きゅうりには糖質量はどのぐらいでしょうか?1本あたりのきゅうりの糖質は?きゅうりは糖質制限ダイエットに向いているのでしょうか?糖質制限ダイエット中におすすめのきゅうりを使ったレシピもご紹介します!
きゅうりの糖質は?糖質制限ダイエットに向いているの?
きゅうりとは
きゅうりは、「栄養素の少ない野菜」と言われるほど1本あたりの栄養素が少ないですが、実はダイエットに利用可能な野菜の一つです。
きゅうりにはカリウムや酵素が含まれており、うまく活用することで、代謝の向上がはかることができますし、糖質制限ダイエットにおすすめの食べ物の一つです。
その一方で、そのレシピ次第では、ダイエットに効果がないだけではなく、むしろ悪影響を与えてしまうこともあります。
とはいえ、具体的にどんな効果があるのかも何に気をつければよいのかもよくわからないですよね。
そこで、この記事では、きゅうりをダイエットに効果的に取り入れる方法や、ダイエットに取り入れるときに注意するべきことについてお伝えしたいと思います。
きゅうりの旬
きゅうりは、通年収穫することができる野菜ですが、特においしい季節は、6月から9月までです。
夏場は特に身体を冷やす作用があり、夏バテなどにも効果が期待できます。
きゅうり1本の糖質やカロリーは?
食品 | カロリー | 糖質 | 脂質 | タンパク質 |
---|---|---|---|---|
きゅうり(100g) | 23 | 4.12g | 0.2g | 1.3g |
きゅうり(1本98g) | 23 | 4.12g | 0.2g | 1.3g |
見ての通り、糖質などをほぼ全く含んでおらず、低カロリーなため、特に糖質制限ダイエットに取り入れやすい食べ物です。
カリウムや消化酵素を含んでおり、身体の過剰な塩分を排出してくれる働きがあります。
ただし、他の栄養素もそこまで多いわけではないため、たんぱく質や資質は他の食べ物で補うことが必要な食べ物でもあります。
きゅうりは糖質制限ダイエットに向いているか?
きゅうりは糖質制限ダイエットでおすすめな食べ物の一つです。
ほとんど糖質を含んでいないですし、ダイエット効果のある成分もありますので、上手く取り入れることができれば体質改善も一緒に行うことができます。
ダイエットに活用するのであれば、加熱せずに生で食べるのがおすすめです。
生で食べることで、きゅうりの持つ酵素を効果的に身体に取り入れることができます。
ただし身体を冷やす作用があるため、食べすぎると、かえって代謝を悪くしてしまうことがあるため、注意しましょう。
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安全に効果的にダイエットを成功させましょう。
きゅうりの糖質、カロリーやその他の栄養素は?
きゅうりと他の野菜とのカロリー比較(100gあたり)
食品 | カロリー |
---|---|
きゅうり | 23kcal |
ごぼう | 65kcal |
にんじん | 37kcal |
じゃがいも | 76kcal |
キャベツ | 23kcal |
たまねぎ | 37kcal |
なす | 22kcal |
大根 | 18kcal |
レタス | 12kcal |
また、カリウムや消化酵素を含んでいますし、その90%が水分のため、間食に取り入れたりしても食べやすい野菜です。
その一方でビタミンなどの必須ビタミンは不足しているため、ダイエットや食事制限を行う場合でも、他の野菜もうまく取り入れる必要があります。
きゅうりと他の野菜との糖質・脂質・たんぱく質量比較(100gあたり)
食品 | 糖質 | 脂質 | タンパク質 |
---|---|---|---|
きゅうり | 4.12g | 0.2g | 1.3g |
ごぼう | 9.7g | 0.1g | 1.8g |
にんじん | 6.5g | 0.1g | 0.6g |
じゃがいも | 16.3g | 0.1g | 1.6g |
キャベツ | 3.4g | 0.2g | 1.3g |
たまねぎ | 7.2g | 0.1g | 1g |
なす | 2.9g | 0.1g | 1.1g |
大根 | 2.8g | 0.1g | 0.4g |
レタス | 1.7g | 0.1g | 0.6g |
ですので、きゅうり単品を食べ過ぎても糖分や脂質が過剰になる可能性はほぼありえないため、糖質ダイエットには非常に取り入れやすい野菜だと言えます。ただしきゅうりは、他の野菜と比べて、身体に必要な栄養素もそこまで含んでいない野菜です。他の栄養素を他の野菜で補わなければいけない点には注意しましょう。
また、きゅうりを食べるときは生がおすすめなのですが、ドレッシングなどにつける場合も注意が必要です。
例えばきゅうり自体がダイエット成分を含んでいても、高カロリーなマヨネーズを使っていればその効果は台無しです。
また身体に必要なビタミンやミネラルはほとんど含んでいません。
必要なビタミンやミネラルは他の野菜や果物で補う必要があるため、注意が必要です。
きゅうりで注目するべき栄養素は?
