全身引締め効果抜群!大腿四頭筋、内転筋、殿筋群を鍛える下半身トレーニング「サイドランジ」。サイドランジの正しいやり方・フォームや得られる効果、サイドランジの初級者向け、上級者向けのバリエーションなどを指導歴20年のベテラントレーナーが解説
サイドランジとは?サイドランジで鍛えられる筋肉部位と効果
トレーニングの王様スクワットと並び、その効果は非常に高い「ランジ」の進化系トレーニング種目です。臀部、内転筋、大腿四頭筋等を同時に鍛える事ができる種目です。
岡 大祐監修トレーナーからのアドバイス
延べ8000人以上の身体を変えたパーソナルトレーナー 所有資格:ファンクショナルトレーナー、BFRトレーナー、トレーニング指導士
サイドランジの動作で筋肉部位をもっと詳しく説明します。
◯伸ばしている側の脚
◯上半身
サイドランジの効果
・軸足側のヒップアップ
・太もも前後の引締め
・バランス能力向上
・伸ばした側の内もも引締め効果
・o脚x脚予防、改善
・脂肪燃焼効果
サイドランジのやり方・フォーム
<やり方>
1.まず脚を肩幅の2倍程度のスタンスで構えます。
2.次にどちらか片脚に重心を持っていき、反対側の脚は外へ伸ばします。
3.そこから重心を置いている側の股関節を屈曲(お尻を後ろに引くように下へ降ろす)させます。
4.お尻が膝の高さまで降りたら元に戻します。
◯伸ばした側の脚
膝を真っ直ぐに伸ばします。その時に地面に付いている足は足指が膝と同じ方向に向いているように注意が必要です。ななめ45度が目安です。
◯屈曲は膝関節からではなく股関節から
軸脚側は膝関節を屈曲させるのでは無く、股関節屈筋を主導し、それに伴い膝関節も屈曲して行くような意識で行います。
こうする事で、メインターゲットである臀筋群と、内転筋群に確実に効かせるトレーニングが可能となります。
◯スピード
3秒で降ろして、1秒で上がるスピードを基本として動いて下さい。3秒で降りる時に伸ばした脚の内転筋群がストレッチされるのを感じられるか、が重要です。
軸脚側のお尻がストレッチされているのを感じられているのかが大切です。上がる時は膝関節を過伸展させてロックさせないよう注意しながら、伸ばした脚の内転筋群で地面を押して負荷を感じる事、軸脚側はフィニッシュでお尻を硬く締める意識をする事が大切なポイントです。
サイドランジのバリエーション
岡 大祐監修トレーナーからのアドバイス
延べ8000人以上の身体を変えたパーソナルトレーナー 所有資格:ファンクショナルトレーナー、BFRトレーナー、トレーニング指導士
トレーニング初心者や上級者向けにサイドランジのバリュエーションを紹介していきます。
初心者向け|イスを活用してサイドランジ
そうすることで安心してお尻を後ろに引く動作が出来ますので、膝関節への過度な負担がかかるフォームの乱れを防ぐことができます。
初心者向け|壁を活用してサイドランジ
上級者向け|バーベルサイドランジ
これにより下半身への刺激が強くなりより筋力アップが可能となります。又、体幹部(インナーユニット・脊柱起立筋群・広背筋)への刺激も強くなりますので下半身と合わせてより効果的なトレーニングが可能となります。一般人からアスリートまで筋力レベルに合ったトレーニングが可能となります。
上級者向け|ステップサイドランジ
横方向への重心移動により 下半身と上半身を固定し、フラつきを防ぐ中臀筋に効果的な刺激が入ります。
又、着地の瞬間と地面を押して戻る瞬間のインパクト(負荷)が大きくなりますのでスポーツ場面等での切り返し動作の安定性が向上し、スピード能力の向上によるパフォーマンス力UP、更にケガをし難い身体が手に入ります。
この動作にバーベルを担ぐことで更に強度・難度を上げる事も可能です。
まとめ
人間の動作は前後、左右、回旋の3方向で出来ています。スクワットやランジでは前後の方向のみのトレーニングです。サイドランジを加えることにより左右の方向へのアプローチが可能となりますので、バランスのとれた身体作りや機能的な動きを獲得するためにトレーニングメニューに取り入れてみては如何でしょうか。
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