デスクワークをしていると、椅子に座ったばかりで、体がなまってしまうかもしれません。かといって、家に帰って本格的に筋トレをしようと思っても、疲れてしまってできない…。そんな方におすすめなのが、仕事中に座ったままでできる筋トレです。
デスクワークで筋肉が衰える理由と起こる症状とは?
・太りやすくなる
・肩こり、腰痛が起こる
むくみの原因
椅子に座った姿勢が続くデスクワークでは重力によって足に血液が下がりやすくなります。これが体内で循環しないとむくみに繋がるのです。
循環させるためにはふくらはぎの筋肉が重要になります。
ふくらはぎは「第二の心臓」というのを聞いたことがありませんか?ふくらはぎに筋肉があると筋ポンプ作用が働き、下がった血液が心臓に戻りやすくなりむくみを防いでくれるのです。
太りやすくなる原因
長時間座りっぱなしの状態が毎日続くことで、特に下半身の筋肉が落ちやすくなります。
下半身は身体の7割の筋肉が集中するので、減少すると代謝が下がってしまいます。結果、太りやすくなってしまいます。
肩こりや腰痛が起こる
デスクワークによる腰痛や肩こりの原因は血流が悪くなることです。
同じ姿勢のまま筋肉を使わないことで肩周りの血液が流れにくくなります。そうすると疲労物質である乳酸が分泌され、この乳酸がより筋肉を硬くして血行不良を招いてしまうのです。
これを防ぐためには血液の循環をよくする必要があります。
これらの症状を防ぐためにジムに毎日通わなければいけないのか?と思うかもしれませんが、そんな必要はありません。座りながらでもできる簡単な筋トレでかなり症状を予防・改善できるのです!
高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス
日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200
次から症状別の筋トレメニューを紹介します。
デスクワーク中にできる筋トレ5つ
正しい姿勢とは、体の自然なカーブを保った姿勢です。お尻を少し後ろに突き出し、背骨が弓のようにS字に曲がっている姿勢です。この姿勢をしてみるとわかると思いますが、長時間保つには、腹筋と背筋が必要になってきます。この正しい姿勢を維持するだけで、腹筋と背筋を鍛えることができます。
正しい姿勢を意識しながら、トレーニングをご紹介していきます。
①足のむくみ解消に!カーフレイズ
⑵膝が90度になるようにし、足を揃える
⑶膝を閉じたままかかとを上げ下げする
②美脚を目指せるスクイーズキープ
⑵両足を内側に押し合うように力を入れ、10秒間キープする
⑶ゆっくり力を抜き、力を入れるを繰り返す
③代謝アップに効果的!レッグエクステンション
⑵膝を90度に曲げた位置からゆっくり膝を前に伸ばす
⑶ももの前が硬くなるまで伸ばしたらゆっくりと下ろす
④ぽっこりお腹の解消におすすめ!ドローイング
⑵胸を張ったまま、鼻からゆっくり息を吸っていき、胸を膨らませる
⑶十分に息を吸ったら、口から息を吐いていき、お腹をへこませる
⑤たぷたぷ二の腕を解消!リバースプッシュアップ
⑵椅子の両サイドに手を置いて、お尻の位置を少し前にずらす
⑶脇を締めたまま肘を曲げる
⑷ゆっくり肘を伸ばす
仕事中に使えるおすすめの筋トレグッズ2つ
① バランスボール
バランスボールは、病気や怪我の人のために、リハビリを目的として開発されたもので、使用することでバランス感覚が身につくとされています。バランスボールを椅子の代わりに使用することで、常に体を鍛えることができます。バランスボールは座っているだけで、体がバランスを取ろうとして、様々な筋肉を使用します。特に、インナーマッスルと呼ばれる体の内側の筋肉を、バランスよく発達させることができます。
インナーマッスルは、体のバランスの調整や姿勢を整えるのに必要な筋肉でもあります。バランスボールに座るには、整った姿勢を維持することが必要なため、姿勢の矯正にも効果があります。
② ハンドグリップ
ちょっとした筋トレでも継続が大事
なかには、職場から許可がなければできないものもありますが、誰にも見つからずにできる筋トレもあります。特に、バランスボールなどは、周囲の理解を得てから行うようにしましょう。
筋トレで成果を出すためには、何より継続が大切です。デスクワークは毎日のことですので、継続して少しずつ行うことができます。座ったままのデスクワークであっても、筋トレを行い、体を鍛えていくことは可能です。無理せず、少しずつ取り組みましょう。
高山 菜緒監修トレーナーからのアドバイス
日本赤十字社救急法救急員 健康運動実践指導者 オープンウォーターダイバー 一般社団法人ボディリラクゼーション従事者安全安心機構 全米ヨガアライアンス200
デスクワークだからこそできるトレーニングとそれを確保できる環境があると思います!
ぜひ日常の中でまずはできることから頑張ってみてくださいね!
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