食物繊維たっぷりなキャベツ、ダイエットにはぴったりな食材に思われますが、実際はどうなのでしょうか?キャベツ1玉の糖質は?今回はキャベツのカロリーや糖質を調べて、糖質制限ダイエットに向いているかどうか調べました。
キャベツのカロリーや糖質は?
キャベツのカロリー・糖質・脂質・タンパク質を比較
食品 | カロリー | 糖質 | 脂質 | タンパク質 |
---|---|---|---|---|
キャベツ(100g) | 23 | 3.4g | 0.2g | 1.3g |
キャベツ(1玉1020g) | 235 | 34.68g | 2.04g | 13.26g |
キャベツと他の野菜とのカロリー・糖質・脂質・タンパク質量比較(100gあたり)
食品 | カロリー | 糖質 | 脂質 | タンパク質 |
---|---|---|---|---|
キャベツ | 23 | 3.4g | 0.2g | 1.3g |
ほうれん草 | 20 | 0.3g | 0.4g | 2.2g |
水菜 | 23 | 1.8g | 0.1g | 2.2g |
小松菜 | 14 | 0.5g | 0.2g | 1.5g |
はくさい | 14 | 1.8g | 0.1g | 0.8g |
大根 | 18 | 2.8g | 0.1g | 0.4g |
にんじん | 37 | 6.5g | 0.1g | 0.6g |
キャベツに含まれる栄養素について
1 食物繊維
キャベツの栄養素を考える時に忘れてはならないのが、食物繊維です。整腸作用のある食物繊維によって、お通じ改善が期待できます。体内の老廃物を外に出す役割があるので、ダイエットのときは嬉しいです。さらにキャベツはお腹の中で膨らむので、摂取カロリーを抑えることもできます。食べ過ぎを予防できる野菜として、ダイエット中の人は食べ過ぎにならないように日々の食事に気をつけていると思いますが、キャベツを日頃から食べていると毒素を排出してくれるので、ダイエット効果がある優れた野菜なのです。
2 カリウム
キャベツにはカリウムも豊富に含まれています。カリウムといえば、むくみを解消してくれる栄養素として知られています。利尿作用があるため、尿から余分な水分や塩分が一緒に排出されていきます。適度にカリウムを摂取しておくことはダイエットの際に有効と言えます。
3 カルシウム
キャベツは牛乳などと同じように、カルシウムを豊富に含む野菜でもあります。骨や歯を丈夫にしてくれ、イライラも解消する働きがあります。さらに、摂取した脂肪の吸収を抑えてくれるため、ダイエットに効果的な野菜とされているのです。カルシウムには骨を丈夫にする以外にさまざまな特徴を持っているので、ぜひ日々の食事に取り入れていきたいです。
4 ビタミンU
キャベジンとも呼ばれるビタミンUは、脂質の代謝を促すという働きがあります。脂質を溜め込むと体は太りやすくなるため、ダイエットとはかけ離れていってしまいます。キャベツならではの成分ビタミンUを摂取することで、体に余分な脂肪を付けずに済み、痩せやすい体に変わっていきます。
5 ビタミンC
キャベツにはビタミンUだけでなく、ビタミンCも豊富に含まれています。キャベツの葉2、3枚で、1日分のビタミンCは摂取できるといいます。免疫力アップやコラーゲンの生成、抗酸化作用などと美容と健康に良いビタミンCがキャベツから簡単に摂取できるのです。ビタミンCは摂り過ぎても尿から排出されるという特徴があるため、摂り過ぎても心配はないとされています。キャベツの芯に近い方にたくさんのビタミンCが含まれるので、芯に近くなってきてもできるだけ活用してみましょう。
キャベツは糖質制限に向いている?
キャベツは糖質制限中にも活用できる野菜
キャベツは意外と糖質とカロリーを含む野菜として知られていますが、糖質制限をしている際にも適度に利用して大丈夫な野菜となっています。キャベツよりもトマトやにんじん、かぼちゃなどと糖質を多く含むものはたくさんあります。それら野菜の中において、キャベツの糖質はそれほど気にしなくても良いでしょう。カロリーが高いと言われるのは、食べ過ぎた場合になります。1日に2玉も3玉もキャベツを食べるということがなければ、料理に使う程度のキャベツは問題ありません。
数あるダイエットの中にはキャベツダイエットも存在する!
