マヨネーズの糖質は?糖質制限ダイエット向きか?他の調味料と比較

サラダをはじめさまざまな料理に活用でき、コクのある美味しさが人気のマヨネーズ、糖質制限ダイエットには向いている調味料なのでしょうか?マヨネーズの糖質や脂質、タンパク質量を紹介しましょう。さまざまな調味料の糖質なども合わせて解説していきます。

マヨネーズってどんなもの?カロリーはどれぐらい?

マヨネーズとは

マヨネーズは、元は地中海にあるメノルカ島で生まれたものです。イギリス領だったメノルカ島にフランス軍が攻撃してきた際に指揮を取っていた公爵が、港町マオンで食べた肉料理に添えてあったソースを気に入ったのがきっかけでした。公爵はマオンのソースと名づけ、マオンネーズと呼ばれた後に今のマヨネーズという名になりました。日本で初めてマヨネーズが登場したのは、関東大震災後の1925年でした。そして、今では家庭に欠かせない調味料として親しまれているのです。
そのマヨネーズは、何から作られているのでしょうか?マヨネーズは食用植物油脂や醸造酢、食塩、卵黄、香辛料などから作られています。卵黄と酢が入っているのがマヨネーズというイメージを持っているでしょう。現在販売されているマヨネーズは商品によって原材料が少しずつ異なります。

マヨネーズの種類について

マヨネーズは基本の作り方はどの商品も同じですが、人々のニーズに合わせて種類を揃えています。低脂肪やカロリーハーフになっているもの、チューブではなく瓶に入っているタイプのもの、からしや亜麻仁油と合わせて作られているものなど、実にさまざまです。よって、今では定番のマヨネーズの他にちょっと変わった風味のマヨネーズを利用しているという人も増えてきました。

気になるマヨネーズのカロリー

食品 カロリー 糖質 脂質 タンパク質
マヨネーズ(大さじ1杯12g) 84 0.54g 9.04g 0.18g
マヨネーズといえばあのコクと野菜などと合わせた時の風味が絶妙で、ついたっぷりつけたくなりますよね。でも、マヨネーズのカロリーってどれぐらいなのでしょうか?今回は、一般的なマヨネーズのカロリーを見てみます。マヨネーズはおおさじ1杯で84キロカロリーと、他の調味料に比べるとダントツでカロリーは高くなっています。マヨネーズと似た調味料にケチャップもありますが、ケチャップはおおさじ1杯19キロカロリーと意外にも低カロリーなのです。マヨネーズは、カロリーだけを見ると他の調味料よりも高くなっているのです。

マヨネーズの糖質、脂質、タンパク質量を他の調味料と比べてみよう

食品 カロリー 糖質 脂質 タンパク質
マヨネーズ(大さじ1杯12g) 84 0.54g 9.04g 0.18g
ケチャップ(大さじ1) 18 3.84g 0g 0.26g
醤油(濃口)(おおさじ1) 13 1.82g 0g 1.39g
酢(大さじ1杯17g) 19 3.32g 0g 0.49g
ポン酢(大さじ1杯18g) 10 1.75g 0.02g 0.66g
めんつゆ(おおさじ1杯15g) 7 1.31g 0g 0.33g
カロリーだけを見ると数字が高くなっているマヨネーズ、他の調味料と糖質や脂質、タンパク質量はどうなっているのか比べてみましょう。まず、マヨネーズとそっくりなケチャップを見てみると、マヨネーズの3倍近く糖質が含まれています。また、脂質はマヨネーズが9グラム以上に対し0グラムとなっています。マヨネーズは脂質が高めの調味料と言えます。タンパク質量はどちらも大きな差はありません。
続いて、醤油や酢、ポン酢、めんつゆと日本特有の調味料たちをマヨネーズと比較してみましょう。カロリーが一番高いのはやはりマヨネーズで、一番低カロリーなのはめんつゆになります。醤油やポン酢、酢はカロリーにあまり差がありません。そして、脂質はマヨネーズが一番多くなっていますが、糖質はダントツで酢が3グラム以上含まれていることがわかります。続いて、醤油とポン酢が1グラム以上となっています。このように、糖質に関してはマヨネーズよりも日本特有の調味料の方が多く含まれているとわかるでしょう。
最後にタンパク質量は、大豆を使用して作られている醤油が一番多く含まれており、その他は1グラム未満となっています。

マヨネーズは糖質制限ダイエットに向いている調味料?

