白米は日本人の主食で炭水化物・糖質を多く含んでいます。コントロールした量の白米を食べる事が重要で、脂肪の蓄積を防ぐ働きや脂肪の燃焼率UPを最大限に引き出せます。 白米の食べ過ぎは肥満の原因になりかねませんが、全く摂取しないとダイエットの効率が悪くなります。
白米に関する知識
白米とは
白米の歴史
お米の米ヌカやもみがらなどを取り除く精米は、大和朝廷時代(西暦400年頃)に始まったとされています。しかし、この時代は白米と呼べる程にお米は白くなく、現代の様な白米が表れたのは奈良時代です。そして江戸時代(西暦1603年代~)にはさらなる技術の改善によって上流階級が白米を常食できるまでになりました。ちなみにこの時代の庶民は、玄米を食べていました。その後の更なる精米技術の進歩によって、明治時代(1868~)には庶民でも白米を口にできるようになりました。21世紀の現代では白米が主流で、玄米は意識的に選ばないと摂取する機会が無いほどです。
現代では品種改良によって白米の栄養素や味、保存期間などが常に見直されています。
白米の種類
このジャポニカ米の他に、お米の種類は大きく分けて2種類あります。その一つが、「インディカ米」と言う東南アジアや南米で多く食べられている種類で、パサパサした特徴があります。チャーハンなどの炒め物にしたり、カレーをかけるなどの方法で食べられる事が殆どです。そしてもう一つが「ジャバニカ米」で、スペインやトルコで生産される大粒なお米です。パエリアやリゾットなどに使用されます。
同じ種類のお米でも、精米過程によって白米でなく玄米を準備することも可能です。
白米のカロリー・糖質・脂質・タンパク質
白米のカロリー・糖質・脂質・タンパク質は?
食品 | カロリー | 糖質 | 脂質 | タンパク質 |
---|---|---|---|---|
白米ご飯(100g) | 168 | 36.8g | 0.3g | 2.5g |
白米ご飯(一膳160g) | 269 | 58.88g | 0.48g | 4g |
白米ご飯(1合340g) | 571 | 125.12g | 1.02g | 8.5g |
白米は炭水化物の源ですので、糖質量が高いことが明らかですね。脂質量は非常に低いので、白米を食べる際は、脂質の摂取は一切心配いりません。意外に写るかもしれませんが、白米はしっかりとタンパク質を有しています。卵が非常に豊富なタンパク源である事はご存知ですよね?卵一個のタンパク質量は約6gです。上の表によって、白米のご飯お茶碗一膳には4gのタンパク質が含まれている事が分かります。つまり白米のご飯一膳で卵の約70%のタンパク質を補給できるのです。
ダイエットに効果的な白米の摂取量はどれくらい?!
白米の糖質はどのくらい?1日の摂取量は?
一般的に炭水化物や糖質の摂取量は、一日の摂取カロリーの50~60%程が基本です。一般的な成人の一日のカロリー摂取量は2000~2500kcal程です。つまり、2000~2500kcalの約50~60%である1000~1500kcal程の炭水化物、糖質の摂取が通常は推薦されています。これは白米のお茶碗4~5. 5膳とほぼ同量です。もちろん他の食品からも炭水化物を摂取しますので、白米だけでは正確に計算できませんが、目安になるでしょう。
白米の摂取量を取り入れた、明確なプランニング
ただ闇雲に糖質制限をするのではなく、明確な目標に向かって、具体的にプランニングが可能になるでしょう。どれ位のカロリー消費量を増やすのか、カロリー量と炭水化物の摂取の制限はどの位か、数字で見えるのは大きなアドバンテージです。自分の現在地の把握や、毎日プラン通りの生活が送れたのか確認する物差しとなるはずです。明確なプランニングは、ダイエットのプロセスに確信と自身を持たせるだけでなく、ダイエットの成功率を大幅に高めてくれる事間違いなしです。
ダイエットの方法のひとつとして有名なものが「糖質制限ダイエット」 よく糖質制限は危険だ、という言葉を耳にしますが、やり方を間違えなければ決して危険ではありません。それどころか、ダイエットの有効な手段になります。正しい知識を身につけ、糖質制限ダイエットで効率よく理想のカラダを手に入れましょう。
白米の特筆すべき栄養素・ダイエット効果
白米は炭水化物でエネルギー源
体温の上昇を促す
パトテン酸でスキンケア
白米は糖質ダイエットに向いている? 知っておきたいGI値とは??
白米を食べながら行う糖質制限ダイエットはGOOD!
