わかめでダイエットができるって本当?効果をプロトレーナーが検証!

監修者

大小田 健介

ACSM/EP-C 加圧トレーニングインストラクター 健康運動実践指導者

わかめで痩せる?わかめでどんな効果があるの?と話題の「わかめダイエット」のメカニズムについてプロトレーナーが徹底解説。すでに実践したいるあなたや、これからやってみようと考えているあなたにプロのトレーナーがお伝えします。

わかめダイエットの効果とは!?

夏に向けてダイエットしなきゃって思って調べていたらいいダイエット方法を見つけたんですよ!

大小田 健介監修トレーナーからのアドバイス

ACSM/EP-C 加圧トレーニングインストラクター 健康運動実践指導者

いいダイエット法ですか!?それはどんなダイエット方法ですか?

その名も「わかめダイエット」です!!わかめってヘルシーそうだし痩せそうですよね!!

大小田 健介監修トレーナーからのアドバイス

ACSM/EP-C 加圧トレーニングインストラクター 健康運動実践指導者

「わかめダイエット」ですか!!確かにヘルシーですしいい食材ですね!ただしやり方を考えないといけませんよ。そのあたりについて解説していきましょう。

皆さんは「わかめダイエット」をご存知でしょうか?
口コミで話題の「わかめダイエット」はカロリーが低いということがメインですが、手軽で安価で始められるとして人気になっています。
実際、どのような点が効果があり、どういった方法がいいのかチェックしていきましょう。

「わかめダイエット」の方法

まずは、一般的に言われている「わかめダイエット」の方法についてみていきましょう。
「わかめダイエット」の方法は、基本的に、「毎食のメニューにわかめを取り入れる」という一つだけです。

特に運動やその他の食事制限を必要とはしていません。ただ、注意点として挙げられているのは、「わかめは適量を守ること」とされています。要するにわかめだけ食べる!といった単品ダイエットではないということですね。

今までにもたくさんの単品ダイエットが流行しましたが、どれも栄養が偏ったり、飽きやすかったり様々な弊害がありました。この点では「わかめダイエット」は良さそうですね。

「わかめダイエット」のメカニズム

では次に「わかめダイエット」のメカニズムについてみていきましょう。

「わかめダイエット」のメカニズムは、低カロリーでビタミンやミネラルも豊富に含まれているわかめを毎食取り入れることで、結果的にカロリーを抑えられるというダイエットです。

わかめは、スープやサラダ、酢の物など色々な料理に使え、単品を黙々と食べるダイエットとは違うため飽きにくいというメリットもあるといいます。

わかめなどの海藻類は、不溶性食物繊維が豊富で、満腹感も出やすく、腸の栄養としても非常に大事になるため便秘解消などにも効果が期待できます。
また、水溶性食物繊維も豊富で、糖や脂肪の吸収を穏やかにし、脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できるからです。

便秘を解消するなどの「デトックス効果」と体脂肪を防ぐ「ダイエット効果」など女性にとってはたくさんの嬉しい効果ですよね。
ただし、注意点の食べる量を守ることは必要です。これについても「ヨウ素」というミネラルが含まれており、肥満を予防する働きがある反面、摂取しすぎると甲状腺の機能が低下するリスクがあるとされるため食べすぎには注意が必要なんですね。
ここまで「わかめダイエット」についてみてきましたが、おおむね問題はなさそうですね。むしろいいダイエット方法の一つになるかもしれませんのでさらに踏み込んで解説していきたいと思います。

わかめダイエットをよりよく成功するためのポイント!

わかめダイエットは効果的なんですね!では早速やってみよう!

大小田 健介監修トレーナーからのアドバイス

ACSM/EP-C 加圧トレーニングインストラクター 健康運動実践指導者

そうですね!やり方をきっちり行えば効果があると思います。さらに成功しやすいように詳しいポイントを解説していきましょう。

では、わかめについてもっと知っていきましょう。しっかり理解することでさらに効果が期待できるはず!!

わかめのカロリーは?

まず、ダイエットを始めるにあたり皆さんが気にするのはカロリーのことですよね。

ダイエットの基本として、摂取カロリーが消費カロリーよりも大きく上回る生活を続けていれば太ってしまうリスクは高くなります。ですのでダイエットを考えるなら摂取カロリーをある程度抑えることも必要となります。

ただし、カロリーの問題はあくまで大前提でそれだけで太った、痩せたということにならないことも多くありますのでご注意を!

