腹筋ダイエットでお腹痩せを実現する方法!コツがある!

監修者

安藤 実花

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

【プロトレーナー解説】腹筋運動でお腹まわりのダイエットをするのはコツが必要です!お腹痩せに効果的な腹筋メニュー、やり方について紹介します。この夏こそは、わがままボディーを整えて自分のお気に入りのスタイルで元気に出かけたい!そんな想いを叶えましょう!

腹筋運動でお腹周りのダイエットはできるのか?

腹筋運動と聞くとイメージできるのが仰向けになり、膝を立て、頭の後ろで手を組んで上体を起こす動作(クランチ)が有名だと思います。
腹筋運動にも種類があり、お腹痩せを目的として腹筋を行う場合は、クランチなどの方法は1日何回も行っても非効率です。

その理由は、お腹痩せに関係する筋肉にあります。
腹筋にはアウターマッスル(外側の筋肉)である腹直筋や腹斜筋と、インナーマッスルである腹横筋があり、お腹を引っ込める役割をするのはインナーマッスルの方なのです。

安藤 実花監修トレーナーからのアドバイス

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

インナーマッスルとは体の深部の筋肉で、特に姿勢やお腹の中の内臓の位置などしっかりと支えている役割をしています。

なので腹筋でお腹まわりのダイエットを目指す場合は、インナーマッスルを鍛える腹筋運動を行いましょう。

運動のタイプ 鍛える筋肉
お腹痩せに向かない 腹直筋・腹斜筋などのアウターマッスル
お腹痩せ向け 腹横筋などのインナーマッスル

お腹痩せのためには、内臓の位置を整える

お腹が出てきたな・・と思う方!諦めずにまずは、インナーマッスルに注目して、運動・トレーニングを通し、内臓の位置を整えていきましょう。

ここでのポイントは、低負荷で持久性に富んだメニューになります。有酸素運動は特に効果的です。高負荷で行うとインナーマッスルより表層の大きな筋群がメインに発揮されていくので注意が必要です。

安藤 実花監修トレーナーからのアドバイス

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

次に効率の良い、トレーニング方法などを解説していきます。

効果的な腹筋ダイエットの筋トレメニュー

お腹痩せに効果的な腹筋運動と、その他運動を紹介します。
ここでのポイントは、低負荷にて持久性に富んだメニューを行うことです。

効果的な腹筋運動(20分以上を推奨)

①腹式呼吸
骨盤を立てて姿勢を整えて座る、または肩幅に足を開いて立つ

5回3セットでしっかり吐ききる

②ダイアゴナルバランス

マットや床で四つ這いになり、足を上げてバランスを取り、可能であれば反対側の手をあげる

左右交互に3〜5セット

③プランク

腕立て伏せの状態から肘をつき、足を揃えてバランスを取る(辛ければ膝をついた状態で腹式呼吸を行う)

10秒3〜5セット

有酸素運動

ランニングやジョギングなどの有酸素運動は脂肪燃焼にはもってこいです。

時間としては、20分以上が理想です。これは、体にあるエネルギー源の分解(糖→脂肪)が20分以上の運動を続けていくと行われていく可能性が非常に高いということから導き出しています。続けて運動するのは辛いという方は、10分トレーニング⇒休憩⇒10分トレーニングなど小分けにしてもOKです。

安藤 実花監修トレーナーからのアドバイス

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

途中で休んだからと言って、エネルギー源の分解が振り出しに戻ることは、ありませんのでご心配なく!

