ロールパンのカロリーは?ダイエット中に食べると太る?

コンビニやスーパー、コストコなど、どこにも売っているロールパン。ロールパン一個あたりのカロリーはどれくらいなのでしょうか。また、塩分や糖質は?ダイエット中にロールパンは食べてもよいのか?この記事ではロールパンのカロリーや栄養素などを詳しくご紹介します。

ロールパンのカロリーってどれぐらい?

ロールパンのカロリー

ここでは市販のロールパン一個あたりのカロリーを調べてみましょう。
ロールパン各社カロリー比較
品名 カロリー
山崎製パン 北海道産バター使用バターロール 96kcal
コストコ ディナーロール 105kcal
フジパン ネオバターロール 157kcal
ローソン ソフトなバターロール 97kcal
次に、ロールパン以外にも主食として食卓に登場する食品のカロリーを紹介します。

そのほかの主食のカロリーとの比較(一個・一枚あたり)

主食のカロリー比較
品名 カロリー
食パン6枚切り 158kcal
クロワッサン 179kcal
おにぎり 170kcal
ご飯(100g) 168kcal
ロールパン一個分のカロリーは、主食に用いられるほかのパンの種類やお米のご飯などより比較的低カロリーになっているようですね。

ロールパンの栄養素は?塩分はどれぐらい?

ロールパンの栄養素

ロールパンの画像
ロールパンの栄養素を見てみましょう。

品名 炭水化物 脂質 たんぱく質 食塩相当量
ヤマザキ 15.2g 2.6g 3.2g 0.4g
コストコ 21.6g 0.5g 3.5g 0.6
次に、ほかの種類のパンとの栄養分を比較して見ましょう。

ロールパン以外のヤマザキのパンの三大栄養素と塩分の比較(一個・一枚あたり)

品名 炭水化物 脂質 たんぱく質 食塩相当量
ダブルソフト 29.7g 3.6g 6.1g 0.8g
ランチパックピーナッツ 22.9g 7.8g 4.5g 0.1g
ダブルソフト 29.7g 3.6g 6.1g 0.8g
薄皮つぶあんぱん 26.4g 1.3g 3.1g 0.1g

ロールパンは太りやすい?ダイエット中には要注意?

柔らかいロールパンをそのまま食べるのは危険!?

ダイエット中の人にとって糖質が要注意な栄養素となっている今、糖質の高いロールパンを積極的に食べることは望ましくないようですね。糖質やカロリー以外にも、ロールパンにはダイエット中の人にとって落とし穴になりかねない特徴があるようです。

それはまず、柔らかい食感であることや、パンの中では比較的小さめなサイズであることが挙げられます。パンはご飯に比べて軟らかい食感の種類が多く、食が進みやすくなる傾向があります。そうすると、食べる時に噛む回数が減りやすくなります。

よく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、食べ過ぎなくなるというメリットが指摘されますが、その一方で柔らかい食感の食べ物は咀嚼する機会が減少してしまいます。

そして、比較的小さいサイズであることから、「一個食べたらもう一個…」という風に、いつの間にか食べる量が増えてしまう危険性を秘めている点も見逃せません。よくかまずに食べることで食事のスピードもはやくなり、満腹感を得られる前にたくさん平らげてしまった、というリスクを背負う可能性が大きい食べ物と言えるでしょう。

マーガリンやジャムなどのつけすぎに注意

前述したように、ロールパンはそのままだと小さめなので、ジャムなどをつけて食べる人も多いのではないでしょうか。

中には、薄く味がついているロールパンに対しても、さらにマーガリンなどを塗って食べる人もいるかもしれません。当然ですが、バターやマーガリン、ジャムを塗って食べることで脂肪分やカロリーの摂取量が増えてしまいますので、注意が必要です。

ロールパンをダイエットの味方に?ダイエット中に食べる時のコツ

ロールパンは素材や調理法を工夫することで、ダイエット中の人にもそれほど罪悪感なく食べていただけるようになります。ダイエット中にロールパンを食べる際には、以下の点を考慮してみてください。

素材をチェック!

まず、素材の選び方ですが白いロールパンよりも全粒粉を使った種類を選ぶのが良いでしょう。麦や米は精白されていないものの方がGI値が低くなる傾向にあります。

GI値は食べた後の血糖値の上昇率を示すもので、高くなるほど食後に血糖値が急上昇しやすいとされます。血糖値が急激にアップするとインスリンが大量分泌され、体内でブドウ糖に変わった糖質を身体中にエネルギーとして運び、血糖値を低下させようとします。しかし一方で、インスリンは消費し切れなかったブドウ糖を脂肪として蓄える働きも備えていますので、GI値はなるべく低い食材を選ぶ方が太りにくくなると言えます。パンの場合、白パンよりも精白されていない全粒粉パンの方がGI値は低くなります。

挟む具材をチェック!

ロールパンを使ったレシピはいろいろありますが、手軽に好きな具材を挟んで食べられるのがロールパンの魅力です。

そこで、レシピを考える上で、ダイエットにとって重要な栄養素であるたんぱく質や食物繊維などを含む食品を積極的に具材に選び、挟んで食べるのもおすすめです。

例えば、たんぱく質を摂取するために食肉加工品を具材にする場合、ベーコンやウインナーは脂質が高いため、ハムの方がベターです。卵を挟む場合も、油を使って作るスクランブルエッグよりもゆで卵をスライスしたものを挟むなど、調理法やレシピによっても違いが出てくるかもしれません。

野菜もおすすめです。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な野菜をたっぷりと挟んで代謝アップやデトックス、血糖値上昇率の抑制を図ることができます。

食べ過ぎや一緒に食べる具材を意識しよう

軽い素材から何個でも食べられそうなロールパンですが、食べるほど摂取カロリーや糖質量は増えていきます。食べ方を工夫したり、ロールパンだけでなくヨーグルトや野菜、飲みものなどを組み合わせて食べるようにしていきましょう。