太ももが太い原因は血流不足にあった!?解消方法を解説!

監修者

安藤 実花

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

夏も近づき、薄着になり足を出すことが多くなってきました!足が太いから足は出せない、体質・遺伝だからしょうがない・・と半分諦めてる皆様へ朗報です!コンプレックスの太ももを簡単・楽しくケアして魅せる足に生まれ変わらせましょう♪そのために必要なポイントを解説していきます!

太ももが太い原因は血液不足?

太ももが太いのが悩みです…。なぜ私は太ももだけ太いんでしょうか?

安藤 実花監修トレーナーからのアドバイス

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

太ももが太くなるのは原因があります!解消することも可能なので一緒に見ていきましょう!

太ももが太いと悩んでいる(女性が多いかな?)方へ
「足が太いから薄着になる夏は嫌い!」と嘆くだけで終わりにしない、体の仕組みについて解説していきます。

太ももが太い原因は脂肪だけじゃない

太ももが太いのは、単に脂肪が多いだけではありません。食べるものに気を付けて、量をコントロールすることは非常に重要ですがまず、血液不足とそれに伴う循環不良を改善していくことが太もも、そして全身を整えていく近道です。

人の身体は、血液によって動かされています。今回は、太もも周囲の部分に着目して話していきます。

足は循環不良が起こりやすい場所

心臓が止まることなく毎日血液を綺麗にして、全身に流れていきます。丁度、L4(腰骨の4番目)の辺りで腹大動脈から総腸骨動脈に分岐します。さらに内・外腸骨動脈に分岐し、その後も分岐を続けて、足先まで流れていきます。

血管と筋肉も密接で股関節の大きな筋肉、大腰筋(腸骨筋と合わさって腸腰筋)は、総腸骨動脈に並行して、走行しています。そのため、股関節が硬い、足が冷える方は、股関節周囲の筋肉のコンディションによる血液・血流状態を悪くしている可能性があります。

その状態を放置していると慢性的な循環不良から太もものが太いという悪循環からの悩みへと繋がると思います。

大事身体の冷えを甘く見ないで!筋肉は大事です♪

筋肉のコンディションによる血液・血流不足の話をしてきました。

安藤 実花監修トレーナーからのアドバイス

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

さて、筋肉の役割とは、なんでしょうか?筋肉の役割は、みなさんご存知ですか?

体を動かすだけが筋肉の役割ではありません。心臓と同様に筋肉が動くことでポンプ作用が起こり、全身へ血液を循環する働きがあります。そして、一番の働きは体温を守ることです。分かりやすい例を言うと寒い時に震えるのは、筋肉の収縮で体温を逃がさないようにしています。

皆さんの体温は何度ですか?

36度台しっかりありますか?35度台が普通と思っていませんか?35度台は、はっきり言って危険です。血液循環が悪いだけでなく、病気にいつなっても良いですよ!と言っている様な状態です。現代の低体温はまさに社会問題であり、色々な原因があり、改善するには1人ひとりの意識改善が必要です。(長くなるので今回は、ここまで・・)

体温を上げるような生活をすることもとても大事です。

気を付ける事を簡単に書くと・・・

①食事の改善(日本人に合った食事を見直す)
②運動などを通して筋肉を増やす
③冷暖房を使いすぎない(自然なコントロールを心がける)

②について次に説明していきます。

太もも痩せを実現!簡単筋トレやエクササイズ

安藤 実花監修トレーナーからのアドバイス

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

筋肉の重要な役割は、分かりましたか?第二の心臓とも言われる、筋肉の量をしっかりと中から増やし、内臓や血管を守りながら活性化していきましょう。

動くことで代謝を促されるので、古いものは、排出され新しい血液(エネルギー源)が生み出されて行きます。

そこで運動の始め方ですが、ジムなどの環境が整っている場所に行くことも、もちろんお勧めしますが、形から入るより、自分の日常生活のリズムに自然と入り込む形で運動を入れていくこともお勧めします。

お家で簡単セルフケア

ここから私が生活でも取り入れているセルフケアをお伝えします。
呼吸、ヨガ、マッサージ・・自分の時間を1日少しの時間でも取ることは、とても大切です。

①内臓の位置を整える呼吸法

筋肉量をあげるために筋トレをすることは非常に重要ですが、内臓の位置を整えないと効果が半減してしまいます。肋骨と骨盤の間に内臓が入っている部分を腹腔と言いますがこの周囲を整えている筋肉(腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋)、いわゆるインナーマッスルを整えていきましょう。

