ファミチキの糖質は?糖質制限ダイエット向き?カロリーや栄養素を比較

コンビニで簡単に入手できて美味しいファミチキですが、高カロリーで糖質量も高いので、ダイエットには不向きです。今回はファミチキのメリットやデメリットを紹介した上でもし食べる際の食べ方のポイントなども紹介します。

ファミチキとは?ファミチキのカロリー・糖質は?

ファミチキとは?

ファミチキはコンビニのファミリーマートで売られているホットスナックの事です。鶏肉を衣に包んで揚げてあります。ジューシーなお肉とサクサクとした衣が特徴の揚げ物の人気商品です。骨がないため、食べやすいので食事の一品としてだけでなく、間食としてもよく利用されています。

ファミチキのカロリー・炭水化物・脂質・タンパク質量比較(1個あたり)

ファミリーマートのファミチキには幾つかの種類があります。ここではそのファミチキの種類別の食品分析を比べてみようと思います。

食品 カロリー 糖質 脂質 タンパク質
ファミチキ 242 14.2g 15.1g 12.2g
ファミチキ(和風だし醤油味) 242 17.3g 12.8g 14.3g
ファミチキ(カレー味) 239 18.4g 12.7g 12.7g
ファミチキ(ゆず胡椒) 239 18.9g 11.6g 14.3g
ファミチキ(ガーリックバター味) 245 16.8g 13g 15.3g
ファミチキ(旨塩味) 253 19.5g 12.5g 15.5g
ファミチキ(チーズ味) 238 16.2g 11.8g 16.7g
ファミチキ(レッドチリ味) 245 17.8g 12.3g 15.8g
プレミアムチキン 267.5 12.8g 14.6g 21g
やはり、どの商品も鶏肉が原料であり、揚げ物でという共通点があるので、カロリー量に大幅な違いはありません。 
ノーマルなファミチキをベースに、味のつけ方によって栄養素が微妙に変化します。
プレミアムチキンは肉厚でとてもジューシーな味わいで魅力的ですし、通常のファミチキの2倍近い量のタンパク質が含まれています。糖質量も脂質量も他のファミチキよりも低く抑えられている事が分かります。その為プレミアムファミチキがこの中では一番優れた食品と言えるでしょう。少々値段が高いようですが、食べ物の質を高めることで、ダイエットをより効果的に行えるようになるでしょう。」
ファミチキ(チーズ味)はチームを含んでいる分、タンパク質量が高めですし、ファミチキ(旨塩味)やファミチキ(ゆず胡椒)、ファミチキ(カレー味)は様々な調味料が含まれているので、糖質量が高めです。
ファミチキ(和風だし醤油味)やファミチキ(レッドチリ味)の脂質量が比較的低くなっている事も分かります。

ファミチキは、どれも高カロリーで糖質量も脂質量も高いので、糖質制限ダイエット向きではありません。しかし、ケンタッキー・フライド・チキンなどの揚げ物に比べると、低カロリーで、糖質、脂質量も低いので、比較的ダイエットに対する影響は小さいと言えるでしょう。
ちなみにご飯お茶碗に一膳(160g)で269ですので、ファミチキ1個はご飯一膳と殆ど同じ量のカロリーです。

ファミチキの栄養素は??

ファミチキには特別な栄養素は特にありません。鶏肉と衣です。鶏肉には鉄分や疲労回復や糖質をエネルギーに変換する効率を高めるビタミンB1などが含まれています。鉄やビタミンB2、タンパク質の活性化や血液の凝固などに利用されるビタミンKや抗酸化物質でアンチエイジングに役立つセレンと言うミネラルも鶏肉に含まれています。

ファミチキは塩分に注意!

ファミチキ1個には約1.5gのナトリウム(塩分)が含まれています。これは一つの小さな食品としては、比較的高い数値です。

日本血圧学会減塩委員会は、1日の塩分の摂取量を6g以下にする様に勧めています。これは近年増加している高血圧の予防と防止の為です。 塩分の高い食事を摂取すると、血液内の塩分濃度が急上昇します。すると、血液は重くなり、ネバネバ度が上昇し、血液の流れが悪化します。

それでも心臓は血液を送り続けますので、血管の中を流れる血液の量が増え、血圧が上がるのです。 高血圧は、血管の内壁に大きな圧力が掛かりますので、血管を傷付けてしまう事もあります。血管が傷つくと、血液の流れが更に悪化したり、血管の柔軟性が失われて動脈硬化が起こりやすくなってしまいます。

動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中などの引き金になりませんので高血圧には要注意です。塩分を必要以上に摂取しない事が大切ですので、ファミチキには多くの塩分が含まれている事を覚えておきましょう。

糖質制限ダイエット中にファミチキは食べてOKなの?!