◯目標心拍数を決めるとより効果的

最高心拍数=220-年齢

安静時心拍数:人差し指と中指を揃えて、反対側の親指側の手首の付け根に当てて図る。心臓などに問題がない場合は、15秒ほど図って4倍でも可。

目標強度:心拍数を使って出す場合は、最高心拍数の60%が目安

有酸素運動は、必ず呼吸を止めずに行いましょう。「会話ができる程度の強度」が目安です。

ジムで行えるダイエットに効果的な運動(20分以上を推奨)

・スポーツジムに行ったら自転車を中等度の負荷で行う。
・ヨガであれば、パワーヨガを推奨。
・20分以上、ペース配分を崩さず歩く。

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理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

まず、筋トレをすると筋繊維が傷つくので、1〜2日程度はお休みしましょう。回数はトータルで20分以上、自分の疲労度を考えながら行ってみてください。

週に3日のペースで2週間真面目に続けてみて下さい。早い方は、1週間してくると感じ方が変わるかもしれません。最初は、辛くてどうしようもない運動も回数を増すごとにこなせる様になってくるのでその達成感や喜びも一緒に感じていくと良いでしょう。

週3日のトレーニングを1ヶ月間継続できたら、ウエストの見た目は大きく変わっていますよ。

お腹の中の内臓や背骨を支えているインナーマッスルは、しっかりとトレーニングしていくことで代謝も上がっていきます。便秘も運動不足からくる原因もあります。

お腹周りの悩みだけでなく内臓の状態も整ってくる可能性が大きいと思います。

腹筋運動器具(EMS)の良さと注意点

腹筋ベルトなどはどうでしょうか?

安藤 実花監修トレーナーからのアドバイス

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

お腹痩せ器具(EMSベルト)は、現代に見合ったとても合理的なものでありますが取り扱いには、注意して行うことが大切です。

お腹痩せ器具(EMSベルト)・・・とは、ElectricalMuscleStimulationの略で直訳は、「電気的な筋肉への刺激」という意味になります。筋肉を収縮させる際に電気信号が発せられる仕組みを利用して、外からの刺激(電気)によって筋を収縮させる、トレーニング器具のことを指しています。

本来、身体を動かす時に脳から「ここをこの程度動かすよ!」という命令が運動神経を伝わって、筋肉に届きます。しかしお腹痩せ器具(EMSベルト)は、一連の神経回路を介さずに、直接筋肉に電気刺激を与えて収縮させることができます。

お腹痩せ器具(EMSベルト)の使われる中心は、医療用です。(私も以前の職場で使う事があり、スポーツ外傷の方などにも使用していたことがあります。)
ただ、簡易的な操作と手軽に運動効果が得られる点で一般の方にも手に取りやすい器具となりました。

身体を動かす際に重要なのは、脳を介していることです。
お腹痩せ器具(EMSベルト)は、簡単な運動効果を得られる分、自分で動かすという感覚が薄れがちです。メリットとしては、「インナーマッスルを鍛えたい!」と一部分だけを動かすことは、自分の意志で行う、運動では難しいのですがお腹痩せ器具(EMSベルト)では、可能と言う点です。

使用の際の注意点

◯必ず取り扱い説明書には目を通す
お腹痩せ器具(EMSベルト)は、電気を用いて筋肉に刺激を与えるものであり、使用に際しての注意点をしっかり理解して使いましょう。
健康面、特に心臓・循環器系で不安のある方は使用前に医師に相談も良いと思います。

◯電気刺激は適度に
お腹痩せ器具(EMSベルト)は、脳からの神経回路を介さずに筋肉を収縮させることができるのですが、筋組織の刺激を自ら制御することができませんので、過度な電気刺激は、注意しましょう。鍛えたいのに怪我をするのは、悲しすぎます。

電気刺激が強いから高い運動効果があるとは、限りませんので段階的に上げていくようにしましょう。

私の考え方では、筋肉を動かしているという感覚は、分かったとしても、日常で行っている連動した筋肉の運動は、難しいのであまり現実的なトレーニングではありません。

しかし!この器具を否定している訳でなく、うまく使うのも良いかと考えます。
アドバイスとしては、お腹痩せ器具(EMSベルト)を使いながら1日20分以上の有酸素運動を組み込んでいくことが良いと思います。

安藤 実花監修トレーナーからのアドバイス

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

即時効果のある、運動やトレーニングってなかなかありませんが継続は、力なりです!応援しています。