呼吸に直接関連する筋肉は、横隔膜・腹横筋。(腹横筋は、骨盤底筋、多裂筋と密接に繋がってきます。)

・背筋を伸ばして座る。(肩の力は、抜いて、肩甲骨を少し内側にひくイメージで姿勢を整える。)

・お腹を膨らませて息を吸う(吸ったところで少しお尻の穴を占めるイメージ)

・お腹をへこませながら少しずつ息を吐く(おへそを中心にしっかりと吐く、この時、身体全体を細めるイメージで行う。)

・出来たらへこませた状態を10秒ほどキープする(呼吸してOK)

*慣れると家事や仕事の合間にできるようになります。

②ヨガ

・アンジャネアーサナ
ハイランジとも言います。腸腰筋のストレッチに繋がります。
四つ這いの状態から両足と手を一歩ずつ前に出します。
そこから右・左どちらか好きな側の足を手と手の間に持ってきます。(この時に後ろの足の太ももの前側が伸びていればOK)この状態から体を起こして、手を上に伸ばします。

ここから呼吸を止めずに10秒ほどキープします。

ポイント
・指先をしっかり伸ばす。
・首だけで上を見すぎずに、肩と耳を遠ざけて、肩甲骨の内側を寄せるように胸を張る。
・腰を反りすぎないように股関節からしっかりと足を後ろにけるような形です。

・ダウンドック(下垂した内臓をケア)
四つ這いからつま先を立てた状態でお尻を踵へ下ろす。手を出来るだけ前へ伸ばし、呼吸を整えてから、吐くタイミングでお尻を天井に向けるような形でポーズを取ります。
最初は、足踏みなどして(手の位置は、動かさない。)背面の伸びを感じていく。

ここから呼吸を止めずに10秒ほどキープします。

ポイント
・指先をしっかり伸ばし、手と足でしわのあるタオルを伸ばすイメージで引っ張り、天井方向にお尻を向ける。
・視線は、鼻先
・肩は、手頸より前に出ない
・顔を少し上に向け、肩甲骨を下げて首を守る
・足の甲と手で身体を支える

③マッサージ

お風呂上りにお気に入りのクリームやアロマエッセンシャルオイルなどを使って、足のマッサージもお勧めです。

片方ずつ足を抱えて股関節を緩めてから、太ももの辺りから足の裏にかけてマッサージします。セルライトを流すようにまず、太ももから膝裏、そして足裏と流します。(足裏には、毛細血管が沢山あり、栄養と老廃物の交換をしている部分でもあります。)

足指と手指で握手するようにくるくる回して、ぐっと足握手して圧迫して、離します。圧迫と弛緩を交互にすることで血流が良くなります。

④簡単な運動

筋肉は、第二の心臓と言いましたが、ふくらはぎの筋肉が特にその役割を担っています。
時間あるときに姿勢を整えて、内腿を閉めて、肩幅位に足を開き、踵上げすることも簡単にできるトレーニングです。(重心は、親指と人差し指の間位を意識。)

工夫して日常に運動習慣を取り込んでいきましょう。

歩き方で太ももを引き締めよう

通勤で歩くことがあるならその時間も利用していきましょう。そうでない方も歩くということを今一度、見直すことが大切です。

歩き方でトレーニング3ポイント

①股関節をしっかり使う
股関節を屈曲(前に出す)する筋肉をしっかり使います。前の部分の筋肉(特に腸腰筋)を使うことで血管を刺激することにも繋がります。
足を引きずるように歩かずに股関節、膝、足関節を連動して使っていきます。

②踵からしっかり重心を下す
①の状態が分かったら踵からしっかり踏み込みます。踵から入らないと足の小さい面積に全体重がかかり、他関節も含め、怪我の原因になります。踵から重心を下ろし、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)の力を使いながら③の状態に持ってきます。

③足にかかる重心を親指に抜けるようにして蹴り出す
②の状態から親指にかけて重心をのるように蹴り出します。下腿三頭筋、股関節周囲の筋をしっかりと使うことで、歩行時の疲労感を強く感じず、楽しく歩くことができる他、股関節周囲の循環を改善し、筋肉を使うことで太ももの太さで悩むことも減ってくると思います。

安藤 実花監修トレーナーからのアドバイス

理学療法士、ヨガインストラクター、アロマ検定1級

太ももが太いと悩む前に生活習慣を一緒に見直していきましょう。体は、正直なので食事、運動、睡眠をしっかり整えていけば、自分にとっていい状態となります。

厚着、薄着のし過ぎは注意ですが、四季折々、ファッションも含め楽しく過ごしていきましょう。

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