コーヒーの糖質はどのくらい?糖質制限ダイエット中にコーヒーは飲んでも大丈夫?コーヒーは糖質の吸収を抑えるって本当?コーヒーがダイエットにもたらす効果は?ダイエット効果を上げる「バターコーヒー」のレシピもご紹介!
コーヒーとは?コヒーの種類
コーヒーとは?
コーヒーとは、コーヒー豆を焙煎し挽いた粉末から、湯または水で成分を抽出した飲料です。歴史への登場は酒や茶には遅れますが、世界中の多くの国で飲用されている嗜好飲料です。家庭や飲食店、職場などで飲用され、コーヒーの専門ショップも多数存在します。抽出前の粉末や粉砕前の焙煎豆も、同じくコーヒーと呼ばれます。
コーヒーの木にも種類があり、原産地、豆の管理、焙煎の仕方とコーヒーを構成する要素は無限にあります。
コーヒーに含まれている栄養素
珈琲(液体)の約99%は水分です。たんぱく質や脂質なども含まれますがごくわずかです。ブラックならカロリーも殆どありません。
珈琲には多くの効能・効用があります。カフェイン、クロロゲン酸、タンニン、ポリフェノール、褐色色素、ニコチン酸(ナイアシン)トリゴネリンなどの薬理作用のある成分が含まれていますが、その中でもっとも有名なのがカフェインです。
カフェインは植物に広く存在するアルカロイド(含窒素塩基性物質)の一種で、珈琲豆の他にお茶の葉やカカオの種子などにも含まれています。
コーヒーの種類
コーヒーは飲み方で名称が変わります。大きく分けると「エスプレッソ・コーヒー」と「ドリップ・コーヒー」の2種類に分かれます。
エスプレッソ・コーヒーとは、コーヒー豆を非常に細かく挽いた「エスプレッソ豆」を専用のマシンを使って、抽出したコーヒーです。蒸気圧を使い、お湯をコーヒーの中に瞬間的に通して抽出するのが特徴であり、濃厚な風味が楽しめるコーヒーです。
濾紙やネル等のフィルターで濾しだしたコーヒーを「ドリップコーヒー」といいます。他にも岩石や金属製、セラミック製のろ過材や、ウォータードリップと言った方法も用いられています。
インスタントコーヒーとの対義語的な使用方法で「レギュラーコーヒー」という言葉が使われることもあり、サイフォンやパーコレーターなどを使用した抽出方法の場合もレギュラーコーヒーという言葉が使われます。
コーヒーのカロリー・糖質・脂質・タンパク質は?
コーヒーのカロリー・糖質・脂質・タンパク質は?
食品 | カロリー | 糖質 | 脂質 | タンパク質 |
---|---|---|---|---|
コーヒー(100ml) | 4 | 0.7g | 0g | 0.2g |
ゼロカロリーとはなりませんが、100gで4kcalしかありませんので、コーヒーによるカロリーは気にする必要がありません。糖質、脂質、タンパク質においても同様です。
砂糖やミルクを入れれば別ですが、ブラックコーヒーの場合はダイエット中に気になるカロリーと糖質は気にしなくても大丈夫です。
コーヒーでダイエットはできる?カロリーはどのくらい?
しかしコーヒーに砂糖やミルクを足してしまうとその分だけカロリー・糖質・脂質が増加してしまうので注意が必要です。
コーヒーは糖質制限ダイエットに向いている?
上記で説明したように、砂糖やミルクを足してしまうとその分だけカロリー・糖質・脂質が増加してしまうので注意してください。
コーヒーを飲むと太る?
