糖質制限中におすすめのケンタッキーのメニューを解説!

一般的にダイエットでは揚げ物はタブー、ファストフードは論外とされています。しかし、糖質制限ダイエットでは油物もOK。
特に、ケンタッキー・フライド・チキンのメニューは低糖質でおススメです。ここでは、ケンタッキーで低糖質なおススメメニューを詳しく解説しています。

あなたはどのレベル?糖質制限中に摂れる糖質量

ひとことで糖質制限ダイエットといっても、1日で摂取できる糖質量は糖質制限のレベルによって異なってきます。
もっとも厳しい糖質制限は、1日の摂取量が30~60gの「スーパー糖質制限」。
1食あたりの摂取量は10〜20gまでで、食べるものすべてを低糖質にする必要があります。
調味料や食事に厳しい制限がかかるため、難易度は高くなります。
スタンダードな糖質制限は、1日の摂取量は80〜120g。
1食は茶碗1杯のご飯が食べられます。
せめて1食だけでも主食が食べたい、という人におススメの方法です。
プチ糖質制限は、1日の摂取量は120〜170g。
3食のうち1食だけ、低糖質なメニューにする方法です。
お付き合いや外食が多い人でも実践できるので、ストレス知らずで難易度も低めといえます。

糖質制限食の基準

・厳しい糖質制限:1日の糖質摂取量60g以下(1食20g以下)
・スタンダード糖質制限:1日の糖質摂取量80g~120g(1食26.7g~40.0g)
・プチ糖質制限:1日の糖質摂取量120g~170g(1食40.0g~56.6g)

糖質制限ダイエット中におすすめのケンタッキーのメニュー

なぜ糖質制限にケンタッキーがおススメなのか?

糖質制限中は糖質量を減らすかわりに、残りの三大栄養素であるタンパク質や脂質はしっかり摂らなくてはなりません。
糖質制限ダイエットで、やせたい一心で食べる量を極端に減らしてしまう人もいますが、これでは必須栄養素(特に、タンパク質と脂質)が不足がちになり、健康的にやせられません。
そういう観点でも、揚げ油の脂質と鶏肉のタンパク質が多いフライドチキンは、実は非常に糖質制限ダイエット向きなのです。

それでは、気になるケンタッキーのメニューの中で、糖質制限におススメのもののランキング一覧をご紹介しましょう。

糖質が低いケンタッキーのメニューランキング

メニュー名:エネルギー:たんぱく質:脂質:炭水化物
1. コールスローS(80g):92kcal:1.0g:7.1g:6.4g
2. カーネルクリスピー(52g):130 kcal:9.5g:7.2g:6.9g
3. オリジナルチキン(87g):226 kcal:18.1g:13.1g:8.9g
4. 骨なしケンタッキー(86g):197 kcal:16.7g:10.4g:9.2g
5. レッドホットシュリンプ(52g):161 kcal:5.2g:11.1g:9.7g
6. レッドホットチキン(89g):266 kcal:16.0g:18.0g:9.8g
7. コールスローM(130g):150 kcal:1.6g:11.5g:10.4g
8. ナゲット5ピース(110g):230 kcal:13.9g:13.9g:10.6g
9. コーンサラダS(70g):57 kcal:1.6g:0.4g:12.5g
10. ポップコーンチキン(83g):188 kcal:14.0g:8.3g:14.2g

糖質=炭水化物-食物繊維
チキン・ナゲット類の食物繊維は0.3~0.5gなので、炭水化物と糖質は近い値と考えられます。
コールスローの食物繊維は、Sが1.1g、Mが1.8gです。
摂ってもいい糖質の総量は、糖質制限のレベルをご参考ください。

糖質制限食の基準

・厳しい糖質制限:1日の糖質摂取量60g以下(1食20g以下)
・スタンダード糖質制限:1日の糖質摂取量80g~120g(1食26.7g~40.0g)
・プチ糖質制限:1日の糖質摂取量120g~170g(1食40.0g~56.6g)

なぜケンタッキーのフライドチキンは低糖質なのか?

揚げ物の中でも、フライドチキンは糖質が低いことが特長です。
それは、衣が薄いから。
とんかつや揚げ鶏など衣が厚いメニューは、衣に糖質が含まれているぶん糖質制限ダイエットには不向きですが、フライドチキンは衣が薄く使われている小麦粉の量が少ないのです。
ケンタッキーは衣が命ですから、衣をはがさなくても良いのはウレシイですよね。

低糖質のドリンクメニュー

ケンタッキーで取り扱っているメインのドリンクメニューで、糖質の少ないものをピックアップしました。
ケンタッキーのメニューには、ドリンク類のカロリー・栄養成分の記載がないので詳細は省きますが、水、ウーロン茶、コーヒーのブラック、紅茶のストレート、これらはすべて糖質ゼロなので安心してオーダーしてください。