マヨネーズは糖質制限ダイエットに向いている調味料

マヨネーズは糖質制限ダイエットに向いている調味料なのでしょうか?結論から述べると、マヨネーズは糖質制限ダイエットに向いている食品と言えます。脂質が多く含まれているためカロリーは高いマヨネーズですが、糖質は上記にも記載している通り1グラム未満と低糖質になっているのです。一見糖質制限ダイエットの際にはNGと思われがちなマヨネーズですが、日頃の食事の中で摂取しても大丈夫な食品と言えるのです。
そして、1つ押さえておきたいのが、カロリーハーフと書かれているマヨネーズの方が普通のマヨネーズよりも糖質を多く含んでいるという点です。ダイエットの時にはカロリーができるだけ低いものをと思い食品を選んでいる人が多いでしょう。しかしダイエットを謳っている食品よりも、普通のものの方が糖質制限ダイエットの際には向いているケースもあるのです。マヨネーズに関しては一般的なタイプのものをサラダや炒め物などに使用して構いません。

マヨネーズが糖質制限ダイエットに向いている理由とは?

意外と低糖質なマヨネーズ、普段の料理でも活用できるということで一安心ですが、なぜ糖質制限ダイエットに向いているのでしょうか?ただ低糖質であるという理由以外にも、マヨネーズがおすすめな理由があるのです。
まず、マヨネーズには油分が多めに含まれているため腹持ちが良いということ。糖質制限の際にはご飯や麺などの炭水化物を我慢しないといけないので、お腹が空きやすいです。しかし、マヨネーズには油分も含まれているので、食事で摂取すると腹持ちが良くなります。おかげで食べ過ぎの予防にもつながるのです。
また、どんな料理にも合って美味しいというのが助かります。マヨネーズは和洋中、どんな料理にも使うことができます。ちょっと物足りないと感じる時にマヨネーズを使うことでコクが出て、満足できる味に仕上がります。ダイエットの時には満足感も得やすい食品と言えるため、糖質制限中にもおすすめなのです。
マヨネーズは食物繊維が豊富な野菜たちとの相性も抜群です。ごぼうやキャベツ、かぼちゃに枝豆などと食物繊維が豊富な野菜を使ってサラダにするだけでも、ダイエット中にお通じの悩みも抱えずに済むのでおすすめです。

糖質制限ダイエットでマヨネーズを活用しよう!おすすめレシピや食べ方

糖質制限ダイエットに活用できるマヨネーズ、さっそくおすすめレシピを紹介しましょう。どれも食べごたえがあって、ダイエット中も満足できます。

1 低糖質エビマヨ

材料(2人分)・・・むきエビ200グラム、マヨネーズおおさじ2、オリーブオイルおおさじ3、レモン汁適量、溶き卵1/2個分、おからパウダー適量

作り方
①用意したむきエビにおからパウダーをかけて、混ぜ合わせる。
②溶き卵、マヨネーズ、オリーブオイル、レモン汁を混ぜ合わせたものにむきエビを入れて絡める。
③熱したフライパンにエビを入れて炒める。焦げ付きやすいので、火加減を調整しながらエビに火が通ったら完成。
片栗粉ではなくおからパウダーを使う理由は、片栗粉には糖質がたくさん含まれているからです。おからパウダーに変えることで、ぐっと糖質を抑えることができます。さらに、牛乳の代わりに溶き卵を使うことでも糖質をカットできるので、糖質制限ダイエット中におすすめの一品となっています。