また「栄養素がない」野菜というイメージがありますが、ダイエットに効果的な成分をいくつか含んでいます。ここでは、きゅうりの持つダイエットに効果が見込まれる成分について具体的に見ていきましょう。
脂肪を分解してくれる酵素、ホスホリパーゼ
きゅうりには、脂肪を効果的に分解してくれる酵素ホスホリパーゼが豊富に含まれています。
この酵素は脂肪を効果的に分解してくれるため、食べ方を工夫すればダイエットに効果が高い成分です。
この成分は、熱に弱いという特徴を持っているため、生の状態で摂取することで、この酵素を効果的に取り入れることができます。また、きゅうりをすりおろすことで、この酵素がより効果的に取り入れられます。
ですので、脂肪分の多い肉などを食べるときにすりおろしたきゅうりを一緒に食べると、脂肪が吸収されにくくなるため、おすすめです。
血流を改善してくれるアミノ酸、シトルリン
きゅうりには、シトルリンというアミノ酸を含んでいます。
シトルリンは一酸化窒素を活性化させてくれる効果があり、血管を広げてくれる効果があり、血流の改善に効果がある成分です。
血流が改善すると、基礎代謝が向上し、効果的に脂肪を燃やしやすい身体を作ることができます。
むくみ解消に効果があるカリウム
きゅうりはカリウムが豊富に含む果物です。
カリウムは、身体の余分なミネラルを排出してくれる効果があります。
さらに、シトルリンは血流をよくしてくれる効果があるため、カリウムと合わせてむくみの解消には効果的です。
また、カリウムは、過剰になった塩分も排出してくれる働きがあります。ですので、塩分が多い食べ物などと一緒に食べると、塩分も過剰になりにくいですね。
デトックス効果の高いフィトケミカル
きゅうりにはデトックス効果が高いフィトケミカルを含んでいます。
具体的には、
・血液をサラサラにする成分ピラジン
・抗がん作用があるククルビタシン
などの成分が含まれています。
強い抗酸化作用があり、身体の酸化を防ぐことができれば、身体の基礎代謝を改善してくれます。
基礎代謝が向上すれば、太りにくい体質になっていくため、ダイエットに間接的に貢献してくれる成分です。
きゅうりを糖質制限に取り入れるのにおすすめの食べ方
また、ダイエットに効果的な成分も含んでいます。ここでは、キウイのダイエット効果をより高める食べ方を紹介します。
加熱はしないで生で食べる
きゅうりをダイエットで取り入れる上で、一番大切なのはとにかく加熱しないことです。
きゅうりに含まれる酵素、ホスホリパーゼは、加熱するとその効果が失われてしまいます。
ですので、ダイエットに取り入れるのであれば、サラダなどにして生で食べるようにしましょう。
生で食べるときは、よく噛んで食べるようにすると、その消化酵素の働きをより活性化させることができます。
すりおろすことでダイエット効果がアップ
きゅうりは、すりおろして食べるのがおすすめです。
すりおろして食べると、消化酵素、ホスホリパーゼの働きが活性化します。
キウイは常温で食べることで、キウイに含まれる酵素を効果的に活用することができ、体内の皮下脂肪や内臓脂肪を分解してくれる効果が高まります。
そのときに金属のすりおろし器で行う方が、きゅうりの持つ消化酵素をより活性化させることができます。
ただし、すりおろした後は、どんどんその酵素の働きが失われていくため、できるだけ早めに食べるようにしましょう。
ぬか漬けにすることで栄養素アップ
きゅうりは栄養素が少ないという印象がとても強い野菜ですが、微量ですがビタミンなどをバランスよく含んでいる野菜です。
ですのできゅうりをぬか漬けにすることで、きゅうりの持つ栄養素をぐっと増やすことができます。
・ビタミンB
・ビタミンA
・鉄分
などの成分を増やすことができ、その栄養価を大きく高めることができます。
きゅうりを糖質制限ダイエットに取り入れるときに注意するべきこと
ただしその食べ方によってはダイエットに悪影響を与えてしまうこともあります。
ここでは、きゅうりをダイエットに取り入れる上で注意するべきことをここでは見ていきましょう。
他の野菜で足りない栄養素を補う必要がある
きゅうりは、糖質を含んでいない反面、その他の栄養素も少ない野菜です。その栄養素のなさは、「世界一栄養素がない野菜」という不名誉なギネス記録を持っているほど。
きゅうりにはダイエットに効果がある成分を含んでいるのですが、身体に必要不可欠なビタミンやミネラルをほとんど含んでいません。そのため、ダイエットに取り入れるのであれば、肉などのたんぱく質はもちろんビタミンやミネラルなどの他の栄養素も他の野菜から補う必要があります。
つける調味料で糖質を取り入れないようにする
きゅうりの持つダイエット効果を発揮させるためには、生で取り入れることが大切です。ただ生で取り入れると、食べにくさを感じることが少なくないため、調味料をつけて食べることが多くなります。
ですが、そこで糖質を多く含む玉ねぎドレッシングなどを使用してしまうと、糖質制限ダイエット効果が台無しになってしまいます。
つけるのであれば、マヨネーズやみそなど糖質を過剰に取りすぎない工夫をするようにしましょう。
食べ過ぎるとかえって代謝を下げる
きゅうりは、水分を多く含み、身体の熱を下げる効果があります。
ですので、あまり無理に食べると身体の体温が下がり代謝を下げてしまうこともあります。
また、もともと冷え性な人だとダイエット効果があまり出ないなんてこともあります。
即効性はない
きゅうりは、体質改善に効果がありますが、体質改善にはどうしても時間がかかります。
少なくとも3ヶ月は様子を見るようにし、焦らずに続けていきましょう。
サラダにきゅうりを入れると、ビタミンCを壊してしまう
きゅうりには、アスコルピナーゼという酵素が含まれています。
このアスコルピナーゼには、ビタミンCを壊してしまう作用があるため、サラダなどに入れると、ビタミンCの吸収を阻害してしまいます。
ですので、サラダにしたい場合は、酢を含むドレッシングを使うと、アスコルピナーゼの働きを抑えることができます。ただし、ドレッシングは糖質を含まないものにしてくださいね。