ダイエット停滞期の期間はいつから?どのくらい続くの?脱出方法を教えます!

監修者

韮澤 烈

田町式パーソナルトレーナー メンタルコーチ

停滞期を乗り切り、ダイエットを成功させるための方法をお伝えします。ある日突然訪れるダイエット停滞期。ダイエット最大の壁と言っても過言ではないでしょう。大切になのは、停滞期を防ぐことではなく、停滞期を乗り切る事です。

ダイエットの壁。停滞期とは?男性女性関係なくやってくる?

ダイエットをしているのに、もう2週間くらいほとんど変化がないのです。

韮澤 烈監修トレーナーからのアドバイス

田町式パーソナルトレーナー メンタルコーチ

もしかすると、ダイエット停滞期に入ったのかもしれませんね。

ダイエット停滞期ですか?このまま停滞して、もう体重は減らないのでしょうか?

韮澤 烈監修トレーナーからのアドバイス

田町式パーソナルトレーナー メンタルコーチ

いえ、安心してください。停滞期は避けられなくとも、停滞期から抜け出す方法はあります。これからご説明しましょう!

ダイエット停滞期はなぜ起こる?

ダイエット停滞期の原因として、肉体の持つホメオスタシスが挙げられます。
ホメオスタシスとは、生物が外部環境の変化や栄養状態の変化に対応するため、体温・血糖値。血液酸性度などの状態を一定に保つために働く機能の事です。

ダイエットをすると糖質制限や筋トレなど普段以上の運動を行うため、ダイエット開始以前と比べ摂取カロリーが減り、糖質や脂質などの栄養素が不足します。そうなると、肉体が「過酷な環境にいる」と勘違いを起こし、ホメオスタシスによってエネルギーを蓄えようと省エネモードに突入します。

これがダイエット停滞期が起こるメカニズムです。

停滞期のいつから始まる?期間はどのくらい?

個人差はありますが、停滞期はダイエットを始める前と比べ、体重が5%以上減った頃に始まると言われています。つまり、ダイエット前に60㎏だった場合、3㎏ほど痩せた時点から停滞期に突入するということです。

以上をふまえると、ダイエット開始からおおよそ1ヶ月程度で停滞期に突入する方が多いかと思われます。

停滞期の続く期間は?

ダイエット停滞期の期間については個人差が激しいため、明確にどれくらい。と期間を区切る事はできません。

あくまで一般的にですが、ダイエット停滞期は「2週間」から「1ヶ月」程度と言われています。ただし、停滞期が長く続く方の場合、2ヶ月以上体重が落ちない事も考えられます。ですので、心がけとして1ヶ月は停滞期が続くと覚悟しておいた方が良いでしょう。

停滞期になりやすいダイエットとなりにくいダイエット

実は、ダイエット停滞期は誰にでも必ず訪れるものではないのです。
また、停滞期の影響を受けやすいダイエットと、それほど影響を受けないダイエットがあります。停滞期の原因となるホメオスタシスが発動するには、一定の条件を満たす必要があるのです。

ズバリ!短期間で一気に体重を落とすダイエットは、停滞期の影響を受けやすいといえます。
急激に体重を落とすということは、ホメオスタシスの発動も早く、停滞期に突入しやすいダイエット方法と言えるでしょう。

・糖質カット
・プチ断食

など、短期間で一気に体重が落ちると言われているダイエット方法は、短期間なぶん停滞期の始まりが早く、すぐに「痩せなくなった」と感じる傾向があります。

停滞期を感じにくいダイエット

少しづつ体重を落としていけば、ホメオスタシスの影響を受けにくくなることはご理解いただけたかと思います。よって、基礎代謝を上げて、徐々に脂肪を落としていくのが良いでしょう。
そこでお勧めなのが、筋トレです。

筋トレ自体の消費カロリーはそれほど多くありませんが、筋トレ後から24時間~48時間の間は、普段より代謝が上がるといわれています。更に、筋トレを行うことで筋肉が発達するため、そもそもの基礎代謝が上がりエネルギーの消費量が増えます。

筋トレによるダイエットは、男性だけでなく女性にもオススメです。
筋トレでは劇的な体重の変化は起きにくいですが、筋肉が発達し脂肪が少なくなるため、同じ体重でも見た目(プロポーション)が変わります。よって、体重が減らない事によるモチベーションの低下を防ぐことにもつながります。無理な食事制限で体調を崩す心配もないため、効果的なダイエット方法であるといえるでしょう。

停滞期によるダイエット失敗を防ぐためには、筋トレをはじめ、長期的に体重を落としていく方法を選ぶことをオススメします。

ダイエット停滞期から脱出するには?

チートデイを設ける

チートデイとは、簡単に言うとドカ食いして脱出する方法の事です。
やり方は単純で、「1週間~2週間に1度、炭水化物を中心に、基礎代謝の3倍程度のカロリーを摂取する。」
といった方法です。

チートデイの注意点

チートデイを実施した日は体重が増えます。食べた質量ぶん、体重が増えるのは当然です。

ただ、それらが体内から排泄されると、チートデイの効果が現れ始めます。停滞していた体重が、また少しずつ減り始めていきます。これは、過酷な環境だ!と勘違いしていた肉体に、ドカ食いによるカロリーで「ちゃんと食べてるな」と認識を変えさせることで、停滞期を抜けるきっかけとなるのです。

「食べたら太ってしまうんじゃ……」といった心配もあるかと思いますが、1週間~2週間に1度、という期間をしっかりと守れば、チートデイが上手く作用し、停滞期を脱出することができます。

チートデイを行わない方が良い場合

チートデイは停滞期脱出の強い味方ですが、チートデイを行わない方が良い場合もあります。

・消費カロリー > 摂取カロリー となっていない
・偏った食事をしている(野菜ばかり食べている、お酒の量が多い 等)

などに当てはまる方は、まずは食事内容の見直しから始めて下さい。偏食は基礎代謝を低下せたり、胃腸の調子が乱れたりと、ダイエットの妨げになります。
また、アルコールは肝臓に負荷をかけ、脂肪の分解を妨げる原因となります。できる限りお酒は控えるよう心がけましょう。

韮澤 烈監修トレーナーからのアドバイス

田町式パーソナルトレーナー メンタルコーチ

ダイエット停滞期は生命を守る機能、ホメオスタシスが原因で起こることを理解して頂けたと思います。ダイエットを成功させるにはホメオスタシスと上手に付き合う必要があるため、急激なダイエットを避け、長期的な計画で体作りを行う事をお勧めします。

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