とんこつラーメンのカロリー・塩分・タンパク質は?替え玉をすると太る?

とんこつラーメンのカロリーはどのぐらいでしょうか。ダイエット中でも気にせず食べるためにはどうすれば良いでしょうか。スープは飲んでもよい?塩分の量は?ここでは、とんこつラーメンのカロリー、ダイエット中に食べるコツをご紹介します。

とんこつラーメンとは?

とんこつラーメンとは、豚骨でとっただし汁をスープに使ったラーメンのこと。
代表的なのは博多ラーメンにで、白く濁ったスープが多いのが特長です。
とんこつスープをべースにして、醤油だれと合わせたラーメンは「とんこつ醤油ラーメン」、魚介系だしと合わせたものは「とんこつ魚介ラーメン」と呼ばれ、どちらもとんこつラーメンに分類されます。

とんこつラーメンのカロリー・三大栄養素、塩分はどのぐらい?

気になるとんこつラーメンのカロリーと塩分ですが、お店によって非常にバラつきがあります。
そこで、天下一品ラーメンを参考にご紹介しましょう。

天下一品ラーメン

品名:カロリー:たんぱく質:脂質:糖質:塩分
こってり(並):949kcal:37.5g:66.2 g:53.6 g:6.4 g
あっさり(並):380 kcal:20.1 g:9.5 g:54.8 g:7.5 g
味がさね(並):843 kcal:26.9 g:54.4 g:63.8 g:5.1 g

やはり、背脂が多いほどカロリー・脂質が多くなります。、
ダイエット中、天下一品でラーメンを注文するときは、絶対にあっさりを選びましょう。

では、とんこつ以外の味のラーメンのカロリー・糖質・塩分はどのくらいでしょうか?
代表的な外食チェーンのラーメンを参考にまとめました。

その他外食チェーン ラーメンのカロリー・塩分量

店名:種類:カロリー:塩分
幸楽苑:つけめん:536kcal:6.1g
幸楽苑:塩ラーメン:575kcal:8.6g
デニーズ:醤油ラーメン:573kcal::7.9g
日高屋:味噌ラーメン:920kcal:7.6g
デニーズ:担々麺:1172kcal:9.7g

ラーメンのカロリーは、大まかに塩<醤油<とんこつ=みそということがわかります。
(お店によって異なる場合もあります。)
塩分は1日の推奨量が7~8g未満なのですが、ラーメンの種類は関係なく一杯で5g以上になっています。
これは、多くはスープによるもの。
したがって、スープを飲み干すのはおススメできません。

替え玉・トッピングのカロリー

ここまで、スープの味別カロリー&塩分をご紹介しましたが、次はラーメンの替え玉、トッピングのカロリーについてみていきましょう。

品名:カロリー
麺230g:343kcal
チャーシュー60g:104kcal
煮玉子78g:104kcal
バター10g:75kcal
コーン20g:20kcal
メンマ(しなちく)50g:10kcal
にんにく4g:6kcal
もやし40g:6kcal
キャベツ20g:5kcal

ラーメンは、スープのカロリーがクローズアップされがちですが、意外と麺もカロリーがあります。
ダイエット中は、替え玉しないほうが良いことが分かりますね。

とんこつラーメンを食べると太る?

とんこつラーメンは、脂肪の多い豚の背脂が多く、カロリー、脂質の高いスープはダイエットの大敵。
おいしいとんこつスープも、飲み干すのは厳禁!
また、いわゆる「家系」ラーメンのとんこつ醤油は、脂多めでさらに注意が必要です。ファンにはつらいかもしれませんが、とんこつラーメンはダイエット向きではないと考えた方が良いでしょう。

とんこつラーメンをどうしても食べたい時になるべく太りにくくする食べ方

でも、とんこつラーメンをどうしても食べたい!という人も多いでしょう。
そこで、とんこつラーメンの太らない食べ方をご紹介します。
ポイントを抑えれば、ダイエット中のラーメンもOK!
とんこつ以外のラーメンでも、使えるワザです。
ぜひ参考くださいね。

ラーメンの具材にこだわる

ラーメンの具がアレンジできるなら、太らない具にこだわりましょう。
ダントツでおススメなのが「野菜炒め」。
もし、野菜だけでは物足らないなら、チャーシュー2枚もしくは豚肉の薄切り2~3枚を組み合わせます。
トッピングのもやしは、ボリュームがあってカロリー低め、
ニラやねぎなら、におい成分であるアリシンが、豚肉に豊富なビタミンB1の効果を引き出します。
野菜には、塩分を身体から追い出すカリウムが豊富。
スープの余分な塩分を気にする必要はありません。
野菜の量は手でグーの形を作ったくらいが理想的です。
ワカメもおススメの食品。
カロリーがほとんどなく、食物繊維が豊富です。
そして、スープに含まれる余分なコレステロールを外に出す働きがあるのです。
ほかには、煮卵もおススメ。
卵はたんぱく質だけでなく、ビタミンやミネラルも豊富です。
麺の炭水化物やスープの脂肪をエネルギーにかえるビタミンB1、ビタミンB2がしっかり入っています。

おつまみに枝豆2人前を食べる

枝豆に豊富なビタミンB1、B2は炭水化物や脂肪を分解する働きがあります。
お酒を提供しているお店だと、大抵食べられるのでチェックしてみてください。

スープを全部飲まない

とんこつラーメンの脂質の多くは、豚骨由来のものです。
豚骨の脂は、人間の体温で固形化してしまう性質を持つので、取りすぎると血中でかたまり、動脈硬化などの要因に。
ダイエット中はカロリーをカットするためにも、スープを全部飲み干すことはガマンしましょう。

アレンジにこだわる

お店によっては、ラーメンの麺の固さや背脂の量などが選んで注文できるので、ダイエット中は麺を固め、背脂は少なめにしてください。
麺固めにすることでかむ回数が増え、満腹感が増すのででオススメです。

あっさりスープを選ぶ

とんこつラーメンのカロリー・脂質は、スープに含まれる豚の脂によって変わります。
なので、スープが濃厚なほど、高カロリー・高脂質の傾向に。
背脂たっぷりラーメンも恋しくなりますが、ダイエット中にとんこつラーメンを食べるなら、あっさり系を選びましょう。

少なめに注文する

ラーメンは、ご飯もののメニューと違って「少なめ」を注文しやすいですよね。
でも、お店によって小盛や麺少なめ、スープ少なめ、背脂抜きなど、オーダーに応えてくれる場合もあります。
最初から量を少なくしておけば、食べきっても罪悪感もありません。
小盛や麺少なめでも価格的に変わらない場合が多く、損した気分がするかもしれませんが、ダイエット食品にお金をかけるより割安といえます。

翌日の朝食を和食にする

和食は、余分なカロリーを脂肪にしないためにピッタリのメニューです。
雑穀米のご飯、わかめの味噌汁、キャベツ、卵や納豆のおかずなど、栄養バランスのいい食事がおススメ。
食欲がわかないときでも、わかめの味噌汁は飲みましょう。
豊富な食物繊維が、余蘊なコレステロールの吸収を抑え、食べたものを便として追い出してくれます。

ただし、とんこつラーメンをはじめラーメン全般は、脂肪分の多い食べ物に変わりはありません。
食べ過ぎには注意しましょう。