最低限の糖質は摂取しないと、体内の細胞の活動が鈍ります。糖質不足は基礎代謝の急激な低下に繋がります。すると脂肪の燃焼率も大幅に下がってしまいます。脂肪を燃やす為に糖質を抜いても、脂肪が燃焼されなければ残念でですよね。また、脳の思考スピードや判断力も低下するので、私生活や仕事にもネガティブに働きかねません。
さらに糖質の摂取量が足りないと、筋肉分解と言う現象が体内で頻繁に起こります。この筋肉分解は、エネルギー源が足りない際に筋肉細胞を分解して、糖質の代わりとして利用する体の仕組みの事です。つまり、脂肪燃焼や筋肉を強化する為に運動や筋トレに取り組んでも、その過程で筋肉が失われてしまうのです。
主なエネルギー源である糖質の摂取を抑える事で、脂肪の燃焼量を増やす事が糖質制限ダイエットのコンセプトです。しかし糖質量が少な過ぎると、基礎代謝の大幅な低下による脂肪燃焼率の下落や、筋肉分解が起こり、ダイエットの効率ダウンに繋がります。
白米の食べる量をコントロールして、炭水化物を必要以上に摂取しない事が糖質制限ダイエットのポイントです。しかし、それ以上の過度な糖質カットは、ダイエットの効率悪化に繋がります。ストレスもかなり大きくなりますし、継続が非常に困難になるでしょう。糖質の摂取を減らして、脂肪の燃焼を促しながらも、エネルギー源のベースは糖質で補うと無理なく継続可能です。その為、食事を楽しみながらも取り組めるので、少しずつでも確実に理想の身体へ近づくはずですよ。
貴方の目標、取り組む期間、体質などにより異なりますが、まずは通常の毎日の白米の摂取量を70%程に減らしてスタートしてみてはどうでしょうか?
GI値とは?GI値を他の食品と比較
なぜGI値が重要かを説明すると、血糖値の上昇スピードは、ダイエットの妨げになるインスリンの分泌量や分泌スピードと比例するからです。例えば、GI値の高い食品を食べると、血糖値が急上昇して、過度な量のインスリンが急激に分泌されます。インスリンの働きは、血液から糖質や脂質を体内に貯め込む事と、糖質や脂質の燃焼を防ぐ事です。この過度なインスリンは必要以上に体内に脂肪を貯め込む事に繋がり、摂取したカロリー量や糖質量と関係なく、太りやすくなってしまうのです。言い換えれば、GI値の高い食品は、効率よく食べ物を脂肪に変換して蓄える効果があるのです。つまり、脂肪量を減らす為のダイエットでは、GI値の低い食品を食べるよう心掛ける事が大切です。
白米のGI値は約81と比較的低い数値です。そして白米を調理した炒飯は野菜や肉などを加えるのでビタミンも摂取できる利点はありますが、油分を使用しているのでダイエット向きとは言えません。GI値は調理方法や等により変化しますが100~110程です。パンのGI値は95と、白米よりも高い数値になっています。GI値が比較的低い白米ですが、玄米のGI値は更に低く、51と言う素晴らしい数値です。玄米は白米には食物繊維がより豊富に含まれているメリットもあります。白米も悪くないのですが、玄米の方がよりダイエットに適している事が分かりますね。
白米は何で置き換える?糖質制限ダイエットの為の白米のお勧めの食べ方を紹介!
リゾットにして水分で置き換える
ポイントは、リゾットの白米にしっかりと形が残しておく事です。白米が水分に溶けすぎて、ベチャベチャ状態のおかゆではありません。おかゆは、とても食べやすいので摂取量が増えてしまう心配があるのでお勧めではありません。水分でボリュームを増やして摂取量が少なくても沢山食べた気にする事がポイントです。
白米のダイエットのコツや裏技も紹介
白米を使った制限ダイエットのコツ(時間帯)
この様な理由で、朝や昼の間に白米を食べた場合は、同じ量の白米を夜食べた場合に比べて脂肪への転換率が低く抑えられるのです。朝や昼の間の炭水化物、糖質は、夜眠りに就くまでに消費され易く、脂肪になりにくいのです。一方、白米を夜間に食べた場合、寝るまでに消費されず脂肪として蓄えられやすくなってしまいます。
GI値を抑えて脂肪を抑えながら白米を食べるダイエット方法
まずその一つ目方法は、食べる順番を考える事です。サラダや汁物を白米より優先して食べる事で、緩やかにGI値が上昇します。ある程度GI値が上がった状態で白米を食べる事で、食事全体のGI値上昇を抑える効果があり、インスリンの分泌が緩やかに行われます。
そして2つ目の方法は、白米を食物繊維の豊富な食品、お酢や乳製品、豆腐などと一緒に摂取する事です。これらの食品はどれも、白米と一緒に食べる事で、GI値を下げる働きをしてくれます。
食事全体のGI値を下げる様工夫する事で、同じ量の同じ食事でも太りにくくなるでしょう。
皆さんは糖質制限ダイエットがどのようなダイエットか正しく知っていますか?「炭水化物を抜く」と思う方が多いと思います。しかし糖質が含まれているのは炭水化物だけではありません。この記事では糖質制限に向いている低糖質な食材をご紹介していきます。