糖質制限=危険というのを聞いたことはありませんか?実はそれ、やり方が間違っているからなんです。危険と言われる原因と正しい糖質制限のやり方をご紹介します。
糖質制限を行う時のよくある間違いとは?本当に危険なの?
「糖質制限が原因の死亡」というニュースをたまに見かけるのですが、糖質制限って危険なんですか?
高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス
日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200
確かにそのように報道されることがありますね。なぜ炭水化物を抜く糖質制限は危険と言われるのでしょうか。
そこでよくある糖質制限の間違いについて見ていきましょう。
糖質の摂取量が0に近い
間違った糖質制限による身体の不調の原因のほとんどがこれです。
糖質制限というと「糖質を摂ってはいけない」と勘違いする人が多いですがそれは間違いです。
糖質制限中でも糖質を0にする必要はありません。スーパー糖質制限と言われる方法でも1日の糖質摂取量は60gです。また、炭水化物を普段より減らすことになるのでカロリーの摂取量も大幅に変わります。摂取カロリーが減ってしまうと身体を動かすエネルギーがなくなってしまうので、炭水化物以外の脂質やタンパク質を多く摂る必要があります。
糖質制限が危険と言われる原因とは?
めまいや頭痛を感じるようになる
また、脳のエネルギー不足以外にも低血糖になるとめまいや手足のしびれなどを感じやすくなります。これはエネルギーが不足することで著しく血糖値が低下することで起こります。
低血糖を引き起こした場合は運動などは辞め、飴など舐めたりすると症状がおさまりやすくなります。このような症状が続くようであれば糖質制限を中断する必要もあります。
高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス
日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200
低血糖症はとても危険です。いきなり極端に糖質摂取量を減らすことは避けてください。
糖質を減らすことで生活習慣病になりやすくなる!?
この矛盾のメカニズムはシンプルで、「糖質を減らす=主食を減らす」ことになり、摂取していない主食の分を塩分の多いおかずなどで代替してしまいがち、ということです。
肉を多く食べる場合も要注意です。肉は糖質量が少ないので糖質制限ダイエット向きではありますが、摂りすぎると飽和脂肪酸やコレステロールの過剰摂取に繋がり、これも生活習慣病の原因となってしまいます。
正しい糖質制限のやり方とは?
タンパク質をメインにバランスの良い食事を摂る
糖質を抑える分、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなど他の食材で栄養をしっかり摂ることが大切です。
タンパク質であれば肉や魚などの動物性タンパク質、豆腐など大豆製品の植物性タンパク質をバランスよく取り入れましょう。また、食事でタンパク質を十分に摂れない場合はプロテインで摂取することをオススメします。
良質な油・脂質を摂る
特に以下のオメガ3・オメガ6の摂取をしましょう。
オメガ3
亜麻仁油、えごま油、チアシードオイル、青背の魚の油など
オメガ6
べにばな油、コーン油、ごま油、サラダ油、マヨネーズなど
オメガ3とオメガ6は体内で作ることができないため、積極的に摂るようにしましょう。
運動を取り入れる
糖質制限のみでも体重は落ちていきますが、ウォーキングなどの運動や筋トレを行うことで脂肪燃焼効果を上げることができますし、筋トレで筋肉量を増やせば基礎代謝が上がり、痩せやすい身体やリバウンドしにくい身体を作ることができます。
慣れていない方は1日30分ほどの運動から取り入れて見ましょう。
正しいやり方を理解し、糖質制限を行おう
また、ダイエットは長期間で行うものなので体重が全然減らないからと焦って糖質の摂取量を極端に減らしたりしないようにしましょう。
高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス
日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200
ネットなどでは色々な情報が錯乱しています。嘘を書いているところもあるかもしれません。何が間違っていて何が正しいのか、わからない場合はプロであるフィットネストレーナーに聞くのもいいと思います。
健康で綺麗な身体を手に入れるために、正しい知識を取り入れてから行うようにしてくださいね。
ダイエット中に間食はダメだと思っていませんか?糖質制限してるから我慢!なんて我慢し続ければストレスになっていつかは爆発してしまいます。今回ご紹介するのは糖質制限中でも食べられる食べ物や注意点を解説していきます。