ファミチキは糖質制限ダイエットに不向き

ファミチキは糖質制限ダイエットに向いているのでしょうか?答えは恐らく貴方が予想していた通り、ファミチキは糖質量が高く、また高カロリー、高脂質のため、糖質制限ダイエットだけでなく通常のダイエット(カロリー制限ダイエット)にも適していません。
せっかく食事をコントロールして糖質の摂取量をカットしても、ファミチキを食べる事で糖質を摂取してしまうのは糖質制限の効率が悪化します。ファミチキを食べると、糖質は非常に多い量の脂質やカロリーと一緒に取り込まれるので、GI値を引き上げて脂肪の燃焼率の悪化にも繋がります。

食品添加物を含んでいるので、習慣的に食べるのはダメ!

たまに食べる程度では問題ありません。しかし、ファミチキには着色料、甘味料、保存料や安定剤、酸化防止剤などが含まれています。蓄積すると健康を害する恐れがありますので、気を付けた方が良いでしょう。着色料や発色剤は、発がんのリスクを引き上げたり、うつ病や記憶障害の原因になりかねません。甘味量は頭痛や視力低下、不妊娠などを引き起こす可能性があります。また、これらの食品添加物は身体に良くない物質ですので、肝臓が体外へ放出しようと働きます。この過程で肝臓に負担がかかり、ダメージになる場合もあります。

食品添加物を摂取したから、必ず健康が損なわれると言う訳ではありませんが、一応頭の隅に入れておきましょう。
習慣的なファミチキやその他の加工食品の摂取は気を付けましょう。

ファミチキの鶏はタイ産!

ファミリーマートは低価格で質の高いサイという鶏肉の部位を入手するためにタイから鶏肉を輸入しています。その為、ファミチキは完全国産の商品ではありません。
ファミチキの鶏肉の出元から鳥の育成方法などの徹底的な調査ができないので、証拠はないのですが、タイの鶏肉は成長を促す為に注射を使用します。成長ホルモンをバンバン打って、短期間での鶏の成長を促し、鶏の回転率を上げています。この人工的な成長ホルモンは人間が食べた際には影響が表れない事にはなっていますが、完全には信用しきれません。根拠はありませんが、「タイにオカマが多いのは、成長ホルモンをバンバン打った鶏肉を毎日長期的に食べ続けたから」なんて話も存在します。
長期的に、頻繁に食べる事がない限り、問題はないでしょうが、やはり国産の安心して食べられる食品に比べると信頼度は劣りますね。値段と安全性の信頼は反比例しかねないので、難しいポイントでもありますね。

もしもファミチキを食べるなら?

ファミチキを食べる時間帯を工夫しよう!

食べたものが消化され、完全に燃焼されやすい時間帯であれば、カロリー量の高さはあまり気にする必要はありません。
朝や昼の間に摂取された食べ物は、しっかりと消化された後、エネルギー源として利用されやすい性質があります。消化され、エネルギー源となって筋肉に運ばれると、筋肉がそのエネルギーを利用します。例えば朝ご飯やランチとしてファミチキを摂取した場合、夜眠りに就くまで9時間以上あるはずです。個人差はありますがファミチキの完全な消化と吸収は3~4時間程度です。寝るまでの間に摂取されたファミチキのカロリーをしっかりと燃焼させられれば、ダイエットの妨げにはならないでしょう。

「どうしてもファミチキが食べたい!」どうするべき?

ファミチキは、決してお勧めしたいダイエット向けの食品ではありませんが、工夫次第でダイエットに利用することも可能です。現代のダイエットに関する知識を利用して賢く食べればダイエットを助けてくれる食品にもなり得ます。
原理はとてもシンプルです。高カロリー、高糖質量、高脂質量、これがダイエットの妨げになる、ファミチキのデメリットですよね。この3点をクリアすればダイエット中に食べても大丈夫です。
そして、ファミチキは肉です。しっかりとタンパク質を有していますので、ダイエット、体作りにはポジティブな効果があります。効率よくダイエットに取り組むためには筋肉の回復や発達を促すタンパク質を摂取する事がとても重要ですよね。
1食、1日のカロリー量、糖質量、脂質量を簡単でもいいので計算してみましょう。ファミチキの摂取で増えたカロリー、糖質、脂質を他の1品、1食から差し引くことが出来ればダイエット中でも悪影響なくファミチキを楽しめるでしょう。

プレミアムチキンを選んで食べよう