かりんとうの1本のカロリーは高い?低い?一袋も食べると太る?

「かりんとう」のカロリーは高い?低い?かりんとう1本、一袋あたりのカロリーは?ダイエット中にどうしても食べたくなったらどうしたらいいのか?徹底解説します!

かりんとうのカロリーは?

かりんとうの味ごとのカロリー

さまざまな味が各メーカーから出されており、たくさんの種類を楽しめるかりんとうですが、味ごとのカロリーはどうなっているのでしょうか。人気の味をいくつか取り上げて、カロリーを比較してみました。

品名 カロリー 炭水化物 脂質
黒糖かりんとう(トップバリュ) 464kcal 74.0g 16.7g
レーズン&かりんとう(山脇製菓) 477kcal 72.2g 19.3g
白かりんとう(トップバリュ) 477kcal 71.0g 18.1g
えんどう豆かりんとう(黒棒本舗) 479kcal 未記載 未記載
よこやまのごぼうかりんとう(ヨコヤマコーポレーション) 487kcal 70.0g 19.9g
極上ピーナッツかりんとう(山脇製菓) 488kcal 69.1g 20.5g
味ごとのカロリーに大きな差は出ませんでしたが、一番シンプルな黒糖かりんとうがもっとも低カロリーという結果となりました。

しかし、かりんとうの主原料は高カロリーであることで知られた小麦粉。それを油で揚げているため、かなり高カロリーな食べ物であることがわかります。

1本や2本ならどうということはありません。しかし1袋150gとして全部食べてしまうと500kcalを軽く超えてしまいます。これはマクドナルドのポテトMサイズより多いカロリーです。もっと言えば、モスバーガーのチーズバーガーやファミリーマートのカツサンドなど、下手をすれば主食1食分に匹敵するカロリーです。

素朴な味で食べ始めるとついつい手が止まらなくなるかりんとうですが、ダイエット中はほどほどにしておかないとたちまちカロリーオーバーです。

かりんとうのカロリー比較

かりんとうの栄養価は?

かりんとうは炭水化物が大半を占め、しかも食物繊維はほとんど含まれません。言わば糖質の塊です。一袋を丸ごと食べてしまうと、1日に摂取する糖質量のコントロールに大きく影響することは確実です。

その他の栄養素も、ごく微量のビタミンとミネラルだけで栄養価は高くありません。かりんとうは完全に嗜好品であってダイエットには向かないことがわかります。

ヘルシーなかりんとうの手作り方法

揚げない焼きかりんとう

かりんとうは手づくりできます。市販のものより何かと融通がきくのでダイエット中は手づくりにチャレンジするのもいいかもしれません。

まずはヘルシーな焼きかりんとうのご紹介です。そもそもかりんとうのカロリーが高い原因は2つ、小麦粉と油です。ですから小麦粉の半量を低カロリーなおからに替えて、油で揚げずにオーブンで焼きあげれば低カロリーで脂質を抑えたかりんとうができあがります。
覚えやすい分量と手順は以下の通りです。ちょっと多めですが数日なら日持ちしますし、冷凍もできます。

・小麦粉50g、生おから50g、卵1/2個、黒ゴマ大さじ1をよく混ぜ合わせる
・成形する(細い方がカリッと感が出る)
・180度のオーブンで20~30分焼く
・パルスイートなどのローカロリー甘味料を水に溶いて電子レンジで煮立たせたものをからめて冷ませばできあがり

高野豆腐でかりんとう

もうひとつ、材料自体を変更してしまう低糖質かりんとうのご紹介です。材料は高野豆腐と水と砂糖だけ。粉も油も使いません。

・高野豆腐1枚をぬるま湯で戻してしぼる
・3ミリ角くらいのスティック状に切る
・電子レンジに5分ほどかけて水分を飛ばす(途中何度かひっくり返します)
・黒砂糖大さじ3を水大さじ1で溶いて鍋で煮立たせ、上記の高野豆腐を投入
・1本ずつ離してクッキングペーパーに取り、互いにくっつかないように冷ましたらできあがり

コツとしては、高野豆腐をレンジで完全にカリカリにすることと、黒砂糖をしっかり飴状にしてから高野豆腐にからめること。けっこうな量ができますが、この量で2人分として1人前は90kcal前後です。若干手間はかかりますが、ダイエット中にどうしてもかりんとうが食べたくなったら試してみてくださいね。

ダイエット時の注意点

一袋を複数回に分けて食べる

かりんとうは一番シンプルな黒糖かりんとうであっても、100gあたり458kcal、一袋150gだとすると約696gにもなります。フレーバーがついたものだとそれ以上のカロリーを摂取することになり、あっという間に一日に必要なカロリーをオーバーしてしまうことになりかねません。

一般的に、ダイエット中に摂取していいおやつは約200kcalと言われています。また、糖質制限中は1日に糖質120gまでと言われています。

ダイエット中の方はどうしてもかりんとうが食べたくなったときは、カロリーや糖質を参考にしながら、一袋を複数回に分けて数日かけて食べるようにしましょう。

一緒に飲む飲み物を工夫する

かりんとうは含まれる糖分量も多く、味もとても甘いので、食べているとなにか飲みたくなってきますよね。少しでやめるつもりだったのに、気づいたら一袋平らげていた…。そんな自体を避けるために、一緒に飲む飲み物を工夫してみましょう。

かりんとうと一緒に飲むものとしては、炭酸水がおすすめです。炭酸でお腹が膨らむため、満腹感を感じやすくする効果があります。また、味もさっぱりしているため、甘いかりんとうにもよく合いますね。

カロリーも糖質も多く、ダイエットにはあまり向かないかりんとうですが、どうしても食べたくなったら工夫しながら摂取カロリーを調整していくようにしましょう。