糖質が低いドリンクメニュー

・KFC富士山の天然水
・サントリー 黒烏龍茶
・サントリーウーロン茶
・ホットアッサムティー(紅茶) (ノンシュガー)
・ホットウーロン賛美茶
・挽きたてリッチコーヒー(ノンシュガー)
・挽きたてアメリカンコーヒー(ノンシュガー)
・深煎りリッチアイスコーヒー(ノンシュガー)
・挽きたてリッチカフェラテ(ホット/アイス)(ノンシュガー)

ケンタッキー 低糖質の最強メニュー

糖質制限中、ケンタッキーに立ち寄ったら、こちらの3品をオーダーしてください。

メニュー名:エネルギー:炭水化物
コールスローS(80g):92kcal:6.4g
オリジナルチキン(87g):226 kcal:8.9g
サントリー 黒烏龍茶:0 kcal:0.0g

こちらの3品で炭水化物量は15.3g。
厳しい糖質制限では1食あたり20g以下の糖質量が目安ですが、余裕でクリアできます。
オリジナルチキンよりカーネルクリスピーのほうがより糖質が低いですが、食べ応えがあるのは断然オリジナルチキン。
糖質量が気になる場合は、もちろんクリスピーにしてもOK。
もう少し食べたい場合は、コールスローをMサイズにしても20g以内におさまります。
黒烏龍茶は、血糖値の上昇をゆるやかにし、脂肪の吸収を抑える効果があり、さらに糖質ゼロ。
ぜひ、一緒に飲みたいドリンクです。

糖質制限中にとってはいけない、糖質が多いケンタッキーのメニュー

では逆に、ケンタッキーのメニューの中で避けるべき、糖質制限に向かないメニューランキング一覧をご覧ください。

糖質が高いケンタッキーのメニューランキング

メニュー名:エネルギー:たんぱく質:脂質:炭水化物
1. カーネリングポテト ボックス(320g):944 kcal:7.7g:60.7g:93.2g
2. ごちそうタルタルのフィッシュサンド(166g):477 kcal:13.5g:26.0g:45.6g
3. カーネリングポテト R(147g):432 kcal:3.5g:27.8g:42.6g
4. 和風チキンカツサンド(165g):474 kcal:18.7g:25.9g:40.1g
5. てりやきたまごツイスター(173g):419 kcal:16.5g:22.9g:36.4g
6. 野菜たっぷりツイスター てりやき(153g):361 kcal:13.5g:18.1g:35.6g
7. コチュジャンツイスター(161g):416 kcal:17.6g:22.9g:35.0g
8. 野菜たっぷりツイスター ペッパーマヨ(153g):340 kcal:13.2g:17.7g:32.1g
9. チキンフィレサンド(165g):404 kcal:20.5g:21.3g:31.6g
10. とろ~りチーズチキンサンド(182g):418 kcal:25.7g:21.4g:30.0g

これらのランキングのメニューは、スタンダード、プチ糖質制限の方が、1品のみギリギリ食べられるくらいの糖質量であることが分かります。
チキンなどをオーダーせず、ノンシュガーの飲み物だけオーダーすれば可能でしょう。

糖質制限食の基準

・厳しい糖質制限:1日の糖質摂取量60g以下(1食20g以下)
・スタンダード糖質制限:1日の糖質摂取量80g~120g(1食26.7g~40.0g)
・プチ糖質制限:1日の糖質摂取量120g~170g(1食40.0g~56.6g)

なぜサンド・ツイスターが糖質が高いのか?

糖質が高いメニューのランキングを見ると、ほとんどがサンド・ツイスターのメニューになっています。
サンド・ツイスターには、糖質が高いバンズ・ラップが使われており、なおかつ糖質を含んだソースがたっぷりかかっているため、糖質量を押し上げてしまうのです。

セットメニューは注文しない

ケンタッキーのメニューを見ると、チキンのグループメニュー、おひとりさまパック・BOX、といったセット売りのプランが多数あります。
ケンタッキーのセットは、どれもカーネルポテト(フライドポテト)がついてきます。
セットはお得感がありますが、ポテトは糖質量が高いので単品で注文しましょう。

ドリンクの糖質にも要注意

糖質を計算するとき、メインメニューに意識がいきがちですが、意外と高いのがソフトドリンクの糖質。
コーラなどの加糖ドリンクを飲むと、一気に糖質量をオーバーしてしまいます。
コーヒー・紅茶も砂糖入りはNG。
糖質制限中は、ノンシュガーの飲み物を選んでください。
また、持ち帰ってビールのつまみにする場合は、糖質カットのもので楽しみましょう。