鶏胸肉のマヨマスタード和え

マヨネーズとマスタードはサンドイッチの調味料にも使われており、よくマッチします。そんなよく合う組み合わせでメインディッシュを作ってみましょう。

材料(鶏胸肉1枚分)・・・鶏胸肉1枚、粒マスタードおおさじ1、マヨネーズおおさじ2.5、にんにくチューブこさじ1、黒胡椒適量、塩少々、醤油こさじ1.5
作り方
①鶏胸肉は棒や包丁でたたいて平たくしておく。一口大サイズに切ったら、調味料すべてと一緒に混ぜ合わせる。
②その後15分間置く。その間にゆで卵を作っておく。熱湯に卵を入れて、10分前後熱します。粗熱を取ったら、殻をむいて食べやすい大きさに切っておく。
③オーブンの天板にクッキングシートを敷き、鶏胸肉とゆで卵を交互に並べていく。タレが残っていたら、並べ終えたあとに全体にかける。
④200℃のオーブンで20分間焼く。完全に火が通ったら完成。
ちょっとしたおもてなしにも用意できる簡単かつ見栄えのする料理です。鶏胸肉を使っているので、ダイエットの時に余分な脂質を取らずに済みます。

糖質制限ダイエットでマヨネーズを使う際の注意点

糖質制限ダイエットの時におすすめできるマヨネーズ、いろんな使い道があるので心強いです。そんなマヨネーズですが、ダイエットを行う際に注意点もあるので紹介しましょう。

摂取カロリーに気を付けよう

マヨネーズは低糖質なので糖質制限中にはおすすめの調味料です。しかし、脂質は多めでカロリーは高い食品です。よって、ダイエットの時には食べ過ぎないように注意したいです。カロリーハーフなどの種類を選ぶ必要はないものの、何にでもマヨネーズをかける、いつもたっぷりかけないと美味しく感じられないという人は要注意です。低糖質だから安心と思い食べているマヨネーズから、たくさんのカロリーを摂取することになってしまいます。また、マヨネーズと組みわせる食品によってもカロリーオーバーになってしまう場合があるので注意しましょう。脂身たっぷりな豚バラ肉や鶏もも肉というよりは、豚薄切り肉や鶏胸肉を選びましょう。また、調理法においても、揚げるものばかりでなく蒸したり煮たものを多めに食べるようにしたいです。揚げ物とマヨネーズはとてもよく合いますが、ダイエット中には避けたい組み合わせになります。

マヨネーズ以外に糖質制限で気をつけること

糖質制限中は間食にも注意しよう

糖質制限ダイエット中、食事は慎重にしているという人が多いです。しかし、食事の合間に小腹が減った時にどんなものを食べていますか?この間食の時にケーキやスナック菓子を食べていると、糖質の過剰摂取になってしまいます。そこで、糖質制限中には以下のような間食を用意しておくと安心です。
・コーヒーゼリー・・・カロリーが控えめなだけでなく、ケーキやドーナツに比べて低糖質なスイーツ。ちょっと物足りない時は無糖の生クリームをつけることもできるので、満足感を得やすい。
・プロセスチーズやカマンベールチーズ・・・糖質制限中チーズはNGのように思ってしまいますが、良質なタンパク質を含むので間食におすすめです。プロセスチーズは100グラム中糖質は1グラムとなっているので、糖質制限中にも安心して食べることができます。お腹の持ちも良くなるので、間食にぴったりです。

低糖質食品を積極的に食べよう

糖質制限中は低糖質な食品に目を向けて摂取するようにしたいです。低糖質食品と呼ばれるものには、ナッツやサラダ、ゆで卵、大豆製品、あたりめなどが挙げられます。そのまま食べられるナッツやあたりめは間食にも向いています。大豆製品は私たち日本人にとっては身近な存在で、豆腐や納豆、豆など種類豊富にあるので、毎日の料理に利用しやすいでしょう。どんな食品が糖質制限中に向いているのかを知り、毎日の食事に気をつけてみましょう。