キャベツダイエットのやり方は、とてもシンプルです。食事の前にキャベツを10分間、よく噛んで食べるという内容になります。千切りではすぐに食べきってしまうので、おすすめはざく切りです。ざく切りにして、しっかり噛まないと食べにくい状態のキャベツにしておきます。生のキャベツに何もかけずに食べるのは味気なく継続が難しくなるので、塩コショウやレモン汁、ノンオイルドレッシングなどをかけて食べてみましょう。この後に紹介する手作りドレッシングを少量かけて食べるのもおすすめです。
このキャベツダイエットは夜だけキャベツダイエットとも呼ばれており、夕食の前に生キャベツを食べるのがポイントになります。そうすると、夕食に食べる炭水化物の量を減らすことができるので、無理なくダイエットができるのです。しっかり噛んでキャベツを食べておくと満腹中枢も刺激されるため、夕食抜きでもお腹が減らないといいます。
ざく切りキャベツを食前に食べることで効果が期待できるキャベツダイエット、キャベツを水にさらさずに、切ったらすぐにお皿に盛り付けましょう。キャベツを水にさらすという人も多いと思いますが、長時間水にさらしているとキャベツの栄養素が水に溶けてしまいます。キャベツを食べる頃には栄養素の量が減ってしまうので、水にさらさずに食べましょう。さっと水洗いをするだけで十分なのです。
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キャベツを食べると太る?
キャベツを食べると太ると言われているのは、このドレッシングと関係があります。キャベツの入ったサラダをドレッシングなしで食べるというよりは、何らかのものをかけて食べる人が多いでしょう。そのドレッシングには、種類がいろいろとあります。
フレンチ、シーザー、イタリアン、和風、玉ねぎ、青じそ・・・など、好みに合わせて好きなドレッシングをかけていることでしょう。この中でどのドレッシングをかけるかによって、キャベツサラダから摂取するカロリーは異なります。
イタリアンやフレンチは高カロリーなドレッシングになり、一方で和風や青じそといったさっぱりと食べられるドレッシングは低カロリーになります。そこで、キャベツをサラダで食べる際にはドレッシング選びも慎重に行ないましょう。
何もつけずにキャベツを食べると葉っぱの味しかせずおいしくないと感じてしまい、ドレッシングは欠かせないものとなっていますが、糖質やカロリーをチェックしながら上手に活用しましょう。
また、キャベツに含まれるダイエット成分は加熱すると壊れてしまうという特徴があります。そこで、キャベツでダイエットを行なう際には、できるだけ生で食べるようにしましょう。加熱する場合には電子レンジで少しだけ温める、料理の仕上げに入れてあまり加熱しないようにするといったポイントを抑えながらキャベツを料理に使ってみましょう。
糖質制限におすすめなキャベツレシピ
生キャベツにかけるドレッシングをアレンジしてみよう
1 梅ドレッシング
材料・・・梅干し5~6個、鰹節1パック、砂糖小さじ1、醤油小さじ1、水大さじ3
作り方
①鰹節をラップをせずに、電子レンジで2分加熱する。
②加熱した鰹節を手で崩しておく。
③梅干しは種を除いて包丁でたたいておく。
④材料をすべて混ぜ合わせたら、梅ドレッシングの完成。
酸っぱめが好きという人は梅干しを多めに、砂糖は少なめにといったように調整してみると良いでしょう。
新たまねぎを使うと、玉ねぎ本来の甘みを感じられ、キャベツともよく合います。玉ねぎには血液をサラサラにする働きもあるので、健康的な体に近づけます。オニオンドレッシングも短時間ですぐに作れてしまうドレッシングです。
材料・・・新たまねぎ1個、醤油大さじ4~6、砂糖大さじ1、酢大さじ3~4
作り方
①新たまねぎはすりおろしておく。
②すりおろした新たまねぎとその他の材料をすべて混ぜ合わせる。その後電子レンジで1~2分加熱したら完成。玉ねぎは加熱することでマイルドになるので、キャベツにかけるドレッシングにする際にも電子レンジで加熱を忘れないようにしましょう。
やみつきになる即席塩昆布キャベツ
材料(どんぶり一杯分)・・・キャベツ1/4、塩昆布適量、ごま油大さじ1
①キャベツは食べやすい大きさにちぎって洗っておく。
②キャベツを入れたボウルに塩昆布を入れて混ぜ合わせて、仕上げにごま油をかけたら完成。