糖質の高いドリンク

・ペプシコーラ
・ジンジャーエール
・メロンソーダ
・なっちゃんオレンジ
・アイスティー(砂糖入り)
・100%オレンジジュース
・ホットアッサムティー(紅茶)(砂糖入り)
・挽きたてリッチコーヒー(砂糖入り)
・挽きたてアメリカンコーヒー(砂糖入り)
・深煎りリッチアイスコーヒー(砂糖入り)
・挽きたてリッチカフェラテ(ホット/アイス)(砂糖入り)

糖質が高いケンタッキーのメニュー(デザート編)

メニュー名:エネルギー:たんぱく質:脂質:炭水化物
1. クッキー&クリーム(プレミアムクラッシャーズ)(326g):489:7.7:21.2:69.8
2. クッキー&クリーム(クラッシャーズ)(296g):395:6.7:13.6:64.5
3. キャラメルクランチ(プレミアムクラッシャーズ)(302g):395:4.3:14.7:61.7
4. キャラメルクランチ(クラッシャーズ)(277g):326:3.7:8.2:59.7
5. 贅沢ビターショコラ ザ・ショコラ(クラッシャーズ)(200g):312:6.0:11.0:47.0

クラッシャーズはガマン!

ケンタッキーのシェイクドリンク、クラッシャーズ。
単品でも、1食あたりの糖質量は軽くオーバーしてしまいます。
チキンのあとのデザートにと気軽に楽しめるものではありません。
どうしてもデザートが食べたい場合は、くちどけフローズン(エネルギー97kcal・炭水化物18.3g)を選んでください。
その場合、チキンを1~2つ減らすなど糖質量の調整を。

フライドチキン 食べ過ぎも要注意!

フライドチキンは、塩分、脂質が多く、いくら低糖質とはいえ食べ過ぎはNG。
油分の摂り過ぎは胃腸への負担が大きく、下痢や腹痛の要因になります。
また、塩分の摂り過ぎは、高血圧や脳卒中、むくみの原因になるほか、腎臓への負担も大きくなります。
腎臓はナトリウムをろ過する働きがありますが、負担が大きくなりすぎると腎機能の低下、腎疾患の要因にもなりかねません。、
また、揚げ油に含まれるトランス脂肪酸を摂り過ぎると、血中のHDLコレステロール(善玉コレステロール)が減り、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えて、心疾患のリスクも高まります。

より糖質制限の効果が出るコツ

ここまで、ケンタッキーのメニューの選び方を解説してきましたが、より糖質制限の効果を上げる食べ方をご紹介します。
ケンタッキー以外でも使えるワザなので、ぜひ実践してください。

食べ順で血糖値をコントロールできる

糖質制限でより効果を上げるには、食べる順番に気を付けましょう。
食べる順番を変えるだけで、血糖値の急激な上昇を抑えられるなど、ある程度のコントロールが可能になります。
ポイントは、食物繊維を活用すること。
食物繊維が豊富な野菜から食べ始め、肉や魚を食べたあと、最後に炭水化物を摂るようにします。
空腹時に糖質を摂ると血糖値は一気に上がってしまいますが、野菜などを食べた後なら、血糖値の上昇はゆるやかになります。
ケンタッキーなら、コールスローサラダやコーンサラダですね(ビタミン類も摂れます)。
普段の食事から「食物繊維」⇒「たんぱく質」⇒「炭水化物」という順番で食べるようにしましょう。

糖質を摂り過ぎたら運動でフォローする

糖質制限ダイエットをしているとき、糖質を摂り過ぎてしまったと感じたら、ウォーキングなどの有酸素運動をしましょう。
食後の血糖値を必要以上に上げないのが目的なので、糖質制限ダイエットの場合、運動量より運動するタイミングが重要となります。
食べたブドウ糖が脂肪に変わる前、食後は休まずに運動しましょう。
早朝、1時間の運動をするより、食後に10~20分のウォーキングのほうがはるかに効果があります。
食後すぐだと激しい運動はNGですが、歩く程度の運動でも十分です。

持ち帰りのススメ

食事の回数は1日3食、規則食べるのが理想と思い込んでいませんか?
糖質制限の観点からみて、食事の回数は多いほうがいいのか、少ない方が良いのか、食べ方ンついては、多くの疑問があるかもしれません。
この疑問に答える実験が、アメリカで行われました。
それによると、より多くの食事回数で食べた場合に、食後の血糖値やインスリン地が低いという結果が出ました。
1日3食食事を摂ると、食後に血糖値が上がり、ちびちびと小分けに食べたときのほうが、血糖値が極端に上がらないことがわかり、小分けに食べた方が太りにくいことが証明されたのです。
ケンタッキーでいくつかオーダーしたら、持ち帰って1品ずつ食べる。
これが、より糖質制限的な食べ方といえます。