コーヒーがダイエットに及ぼす効果はカロリー・糖質・脂質の量ではありません。コーヒーに含まれる様々な栄養素がダイエットに有効です。中でもコーヒーに含まれるクロロゲン酸とカフェインがダイエットに有効な成分と研究データが出ています。
クロロゲン酸とカフェインがダイエットにどのように有用な効果を発揮するのか下記にて解説いたします。
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コーヒーのダイエット効果のある栄養素
糖質の吸収を遅くするクロロゲン酸
クロロゲン酸がダイエットに有効だと言われているのは、クロロゲン酸に脂肪分解と脂肪蓄積抑制の効果があるからです。糖質の吸収を遅くすることで脂肪がつきににくなり、既についてしまった脂肪に対しては燃焼をサポートしてくれます。そのため、食事から摂取した脂肪が体に溜まりにくくなり、脂肪の燃焼が促進されるのです。
コーヒーが糖質の吸収を穏やかにするのは、このクロロゲン酸の効果からきているものです。
血行促進効果のあるカフェイン
コーヒーに含まれているカフェインは覚醒効果だけではありません。 、カフェインには血行促進効果もあります。全身の血行が良くなれば、体の隅々まで血液が行き届いて基礎代謝が良くなる上、体温も上がって痩せやすい体を作りやすくなります。他にも、 カフェインには、利尿作用や腸の収縮をコントロールする神経を刺激する効果もあります。そのため、カフェインを摂取すると体に溜まっている余分な水分や老廃物が排出されて、むくみや便秘解消効果も期待できます。
コーヒーはカロリー・糖質が無く、ダイエット効果のあるクロロゲン酸とカフェインを含んでいるのでダイエットに最適な飲料といえるのです。
ダイエット効果を上げるコーヒーの飲み方・注意点
缶コーヒーの糖分に注意
コーヒーの飲み過ぎは胃が荒れるので注意
コーヒーのダイエット効果は 飲む量が多いほど健康効果が高いという海外の研究結果もありますが、日本人は欧米人に比べて胃が弱いと言われていますので、飲み過ぎはおすすめできません。 1日3杯程度であればダイエット効果があるという研究結果が多いので、日本人である私たちは1日3杯程度を目安に飲むのがよいと思います。
飲むタイミングは運動前・食前
飲むタイミングとしては、 運動する前に飲むと脂肪がより燃焼しやすくなること、また、食前に飲めば食後血糖値の上昇を抑えられることから、できれば運動前と食前に飲むのがおすすめです。 カフェインには覚醒作用があるため、寝る前に飲むのはNGです。
煎り方はお好みで
コーヒーの炒り方ですが、 コーヒーに含まれているクロロゲン酸は焙煎の過程で少しずつ減っていきますので、深煎りよりも浅煎りのほうがおすすめです。 ただ、コーヒーにはカフェインなど他の有用成分も含まれていますので、あまり気にすることなく、お好みの煎り方で飲んで大丈夫です。
代謝を上げるためにアイスよりホットがおすすめ
コーヒーの代表的な飲み方にはホットとアイスがありますが、痩せるためにはホットコーヒーで飲むのがポイントです。その理由は、ホットコーヒーの方がカフェインやクロロゲン酸を効率的に吸収できることに加え、内臓が温まって体温が上がり代謝を促せるためです。できればアイスコーヒーではなく、ホットコーヒーにして飲みましょう。
ダイエットにおすすめ「バターコーヒー」のレシピ
アメリカの起業家であるデイヴアスプリー氏が「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」でこのバターコーヒーダイエットを紹介し、日本でも瞬く間にブームになっています。著者のデイヴ・アスプリー氏は、実際にこのバターコーヒーダイエットで、150キロもあった体重を100キロ以下にまで落としており、その効果の高さが話題になっています。
バターコーヒーダイエットのやり方は、朝食をバターコーヒーに置き換えて飲むだけです。朝食を置き換えるので、1日に摂取する炭水化物を減らせます。
バターコーヒーのレシピ
〈材料〉
・グラフェッドバター 10g
・ブラックコーヒー 1杯
・ココナッツオイル(MTCオイル) 大さじ1杯
バタコーヒーの作り方は、とても簡単で、ブラックコーヒーにグラフェッドバター10gと、ココナッツオイルもしくはMCTオイル大さじ1杯を入れて混ぜ合わせるだけです。
コーヒーは、インスタントでも構いませんが、できれば良質な淹れたてのドリップコーヒーの方が味も美味しくおすすめです。MCTオイルとココナッツオイルの違いは、よりMCTオイルの方が体脂肪になりづらいとされており、ダイエット向きなので、可能であればMCTオイルにすると良いでしょう。
バターコーヒーダイエットにおいて使用するバターは何でも良いわけではなく、良質な脂質を持つとされる「グラスフェッドバター」にしてください。
グラスフェッドバターは、牧草だけで育った牛から作る牛乳で、通常のバターと比べて塩分量が低く、コレステロールや中性脂肪の排出効果のある不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
ココアバター(カカオバター)でも代用はできますが、できる限りより良質なグラスフェッドバターが理想です。
コーヒーでダイエットの注意点、健康上の問題、太ってしまう理由
●カロリー・糖質・脂質が非常に少ない
●脂肪の燃焼を促進するクロロゲン酸
●血行促進効果のあるカフェイン
●バターコーヒーダイエットは摂取カロリーも抑えられる
●アイスコーヒーよりもホットコーヒーがダイエットに効果的
コーヒーダイエットの注意点
コーヒーはカロリー・糖質が非常に少ないので、水のように飲みがちですが、1日の上限を3杯までと決めたほうが良いです。理由としてはコーヒーは飲み過ぎると胃に負担が掛かってしまうので体調を崩す恐れがあるからです。
いくらダイエットに有効な飲み物だからといっても、常に飲めば良いという訳ではありません。1日3杯飲むだけでもダイエットには十分な効果が発揮されますので、3杯を目安にしてください。
コーヒーはダイエットのメインにはならず、サポートする飲料です。食物繊維などは含まれていませんので、他の食品で補って取り入れましょう。
また、ブラックコーヒーが苦手だからといって砂糖とミルクを大量に入れてはダイエットの意味がありません。ダイエット効果を期待してコーヒーを飲むならブラックで飲むようにしてください。苦いのが苦手であれば、薄めに作っても大丈夫なので活用してみてはいかがでしょうか。