とはいうものの大前提ですのでわかめのカロリーをみていきましょう。

わかめは、100グラム当たり生わかめだと10キロカロリー、乾燥わかめだと100キロカロリーになります。乾燥わかめのほうがカロリーが高いように見えますが、乾燥わかめを水で戻すと約10倍に膨れるためほぼ同じになります。
また、先ほどお話ししたように、わかめの一日の摂取量は最大でも400グラム程度にしておかなければ身体に悪影響が出る可能性があります。乾燥わかめだと40グラムですね。とはいえ400グラムも毎日食べるのは至難の業かもしれません。

ですから最大で食べても1日40キロカロリーですから、わかめだけを食べるやり方ではエネルギー不足を起こし健康を害してしまいます。普段食べてる1品をわかめに替えるか、普段の食事の1品に追加するのでもさほどカロリーを気にすることなく追加できますから続けやすいですね。

わかめの栄養素は?

わかめが低カロリーであるのはわかりましたが、肝心の栄養素がどうなっているのか。先ほどのお話からさらに深く知っていきましょう。
わかめに含まれる栄養素はカリウム、ナトリウム、カルシウムなどのビタミン、ミネラルが多く、食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は大きく二つに分けられます。とくに今回はわかめに含まれる「水溶性食物繊維」「不溶性食物繊維」の二つに注目してお話していきましょう。

「水溶性食物繊維」

文字通り、水に溶ける性質があり、わかめには「アルギン酸」と「フコダイン」という代表的な水溶性食物繊維が含まれます。
特性としては、粘着性があり胃腸内をゆっくり移動するのでお腹がすきにくく、食べすぎを防止したり、糖質の吸収を緩やかにして血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
また、コレステロールを吸着し体外に排出したりする働きがあります。

「不溶性食物繊維」

こちらは水に溶けにくく、わかめには「セルロース」という不溶性食物繊維が含まれます。
特性としては、胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激してぜんどう運動を活発にし、便通を促進します。

これら二つの食物繊維がバランスよく含まれ働くことでデトックス効果とダイエット効果を期待できるのです。

わかめダイエットの最大の成功ポイント

そしてこれを最大限に生かすポイントをご紹介します!
それは食事の一番最初にわかめを食べること!!
そうすることで胃や腸のレセプターが働き、腸内細菌を活性化してくれます。すると食べたものをしっかり吸収、排出ができるようになるのです。
このポイントをやるかやらないかで成功度合いが変わりますよ!!

わかめダイエット~まとめ~

さて、ここまで「わかめダイエット」について解説してきました。

わかめをうまく利用するこのダイエットはやりやすさだけではなく、健康面からも効果的だと考えられます。ただ短期的にダイエットができるわけではありませんし、やり方を間違えばダイエットの成功どころか健康を害することもあります。ですので最後にポイントをまとめておきましょう。

・わかめダイエット」の方法は、基本的に、「毎食のメニューにわかめを取り入れる」という一つだけ。

・注意点は「わかめは適量を守ること(一日生わかめ400グラム、乾燥40グラム)」とされている。

・「ヨウ素」というミネラルが含まれており、肥満を予防する働きがある反面、摂取しすぎると甲状腺の機能が低下するリスクがあるとされるため食べすぎには注意が必要。

・わかめだけ食べる!といった単品ダイエットではない。

・「わかめダイエット」のメカニズムは、低カロリーでビタミンやミネラルも豊富に含まれているわかめを毎食取り入れることで、結果的にカロリーを抑えられるというダイエット。

・わかめのカロリーは100グラム当たり生わかめだと10キロカロリー、乾燥わかめだと100キロカロリーになり、乾燥わかめのほうがカロリーが高いように見えますが、乾燥わかめを水で戻すと約10倍に膨れるためほぼ同じになる。

・わかめに含まれる栄養素はカリウム、ナトリウム、カルシウムなどのビタミン、ミネラルが多く、食物繊維も豊富に含まれている。

・水溶性食物繊維は、文字通り、水に溶ける性質があり、わかめには「アルギン酸」と「フコダイン」という代表的な水溶性食物繊維が含まれ、特性としては、粘着性があり胃腸内をゆっくり移動するのでお腹がすきにくく、食べすぎを防止したり、糖質の吸収を緩やかにして血糖値の急激な上昇を抑えてくれる。

・不溶性食物繊維」は、水い溶けにくく、わかめには「セルロース」という不溶性食物繊維が含まれ、特性としては、胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激してぜんどう運動を活発にし、便通を促進します。

・わかめダイエットを最大限に生かすポイントは「食事の一番最初にわかめを食べること!!」

以上のことを守りながら普段の生活にうまくわかめダイエットを取り入れていただきたいと思います。そして、効果が感じられてきたら運動も取り入れ素敵なボディラインを目指していただきたいと思います。