域、安定性、運動調節」を身につけます。
(柔軟性とは、筋肉の柔軟性。可動域とは、関節の動く範囲。安定性とは動作を安定させる体幹の筋肉がしっかり働くこと。運動調節とは、動作を行う上で各筋肉が適正に働いて正しい動作を行わせること。)
この4つの機能を身につけた上で負荷を上げたウェイトトレーニングをおこないましょう。ウェイトトレーニングは筋肉に大きな負荷がかけられる分、効率良く筋肉を鍛えることができますが、怪我のリスクも高くなります。
この4つの機能を身につけた上で、負荷を上げて行くことをお勧めします。正しい動作を学習してから、ウエイトトを上げて行くと、怪我なく効率的に筋肉をつけて行く事ができます。
次に、自重トレーニングとウエイトトレーニングの代表的なトレーニングメニューをご紹介します。
●自重トレーニング
まずは、大胸筋をメインに鍛えるプッシュアップ(腕立て伏せ)です。
10回×3セットおこないましょう。
次に、太もも周りの大腿四頭筋(だいたいしとうきん)を鍛えるスクワットです。
10回×3セットおこないましょう。
最後に、腹直筋(いわゆるシックスパックの筋肉)を鍛えるプランクです。
30秒×3セットおこないましょう。
【プロトレーナー解説】筋トレは毎日やると逆効果にもなり得るということをご存知でしょうか?筋肉痛がなければ毎日やってもいい、というのは大きな間違いかもしれません。正しい筋トレの頻度、ジムや自宅でのメニューの組み方もあわせて解説します。
●ウエイトトレーニング
まずは、胸筋まわりを重点的に鍛える、ベンチプレスです。ダンベルを使うことが一般的ですが、ダンベルでもおこなうことができます。
8〜12回×3セットおこないましょう。
次は、太ももまわりを重点的に鍛える、ダンベルスクワットです。
10回×3セットおこないましょう。
最後に、背筋・腹筋まわりを重点的に鍛える、デッドリフトです。本来はバーベルを使っておこなう筋トレですが、ダンベルを使った動画を紹介します。
10回×3セットおこないましょう。
「筋トレBIG3」をご存知でしょうか?筋トレの種類は数多くありますが、BIG3はその中で最も効果が高いとされる3つの種目です。筋トレBIG3だけでも絶大な効果が期待できるほどであり、初心者の方もぜひチャレンジしてください。
身の回りの物で代用できるウエイトトレーニング
筋トレに器具が必要がどうかは目的による
この答えは、「どちらとも言えない」です。自重でも高い負荷をかけられる運動のバリエーションもあり、器具がなくても効果的なトレーニングがおこなえます。
筋トレでもっとも重要なことは、明確な目標を持つことです。それによって、必要なトレーニング量や負荷のかけ方が決まり、どのトレーニングメニューをおこなえばいいのかが決まります。
器具が増えればおこなえる筋トレの種類が増え、自重ではかけられない負荷を斬新的に上げていく事ができます。筋肥大を目標にするのであれば、ウエイトはあった方が良いでしょう。
誰もが一度は挑戦したことのあるであろう筋トレ。しかし、なかなか続かないのが現実ですよね。成果が出るまで3ヶ月?半年?どのくらいの時間がかかるのでしょうか?3ヶ月や半年筋トレを行っているのに成果がいまいち出ない、という方のために筋肉がつくメカニズムと効果的な鍛え方を紹介します。
身体のシェイプを変えたいのであれば、筋トレは最も効果のあるトレーニングです。
有酸素も筋トレも両方行うのがベストではありますが、シェイプを変えたいのであれば、筋トレを優先し食生活の改善を行う事がゴールへの近道です。
筋トレに器具が必要か?まとめ
●自宅でできる『自重トレーニング』と、器具を使った『ウエイトトレーニング』がある
●筋トレには、目標設定が重要
筋トレとインターバル(休憩)には、実は密接な関係性があります。それは筋肉を大きくしたい、引き締まった筋肉を手に入れたい、といった筋トレをする目的だけでなく、種目によっても変わります。インターバル1つで効果が劇的に変わるので詳しく解説します。